同窓会でみる年長ビジネスパーソンの思い
同窓会の頻度が高まる年頃になり(笑)、2017年は旧友と集まる機会が多くありました。
文化祭の機会を使って出向いた高校、訪れたのは20年振りかなあ。なつかしいのはもちろんですが実は、校舎が古いのに驚きました。同級生の1人が県庁所在地の市役所職員で、「県立高校の建物耐用年数からすると、このくらいはよくある」とのこと。そうなのかあ。これでは少し収入に余裕が親は、私立高校を選択肢に考えるようになるだろうなあ。それから国立大など、施設関連の資金がない話はよく聞くけれど、このような寂しい見栄えの建物はほぼ皆無でしょう。卒業生寄付の活動を各大学は強化していますが、高校のことを考えてあげるべきかしらん。それに生徒はまあ動いていくからまだしも、教職員は長く同じ職場にいるわけで、この環境では元気がなくなってしまうのでは、と心配になりました。
大学院修士時代の集まりは、研究室ベースで数年に一度、あります。今年は私が在籍していて毎日、顔を合わせていた学年がほぼ全員、集まって感激~。やはり20年ぶりというメンバーが何人かいましたし、「あの頃は~」という話題に盛り上がります。また学部は卒業30周年という節目で、同窓会が主催の学年横断の集まりがあり、併せて当時最も親しかった友人と、めいっぱいおしゃべりできる席ができ、大笑いが続いて楽しかったわ~。
驚いたのは各自の仕事の状況がけっこう違ってきていることです。大手銀行のA社は50歳半ばで役職定年とか。つまり管理職でない人は定年まで勤められるけれど、管理職の場合はその年齢になると子会社へ移るか、転職するかの選択肢になるそうです。公的機関から後に民間に変わったB社の男性研究職の場合は、50歳前に文系社員と同列のビジネスに向けた研修と競争をさせられたとか。で、これは勝ち残れないワ、と判断して大学の教授職を探したとか。国立大だと定年は65歳で、民間より長く勤められるので人気ですが、ポスト獲得は容易ではないので、かなりラッキーだったとそのいっていました。
よく「やっぱり現場がいいよな」という人、いますよね。それってカッコ付けているんだって思っていました。でも、多くの年長ビジネスパーソンの話を聞いて、本気で「現場がいい」と思っている面があるんだなと思い直しました。。そして記者職はずっと現場、というのを通しうる職業です。管理職でない私はそちらの路線。管理の仕事ではない、ビビッドな現場に居続けられる幸せを、改めて感じました。
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