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2017年5月

2017年5月31日 (水)

虎ノ門駅が便利になっています

文部科学省からもっとも近い地下鉄駅、銀座線の虎ノ門駅が便利に変わっています。ご存じですか? きっと知らないことでしょう(フフフ)。私は最近、気づきました(と自慢します)。虎ノ門駅の地下は、逆側のホームへ移動するのが大変でしたが、そのショートカットが出来ているのです。紹介しちゃいますよ!

まずわかりやすいのは、文科省から渋谷方面に向かう時ですね。地下に降りて、どこから入るかによって角を曲がるなどありますが、右手側で新しい通路が出来ていることに気づいてください。「渋谷方面」の案内が付いています。そこを道なりに行くとあら不思議(笑)、あっという間に渋谷方面の改札にでちゃうのです~。これまでは、改札直前まで進んで、そこの左手の階段を上がって、大勢の乗客で混み混みの中をぐるぐる回って、ようやく抜け出せる感じだったのに、大違いです。

逆はですね。渋谷方面の改札を出たら、これまではすぐ右の階段を上がって、また混み混みのうねうねでありました。今度はそこを無視して、ちょっとまっすぐ進んで右手に出来た階段を、使いましょう。するとあら不思議(笑)、簡単に文科省がある方の通路に抜け出せるんですよ。

この件、写真付きでご紹介、と思ったのですが、スマホ写真のサイズが大きすぎて載りませんでした…。どうやって小さくするのかわからない。新しいスマホ、「また会社都合で機種変更があるかもしれない」と思うと、使いこなしに多大な労力を使う気になれず、最低限しかやっていない…。ということでイマイチ、不親切ですみません。まあ虎ノ門で、ちょっとしたゲームと思って新たな便利通路を探してくださいませ。

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2017年5月19日 (金)

大学・研究機関と大企業の連携新連載スタート

2017.5.18(木)付から新連載「企業資金を3倍に 大学・研究機関の産学連携新モデル」を、日刊工業新聞の「大学・産学連携面」で始めました。私が執筆した1回目は東京大学とコマツ、熱交換器という成熟技術でのブレークスルーです。再生医療といった派手な分野ではなく、”枯れた”テーマですが、燃費5%改善、または同性能で大きさ15%縮小となります。省エネ関連はほんのちょっとの改善でも、ビジネス上では効果大と聞きます。のでこの技術は、なんとコマツの建設機械の大半に、密かに(知らぬうちに)導入されているのです。すごい~!

一面トップに行く原稿もわくわくするけれど、産学連携で「地味とみえてすごい」話を持ってこられるのは、専門記者冥利につきます。今回、取材先の方が「90になる田舎の母に新聞を送りたいので、どこで購入したら良いか」と尋ねてきました。「お母様、息子さんはこんな素敵な、所属機関にも社会にも大きなプラス効果をもたらせるお仕事をしているんですよ。別に学長だの取締役だのにならなくたって、とってステキなんですよー!」と心の中で叫んじゃいました。

この連載、すでに数件を取材しています。大学に取材申込みをするのですが、大手企業が相手ゆえ、企業の広報さんがいらして、また産学連携の担当者も同席して、部屋が人でわんさか、となる傾向が(笑)。皆様の期待に応えないと、といつも以上に思っちゃいます(笑)。私が数回、手がけたあとは、科学技術部の全記者が取材していきます。ので、私の情報ルートとはまた違う、地味だけどユニークで、読者の参考になる”掘り出しもの”が出てくればいいな、と思っています。

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2017年5月15日 (月)

法政大、女性トップのコミュ力・着物力

2017.5.11付に田中優子法政大学総長を、私大トップインタビューの連載にて取り上げました。大学の軍事研究が話題になる中、17年1月と早い時期に禁止を打ち出したことが以前から気になっており、その件など伺いました。背景には、法政大学の伝統である自由の重視があります。田中総長が打ち出した大学憲章「自由を生き抜く実践知」に則って、教育研究を行うことを考えると、「他者の自由を奪う武器などの研究は、本学の存在基盤を揺るがすものだ」と強く思い、禁止に踏み切ったということです。

