ニュースイッチ、ファシリテーターでデビュー
日刊工業新聞の紙面をベースにしたウェブサイト「ニュースイッチ」でファシリテーターとしてデビューしました。数カ月前に、同サイトで「いいねがたくさん付いているよ」といわれて同サイトを気にするようになりまして。以前、「科技の記事のコメント役を」と言われたときは、「個々の技術記事はわからないですよ」と辞退していました。が、今回は「自分の記事を取り上げて、コメントをアップして、議論が始まればファシリテーターとして仕切る役目を」と社内リクエストされて、始めました。
「大学ものは他の記事に比べて相対的に、若い人が見ている(たぶん、博士学生や博士研究員)」と聞いたのが、その気になった主要因です。私の記事は大学の産学連携関係者が好む内容だと思っていたから、それだけでないというのは意外で。それに「若い人が(きちんとした記事を)読んでいる」ということは、日本社会の未来の明るさにつながるでしょう? 潜在力に訴えたい、という気持ちになります。「自分の記事をアピールするので、いいんのかな~?」と思いつつ、自己顕示欲にも駆られて(笑)、始めました。
初回は、2017.7.27の大学面「文科省、新契約モデル試行 産学共有特許の課題解決」。
http://newswitch.jp/p/9833
実は若い人向けにぴったりの原稿を出稿していたのですが、取り置きとなり、ややマニアックな記事になってしまいました。でも、「産学連携」では反応しなくても「ベンチャー」には反応する読者が、とくにウェブでは多いはず、と考えて、紙面よりベンチャーについて強調したコメントを入れました。
このサイトの工夫により、関連の以前の記事を一緒に紹介できるのも魅力です。さっそく「みなさん、ちゃんと読んでくれました?!」という記事を連動させちゃいました。2017.6.10の一面トップ「国立大の株取得緩和 政府 対価拡大し財源確保」です。国立大学は大学発ベンチャーから施設使用料として株を取得して(これまではライセンス対価に限定)、それが上場になったら値が上がるまでじっくり待ってから売る(これまでは、すぐ売る必要あり)ことが可能になる、というけっこうスゴイ話です。でも「本ブログでもニュースイッチでも紹介されていなかった」、つまり「日刊工業の紙面読者の目にしか触れない」状態。それをここに来て、より広い層に伝わる形に変えられたと形です。
不安は、過激な批判コメントなどが来る可能性も高まるかな、ということです。あと「人気が集まるあおった記事にならないように」という点かなあ。ブログだと割合と、”ひっそり”と続けてこれた(ブログは日記だから、自分がよければいいのよ~、笑)。けれど、こちらはどうでしょうか。慎重にしつつも走ってみて、また考える、ということで参ります。
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