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2018年1月

2018年1月28日 (日)

悪天候予想時は取材変更をリクエスト

先日は都心をはじめ関東も大雪でしたが、皆さま大丈夫でしたか? 私は、電車の運行調整で通常の倍の時間はかかるも、幸いにして座って帰宅できました。ですが実はその日の朝は、そうなるとは思わなくて、寒さ対策を含め大変な緊張でした。近郊のC大学へ夕方から取材の予定があったからです。

職場についてPCメールをチェックすると、なんとC大学からスバラシイ提案が! 「大雪情報ですから、取材を延期いたしましょうか。遠慮なくおっしゃってください」との文面でした。感激。即、言葉に甘えてこの日はなしにしてもらいました。C大学、都心部挟んで私の家と逆でしたから、もし予定通りであったら、帰宅時間は5時間くらいかかったのではないかなあ…。

天候などの理由での取材変更って、「取材先に失礼なんじゃないか」って考えちゃうじゃないですか。「へー、軟弱なんですね」とみられるのも悔しいかと思って。でも「数カ月待ってやっと入った取材」というならともかく(そんなことは数年に1度しかない、笑)、大スクープのネタ取材でもない(と思われた、笑)んだし、別に軟弱だと思われたってかまわない。無理することはないなと改めて思いました。取材先だって、今回はとくに取材先が事務職員だったからどちらかというと「安全に早く帰宅したいな」という思いがあったのではないかしらん。教員だと「大雪ラッシュを避けて、夜中に帰るから、予定通りでいいですよ」といってくる可能性もあったけれど、笑。

元々、冬場は午前中の遠出取材は入れないようにしているのです。雪にみまわれて到着まで電話連絡も含め大変だった経験が、前回の(4年前かな)大雪の時にあったから。それに都内でも部屋の暖房がイマイチで、「おかしいですね、なかなか暖まりませんね」というケースもあったから。それに加えてこれからは、午後取材で天候が怪しい場合も、深く悩まずに、まずリクエストしてみることにしましょう。おっとこれは冬場だけではなくて、夏の台風など別の季節にも心にとめておきましょう!

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2018年1月21日 (日)

湿度対策はコーヒーフィルターで

オフィスの気温と湿度はどれくらいだろうと気になって、携帯用(旅行用)のデジタル時計多機能版を、自宅からオフィスへ持ってきてみました。24度C、40%といった数字をみて、「やっぱりエアコンで、気温は高いけれど乾燥しているな」と確認できたことから、再び自宅から加湿器を持参しました。小さな水を入れる容器に、デザイン性の高いろ紙(フィルター)の加湿部が飾りのようについています。同僚に「それ、なんですか」といわれて説明しました。これで何%に変わるか楽しみだなあ~。

自宅でも同様にフィルター式の加湿器を、ベッドサイドにもっと大きいタイプを設置しています。こちらは先日、「フィルターの替えを先に買っておこう」と店で手に取ってレジに並んだところ、「2000円(くらい)です」といわれてびっくり仰天。うそでしょう、その値段。いや確かに最初のセットは3000円くらいで、あとは水をためる容器とボトルだから、まあ今考えるとそれも高かったわね…。けれど、使い勝手がいいので満足はしています。そのためいレジで「まあいいか」と一瞬思うも、「でもこれ、ろ紙だよ。これで購入すると『消費者はアホだねえ』とメーカーに笑われるのでは」と思い直し、「すみません、購入を取りやめます」とキッパリと伝えたのでした。

「替えのろ紙、どうしようかな。親しい研究室の先生にもらおうかしらん。ハンズなどなら売っているかな」と思っていたのですが、今日のおやつの時間に気づきました。「それ、コーヒーのフィルターで代替できるんじゃない?」。小ぶりなので、ベッドサイドより先にオフィスで試すことにしました。うーん、楽しみです。同僚にますます「それ、何ですか」と変な顔をされそうですけれど…。

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2018年1月16日 (火)

体調不良といって暗くなりすぎないように

年明けから体調不良で慎重な日が続いています。冷え込みがぐっと進んだのと更年期なのが理由でしょうか、胃腸の調子が悪く、時に頭痛もあります。去年も頭痛が10日続くも、2月に入ったら解消したので、今年もそうなってほしいところです。