前回ブログと続いて、今回もこのインタビュー、日刊工業新聞の「ニュースイッチ」で取り上げられています。見出しは、「なぜ法政大は『軍事研究』の禁止をいち早く打ち出したのか」。これもまた、前回ブログで書いたのと同様に、「紙面ではおとなしめの見出しだけど、電子のニュースイッチでは、皆が関心を持つテーマにズバリの見出し」となっております。
http://newswitch.jp/p/8983

このインタビューで私は、軍事研究禁止や長期ビジョンといった重要テーマは、大学のサイトで総長自らの発言として意思表明している点も、紹介しました。サイトの文章も、取材でも、総長の言葉はすごく、響くことに私はびっくりしたのです。「そうか、だからこう動こうとしているのか」って、わかる。このコミュニケーション力は魅力です。別のメディアによる、受験生数ランキングについて分析した記事を見て、その思いを強くしました。同大は17年2月の入試で、近畿大に次ぐ全国2位。早稲田大のようなもっと規模の大きいところを押さえてなのですが、その理由に「(女性の)総長がわかりやすい言葉で発信しており、受験生の母親の反応がいいため」とありました。なるほどね~。

加えて本日、17.5.15付で田中総長の着物に関連したコラムも載せました。江戸学が専門で着慣れていたけれど、総長になってからは講演、取材、来訪者対応の時には着物としているので、平日週5日のうち3日程度は着物姿だという話です。そう、この「女性トップ」なうえ、「常に着物(でおかしくない)」というのが、見た目でわかりやすい強力アピールになっています。なかなか普通の大学では真似ができず、うらやましいところ。普通の大学はせめて、コミュニケーション力アップに努めるよういたしましょう。

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2017年5月10日 (水)

指定国立大学と産学連携

2017.5.4付の大作り記事(ゴールデンウイーク用)、【指定国立大学と産学連携】が読まれています。同僚記者に「日刊工業の電子の”ニュースイッチ”で『いいね!』が大量に付いているよ」といわれて、みてみました。

http://newswitch.jp/p/8912

現時点で、いいね!がフェイスブックを中心に1813件、付いているようです。すごい。それで気づきました。ここ数日、「記事でご活躍ですね」と声をかけられることが多かったのは、この記事のせいなんだと。「よく知っている相手なのに、なんで改めてそんなことをいうのかな?」と思ったのですが、この記事をみて、そう思った、ということなんですね。

どこが指定国立大に応募となったか、という内容は、ニュースとして17.4.18に掲載しています。時系列でいうと、4.18の紙面でニュース~5.4の紙面と99%同じ電子の「ニュースイッチ」記事 という具合です。最初のニュースは、残念ながら抜き(スクープ)にはできませんでしたが、私としては「他メディアがあまり書いていない、第一報の”飛びつき”ニュース」と自負していました。けど、その時点では反応がなくて。他メディアも書かないし。なんでかなと思っていました。それが三つめの体裁の記事が、SNSで広がったんですね。

「ニュースイッチ」では「“旧7帝大”という言葉が使われなくなる!『指定国立大』が確固たるブランドに」という見出しが躍っています。これ、私、2番目の読み物の紙面で書いていますが、わざと前面には出しませんでした。本文中で書いているだけ、紙面の見出しにも取られていません。だって、ねえ。今回、要件が合わず涙を飲んだ北海道大学と九州大学に、申し訳ないじゃないですか。「旧帝大ってくくりじゃなくなるんだ!」というのは、取材先(匿名)に聞いて、もちろんピンと来たんですよ。でも、両大学からクレームは来ないだろうけど、卒業生とかショックだろうな、って思って。でもニュースイッチは、やはりそこを見出しに取ることで、拡散したのでしょうね。

この案件、もちろん引きつづき追って参ります。ご注目くださいね!

