帽子をかぶって通勤・取材
帽子って一般的にはあまりかぶらないものですよね。日よけではない秋冬はとくに、学生か年長者かが中心で、仕事に通っている世代では少ないでしょう。仕事の服には似合わない。私も春夏秋の紫外線防止で、それも週末中心でしか帽子を使っていませんでした。
しかしですね。今冬の不調の最初は、頭痛でした。冷えが原因のこともあると聞いて購入しました。「落としやすいから、安いのでいいんじゃない」との意見ももらいましたが、「効果なかったとして、それは価格・品質のせいかわからないじゃない。高いものを買い直そうとしても、そのころにはセールも終わり、冬物小物が入手できない可能性が大」と考え、デパートへ出向きました。行ってみるとおお~、ずいぶんと種類があるものなのね。以前、「仕事現役の世代にも似合うかな」と思った女性教授の帽子と、似たデザインのものを買いました。フェルト状ですっぽり耳までかぶれて、周囲のつばを折り曲げると比較的、おしゃれな感じがするものです。
それから毎日、通勤と取材の行き来にかぶっています。暖かいですよ。買って正解。でも、やっぱり道で親しい人に会ったら、「お年よりみたいかな」と恥ずかしくて帽子を脱いでしまう。今ひとつ、思い切れていない…。来年はもうひとつ別のデザインのものを、もっとじっくり思案して買おうかな。手袋、マフラー、それに「帽子も必需品」と浸透するようにならないかしらん。
そう、よい事例があるんです。仕事での鞄です。就職したての頃は、書類バックみたいなのを肩にかけていました。なで肩なので合わなくて、30歳くらいからデイパックに。当時はまだ利用者が少なくてね。次の話は以前にもいったかもしれないのですが、年長の社長に「いやあ、買い出しを思い出すねえ」といわれました。「社長、戦後の買い出し世代なんですね」「ジャガイモは入っていませんってば、私の鞄には」と言いませんでしたが。それがそのうち、かなりの人がデイパックを背負って通勤するようになりました。体のためには絶対にこっちがいいですって。私は時代の先端をいっていたのね。ということで、冬の帽子もきっと、「時代の先端」。20年後、このブログを読み直すのを楽しみにしています。
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