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2017年3月

2017年3月26日 (日)

ラジオ英会話、準備中

大学の国際化推進で、非常勤講師をやっている某大学でも、数年後には英語で授業をすることになるといううわさです。今のところ受講生は日本人ばかりですが、すでにシラバス(授業の内容や、「~ができる能力を身に着ける」といった内容)は日英両方でといわれ、グーグル翻訳を使いながら書いてみて、担当教員は英語の堪能な人だったので「適当に修正をお願いします」と提出する経験をしています。

日本で開かれる国際シンポジウムも、予算のある大きなものは同時通訳が入ります。が、外国人が少数という疑似国際会議(笑)では、日本人は日本語でかまわないけれど、外国人は英語のまま。主催者側の担当者が気をきかせて、簡単に訳してくれるということは、もはやなくなりつつあります。街中でも外国人観光客も増えて、2020年の東京五輪・パラリンピックまでは、日本における英会話人気は収まることはないでしょう。

ということで、英会話習慣を再開することにしました。まずは無料で高品質でよく知られたNHKラジオ英会話でまいります。4月始まりの講座のテキストを買ってきました。平日ちょっとずつの放送もあるけれど、活用しやすい時間帯ではないので、土日にまとめて再放送を聞くことになりそうです。大丈夫かなあ~。

週末は最近、ようやく「目いっぱい休んだなあ」と思える状況にもっていきつつあるところです。子供のころから夏休みも「やりたいことリスト」(いわゆるTo Do List)をつくって、一つずつ仕上げていくのが好きで、そういう習慣をつけることは子供の時には有意義だったと思います。でも今でも、仕事は当然だとしても、休みの日にしていると「あ~、あれもできなかったし、これも片付かなかった…」なんて落ち込んだりして、それって「あほらしいな」と少し前に気づきました(笑)。リストは作るけど(どうやら作るのが好きらしい)、上からの一つ二つができればよくって、あとはのんびり、ぐだぐだ過ごすことが大切ではないか?と考えなおしたのです。

それを思うと、週末に英会話なんてまた、大丈夫かなと悩ましい。ということで、ブログで宣言してみたというわけです。宣言したら、こっち優先でできるのではないか、と。ラジオ英語の冊子、3つも買っちゃったし。え、欲張りすぎ? まずは一つできれば「今週末も充実していたなあ」と、よしとすることにしますか。

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2017年3月18日 (土)

割り勘負けからの脱出

「大事な相手が飲んべえで少人数の席なら、お酒をおつきあいする。でもどっちでも構わない相手なら、ノンアルコールにする。冬は体調を崩しやすいし。同じカロリーをとるならスイーツを優先したいから」というのが私のモットーでした。せっかく魅力的な人と同席するなら、お酒よりおしゃべり。もちろん、次の取材や記事に生かすためです(笑)。でも先日の事件を機に、心を入れ替えることにしました。

仕事関連の10数人の着席懇親会。キーパーソンの隣の席をゲットし、乾杯後まもなく「先生、△の件ってどうでしょうね」と取材です。それが一区切りしたところで、その先生は「はいっ、仕事はおしまい! 飲もう飲もう」。そして間髪入れず、懇親会の責任者、実は学生時代から行き来のある人から、言葉が飛んできました。

つまり、「懇親会なのに取材なんかして、いったいどういうつもりですか。こんなところで、ノートなんか広げないでくさいよ、まったく」という感じの発言、でした。まあ、普段からよくも悪くもストレートなタイプなのですが、気の弱い私としては大ショック。「記者はずうずうしく取材するもの」と思っていたけれど、いわれてみればそうだなあ、と落ち込んでしまいました。

懇親会は、お酒を飲んで楽しく騒ごう、という場。だからそれに沿った振る舞いをしなくてはいけない。飲まないと、「割り勘負けしちゃうから、仕事に関わる何かしら、ゲットして帰らなくちゃ」って、気持ちに拍車がかかってしまう、というのもありました。ので、これからはアルコールを飲むことにいたしました。少し酔っていい気分になれば、期待ほどの場でなくても悔しくないし、ね。ただし酔っても、「これは!」という情報はもらさないように。この辺がこれからの鍛えどころとなりそうです。

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2017年3月12日 (日)