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2017年5月 6日 (土)

GWに人生や仕事を考える

今年のゴールデンウイーク(GW)は5日間連続のお休みです。旅行の予定はなかったので、たっぷり時間がある、ということで、あることに取り組みました。原稿など仕事におけるミス対策など、さまざまなノウハウメモのリニューアルです。仕事の関連だから、勤務時間中にしようと思ったのですが、周囲に見られてうれしい内容ではないため緊張してムズカシイ(笑)。自宅で余裕をもって、というのが正解でした。

少し前に畑中洋太郎氏のベストセラー、「失敗学のすすめ」を読んで刺激を受けておりました。「ミスは一般に、いけないものだと認識されている。そのために”隠す”ことになり、貴重な失敗の経験が生かされなくなってしまう」という指摘です。そのため、組織の安全管理の点では、もっと明るい雰囲気でミスについて語り合い、ヒヤリハットを共有しよう、ととなえています。いいですねえ。でも、管理職でない者がそれを言い出すわけにはいかない。ましてやミスの多い私が、「ミスのリストを公開しましょう」なんて言い出せるはずがありません(笑)。ので、この畑中氏の前向きの意識だけ吸収して、自分一人で取り組んだというわけです。

入社まもない時期から、大物ミスについては反省文など取ってあったので、それも読み返しました。20数年前の自分の失敗とか、今でも読み返して「そうだったな」と思ったりするんですから、すごいですね。いいんですよ、自分ひとりなんだし、前向きにとらえて(笑)。この年になって、ミス対策だなんてもちろん、恥ずかしいテーマです。でも今、52歳。「今の時点で、これだけ丁寧に向き合ったんだら、きっともう大丈夫」「若いころと違って、定年退職まで働くとしても、あともう少しなのだから」という不思議な安らぎを感じるようになりました。

この考え方、実はこのほど、ある区切りを迎えたことも大きく影響しています。年長の男性の定年退職に対し、、年長の女性にはもう一つの区切りがあるんですねえ。それに人によっては育児や介護も抱えて、それは多くの場合、女性により負担があるし、だから女性は男性より早く、将来を考えるようになるのではないかと思います。「自分が大事にするべきものは何か」「気を付けるべきものは何か」「この先、どうしていきたいのか」って。GWで年長女性の友人や身内と交流したことも効いています。長いお休み、そのよさを今回はこんな風に活用しています。

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2017年5月 1日 (月)

テザリングが格段の差、iPhoneからXperiaへ

会社貸与のスマートフォンがiPhoneからXperiaに4月から変わりました。これで格段によくなったのがテザリングです。つまり、PCを外に持ち出して、スマホの通信機能を使ってウェブをつなぐ操作です。日刊工業新聞としては、記者会見場から原稿を送るのに重要な手段ですが、これが超快適で。簡単に、すぐつながって、パパッと原稿が送れてびっくりです。これまではテザリングがうまくいかなくて、大嫌いだったのですが、これってiPhoneの問題だったのですね…。

いつぞやは、余裕を持って会見場に入り、事前に「つながるな」と確認。なのに、いざ本当の原稿を送ろうとしたら「つながらない…」。締め切りが迫る中、焦って焦って。幸いに親しい人が近くにいたので、メール添付で送ってもらえたのですが、それだって「うちは機密保持のため、新PCはUSBで情報をやりとりできなくなっているんですよ」といわれて、USBを手にして凍り付く…。その時はどうやって解決したのか覚えていない(ぎりぎり送れた)けど、大変で嫌な思いをした記憶はしっかり残っています。

皆は(若い記者は)問題なくやっているので、私だけヘタなのかと思っていたのですよ。さらに落ち込むわけです。が、後におしゃべりの中で、「自分も結局、記事が送れなくて。デスクに怒られた」との話が出てきて。そしてiPhoneから変えたら、「がぜんいいよね~」と。

一般にiPhoneはカッコイイという世間の評価だと思いますが、やっぱり「何が重要か、で評価なんてまったく違う」。いや、他のことはそう頭に入っていて、他人の評価を鵜呑みしないたちなんですよ。でも、スマホのようにアレコレ試せないor試すほど好きでもないものゆえ、そういう発想が出てきませんでした。まあいいや。iPhoneよ、慣れた相手ではあったけれど、これでキッパリさようなら~。さて、Xperiaよ。他の新たな使い方にまだまごついているけれど、よろしく頼みますぞ~!

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