キンチョーの夏
金鳥でなくて緊張、の夏です。京大と東大の注目案件の記事が連続掲載となり、例年の概算の懸案に加えての緊張でした。
2017.8.14の一面トップ「京大、事業化推進で新会社 『指定国立大』強み生かす」
http://newswitch.jp/p/10028
2017.8.15の一面段 「任期なし雇用に転換 若手研究者300人 東大、研究力強化 21年度」
http://newswitch.jp/p/10046
ちなみにこのタイトルは、紙媒体のもの。ウエブで見るためのURLは(新聞の電子版と違って)閲覧制限のない「ニュースイッチ」で紹介です。
京大と東大ですよお。どちらも、先方(取材当事者、広報、そのほか)も気にする案件で、掲載までも、その後も、大変でした。各種の確認のうえ「大丈夫」と判断したわけですが、クレームがくるのではという心配がつきまといました。お盆に当たったので、朝イチで電話がなることはないだろう。でも逆に、3日たってから抗議がくるかも。事務の一斉夏休みは何日までだったかな、と思いつつ、連絡があった時に備えてこの一週間、資料を手元に置いて対応できるようにしていました。幸い、そのようなことはなくてホッ。科学技術の明るい「△を開発した」という記事に比べ、大学運営(経営)ネタは企業経営ものと同様で気を使います。
記者の仕事に限らないですが、いい仕事をしようと思うと、ぎりぎりのところで神経をつかう必要が出てきますよね。面倒をとにかく避けたい、というなら、最初から動かない(取材も記事化も見送る)という選択になってしまう。でもせっかくの、社会的に意味ある情報は、やはりしっかり発信したい。それでキンチョーしながら、となるわけです。見返りの一つは、読者の反応。東大の件は「日刊工業電子版」でのフェイスブックでのシェアが、3037も付いていますから。日本中の大学の幹部にも、個々の若手研究者にも注目してもらいたいですよ~。
今回のブログタイトルですが、少し前に思いつきまして。「リラックスの夏」でなくて、緊張だなんて嫌らしいかな? でも、金鳥とのダジャレはやっぱり、思いついた以上、使いたいか。ということで、このダジャレ披露もまた、がんばった見返りの一つ、とさせてくださいね。