北見に出向いてこそ実感した、地域の思い

ブログで「日記」といっておきながら、1月末の話で恐縮です。もっとも寒さの厳しい時期に、北海道の北見工業大学へ出向いたときの話です。産学連携で以前から親しい教員がいて、学長取材も春に東京で実施してつながり、遠出の企画となりました。いえね、あまり深く考えずにね、「どれくらい寒いか、体感してみたいな」なんていっていたんですよ。もし本当に行ける可能性がその時点で高かったら、もっと慎重に発言したと思うのすが。で、最高マイナス5度C、最低マイナス20度Cとなる頃に行く羽目になりました。ちなみに現地での会話では「マイナス20度C」というのを「20度」といっていました。「マイナスなのが当たり前」だからですね…。

そりゃあもう、行くにあたって緊張しましたよお。「いったい何がどれくらいなのか」わからないから。飛行機を降りてのバスの中から、「すごい雪が積もった道路(北見は寒さに比べ、積雪はさほどではないけれど、その日は多かったのです)」を目にし、「スーツケース(長期でないのに、かさばるイヤーマフとか、乾燥対策のミストスプレーとか、重ね着のためのベストとか、用心して荷物を多く持って行った)なんか、道で押して動けるのだろうか」と不安に思っていました。が。その場になってみると周囲は皆、ごく普通。「ちょっとそこまで」ふうに歩いています。除雪もばっちりでスーツケースも難なく押せる。こ、これって普通なのね?

それで思いました。この地に限らず、「不便なところは町が廃れていっても、しょうがないんじゃない」って気持ちを、東京暮らしのおこがましさを、知らず知らず持っていたんだなって。地元の人にしてみれば「冬なんだから、これくらいは普通」であって、なのに生まれ育った大好きな町が、人口流出で元気がなくなってきている、というのは悲しい。地方創生で皆が声を大きくする、その気持ちに思い至ることができました。

飛行機だって、便変更が効く正規料金で、往復9万2000円! 「こんなにするんだ」って驚きました。同じ国立大の教職員でも、東京開催が多い充実したイベントや会議に、地下鉄数百円で行けるケースと比べたら…。参加のチャンスが限られてしまいますよね。そういうことも考えずに、日本全国、大学は一斉に競争だ、みたいなのはいけないなって、反省しました。

やはり、現場に出向くとこは大事なんですね。頻繁なのは難しいとしても、時々のチャンスは、大事にしたいと思いました。

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2017年3月 6日 (月)

東大の投資事業会社、記事は3年越し

「東大VC、活動本格化 大型の技術VB創出 新たなエコシステム構築」を2017.2.28最終面に掲載しました。政府の4国立大出資事業で立ち上がった、東京大学の投資事業会社でベンチャーキャピタル(VC)の東大IPCを中心とした記事です。同社の大泉克彦社長も、これまで表に出るのを控えていた様子で、この紙面でのインタビューも目玉です。

同社のまとめ記事はずうっと以前から頭にありました。4国立大出資の補正予算案が出てきた2014年年明けから、です。なんと、3年越しです。1年前、2016.4.7に1面トップ「東大、新VBファンド 経団連・VCと企業創出」を取り上げた時ももちろん、「今回は東大を主語にしたけれど、東大VCを主語にした記事もぜひ、大きく書きたい」と思っていました。

今回の記事では、東京大学エッジキャピタル(UTEC=ユーテック)についても触れたのですが、こちらも「どこで、どんな形で書こうか」と長いこと、気にしていました。UTECは大学発VBのVCとして、ずぬけた実績で高く評価されていますが、草分けだっただけに当初の資金集めなど、本当に苦労してきました。そのため、政府に巨額の資金をもらってスタートした東大IPCには、複雑な思いを抱いているわけです。週刊誌的にあおった書き方にしたら、読み手は喜ぶけれど、関係者の怒りを買ってしまう。でも、書きたい。読者に伝えたい。じゃあ、どんなタイミングで、どんな表現で? …その宿題に、ようやく区切りを付けることができました。

新聞記者の仕事は、常に次の新しい話を追う短期案件が中心になりがちです。でも、今回のような数年越しの案件も、大事にしなくてはいけない。記者として担当が長いからこそ、深く書ける記事。私、学生時代に「飽きっぽくて、長期の活動が苦手」だから、進路を研究職から新聞記者へ変えたんですよ。でも、そうじゃなかった。大人になって知りました。私ってこんなにも、一途だったんだ、って(笑)。

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