理研の記事で社内三つ巴?
理化学研究所が100周年を迎え、各種の改革も進行ということで、一般紙を含め関連の記事が目立っています。弊紙では私、キャップの冨井記者、特定研究開発法人を頻繁に書いている小寺記者の3人が手がけています。
私が書いたのは社説、17.5.23付「理研100周年 産業社会への成果還元に期待」です。基礎研究で大規模で存在感あり、の理研。とはいえ、運営費交付金年500億円が投じられている。そうであるなら、産業とつながる成果がもう少しあってもよいのではないか、という主張です。
小寺記者が書いて(署名記事)読み応えがあったのは、17.6.2の最終面「理研・産総研・物材機構 産学連携モデル三者三様」です。三つの特定研究開発法人の産学連携の手法を、今動いている話を中心に出し、違いを際立たせています。そして1面連載「100年の先を見据えて 理研のネットワーク戦略」は17.6.14に始まり(署名記事)、上が冨井記者、中は小寺記者です。明日の下は、どっちが書いているのかな~。
今回3人は、取材の調整を含め情報交換し合って、取り組みました。が、「全部の取材に3人がそろって出向いた」わけでもなくて。明日付の記事について私がよく知らないように、それぞれに任せている面もある。意見のずれが出てきたりもしました。でも、これはこれでおもしろい動き方だな、と思いました。大学担当の私は、「この案件は私1人で全部、書きます」ということが、しばしばある。1人の視点で統一された記事になるというメリットはあります。でも今回のように、多様な切り口を盛り込むことも、読み手には有益だろうな、と感じました。。いい意味での「三つ巴」かな。夏の概算に向けて、こんな形が増えてきそうな予感を、持っております。
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