体調不良だと一人でずーんと暗くなってしまいますが、周囲と話すと「私だけじゃない」ことがわかります。若手研究者(男性)とのおしゃべりでも「風邪を年に2回は引いている」「花粉症がひどくてその時期は歩くのもフラフラ」だとか。記事&ニュースイッチで掲載した東京工業大学の稲木信介准教授もそのお一人です。https://newswitch.jp/p/11660 写真を載せていますが、確かに「頑強そう」という感じではないですよねえ。

女性相手でもお二人の例を。ある女性教授は「ぐっと寒くなりましたね」と私が声をかけたら、「私、道産子なの。これくらいの状況は寒いとは言わないのよ~」と返され、ややショックを受けました(笑)。一方、大手企業の部長をしている友人には「学生時代はクラスで一番、虚弱でしょっちゅう休んでいたのに、部長なんてすごいわあ」というと、「月に2回休んでいたのが、年に2回くらいになったもんね。えっ、佳世子はあまり休まないの?!」と返されて、気づきました。そうだ私、過去5年くらいを振り返ってみても、土日をベッドの中で泣いて過ごすことは何度かあったけど、仕事を休んだ記憶は、ないようなあるような、それくらい。私も、さほどひどくは、ないってことですね!?

その友人とのおしゃべりではもっと衝撃的な発見もありました。彼女、声を挙げてよく笑うんですよ。そうすると、つられて私も声を挙げて笑っちゃう。普段だと、ちょっと口元を緩める程度の内容なのに。これ、免疫力アップに重要なんじゃない? …体調不調や仕事のストレスに面しても、意識的に楽しい場をつくって声を挙げて笑う。これをもっと意識していくことにしました。そして逆に、体調やストレスで辛そうな相手に会った時には、盛り上げるため私の方からそんな笑いのネタを提供する。これも意識していくようにしましょう!

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2018年1月 9日 (火)

特許収支記事でコメントを入れた理由

「特許収入、支出の2.3倍 山口大、年平均2億円 外部資金の獲得効果寄与」 を2017.12.21付に記事掲載しました。昨年の案件で恐縮ですが、ぜひブログに書いておきたかったものですのでご容赦ください。山口大の知的財産センターが同大の特許関連収支を分析した内容で、「2012-16年度平均で年間収入は約2億円、支出の2.3倍になった」という話です。これは収入の定義を、従来の狭義のものから、「特許が核となって獲得できた競争的資金の間接経費」も含む広義のものに変えると、人件費もカバーして十分な黒字になっている、ということを示しています。

この記事の反響を山口大が教えてくれたのですが、予想以上のものだったそうです。大学関係者からは「本当か? どう分析するのか」という自分の大学でも計算するための(たぶん)問い合わせが来ました。驚いたのは政府関係の反応です。中央官庁、管轄の独法などいくつものところから矢継ぎ早で、「レクをしてくれないか」と来たそうです。すごい。知財はその分野の専門家以外からすると、今の流行じゃないですよね。AIとかソサエティー5.0とかの流行に比べると、うんと地味です。国立大の法人化の頃からずうっと「重要だ」けど、「国立大のような営利事業を手がけない研究機関では、稼ぐのは難しくて、お荷物」的な扱いをされてきました。それだけに「切り口を変えれば、こんなに貢献しているじゃないか」っていう話は、響いたのでしょうね。

この案件、もう一つ興味深いのは、私への問い合わせはなく、担当者・取材相手である山口大の佐田洋一郎知財センター長へ直接、連絡がいったことです。氏は知財分野で活躍して知られていて、でも分析結果はまだ学内で確認できたくらいの段階で、私の記事において名前を載せたから、そうなったのでしょう。

普通、ニュース記事には取材相手の名前が入った発言(コメント)を使いません。インタビューや記者会見のほか、読み物の記事には名前を出しますが。理由は複数あって、調査報道のようなものだと複数の取材先の話を組み合わせて書くため、「誰が発言した」とは出さないとか、ニュースはその中身で勝負するもの(発言者が著名人か無名かは関係ない)だとか、が大きいと私は思っています。難しい案件だと、「表に出たくない」取材先もいます。実際に「取材はOKだけど、名前は出さないでね」と頼まれることもあります。

でも今回、私は佐田氏の「特許事業を長年、続けている大学は同様ではないか」というコメントを、読者に伝えたかったため、意識的に入れたのです。このコメントがあれば「じゃあうちの大学も調べよう!」って思うでしょうし、このことを伝える以上、「だれが言っているか」を示す必要があると考えたのです。今回はこれで正解だったかな? 今年もいい記事を書いてまいりましょう!

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