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2018年10月

2018年10月26日 (金)

エレベーターで乗り合わせたら

帰りのエレベーターでとある室長と一緒になりました。すわ、何を話しかけよう? 大勢が同乗している場合はおしゃべりは控えるものの、少人数の場で顔を合あせたら、メディア人としては話しかけなくてはいけません(笑)。取材先とのコミュニケーションは仕事の一つ。即ネタを得ることは難しくても、次のスムーズな取材につながりますからネ。

そこで「お疲れ様です。Aについては~でしたね」と少し前に取材したテーマの関連で口を切りました。先方はあまり乗ってきません。もともと、口数の少ない人なのですが、どうしたのかな。重ねてもう一言、こちらから。そうしたら「…各大学とも、Bの展開は意識していますから」との返事が返ってきました。B? 何でBなの?? そこで気づきました。相手はAを取材した室長ではなく、Bの室長だったとういことに。人違い、していました…。幸いにも、時間はエレベーターが下に降りるまで。「またよろしくお願いします」といって先に降り、携帯電話をいじるフリをして分かれました。…室長、私の間違い、わかったかな~?

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2018年10月15日 (月)

用語集のPCファイル作成は長年の夢

上期の政府ものの仕事の大変さが、ノーベル賞を最後に一区切りです。久々に余裕ができて、「そうだ、情報交換しましょうといっていた△さんに連絡をとってみよう」といった案や、職場の片付けを手がけています。たまにの片付けは、取材資料、名刺、記事スクラップ(自分の記事を切り抜いて貼り付ける)などでしているのですが、「パソコンのどこかに保存したきりのノウハウ集のファイル整理もしたいな」と思っています。基本、ノウハウ作成とか整理とか「好き」なのですが、時間がないとなかなかできませんからね。

そして今回、「よしっ、この下期でやりきろう!」と決意しているのが、用語集(と簡単な説明)の作成です。記事の執筆で使う略語の表記とか、カタカナ表記とか、政府手続きの用語とか、です。社全体の用語冊子は与えられていますが、産学連携など自分の仕事に合わせた用語もけっこう別に出てきます。B5ノートに随時、書く形でもう何年もやってきましたが、それを転回しようともくろみます。もう表紙も傷んできてますし。

手書きメモの最大の問題は、検索機能が働かないことですよね。区分けしていたのも、数が増えて別のページにシフトしたりして、知りたい用語をどこに書き止めたか分からなくてイライラです。結局は社の過去記事検索で「どう書かれているか」を調べるのが最近の傾向ですが、これもけっこう手間がかかる。だからPCのワードで、大きく「大学・産学連携」「科学技術」「ビジネス」などに分けた用語集を作成し、迷ったら即、検索できる美しいファイルの作成と検索での活用が、長年の夢でした(笑)。

今までもちょいっとずつ入力したファイルがあるのですが、それらを統合。そのうえで先日、終業前の1時間を使って実施しました。おおお~、けっこう進むじゃーん。終えられたページを破いて処分してしまいました! この方が「やった感」がありますから。まあ、覚えた端から辞書を破いていく、というのに比べると、だいぶ簡単な作業ではありますが(笑)。仕事を引きずって残業して疲れ果て「あああ、あれもできなかった、これもしなくちゃ」という時期を、季節に加えて年齢(求められる役割)的にも、脱出しつつある…。その喜びをかみしめる今日この頃です。

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2018年10月12日 (金)

ノーベル賞より強いのは?

今年のノーベル賞週間はちょっとばたばたがありました。日本人の本庶先生が受賞となって…の大変さはもちろんです。主の取材・執筆は大阪の記者で、人員が少ないなかでがんばってくれました。東京の科学技術部は幸いというか、外国人の2賞でしたので、その点は大わらわという形ではありませんでした。

が、その1週間ほど前から気になっていたのは、組閣です。当部の文科省大臣担当とノーベル賞の主担当がばっちり、10月の2日(火)で重なってしまい、科技部以外の記者の応援を頼む手配がありました。「ノーベル賞、日本人が取ったときの大臣コメントはだれが出すの? そりゃあ官僚が用意していて、発表の大臣名がだれか、というだけだけど。初日の本庶先生の時は林大臣で、二日目からは就任なったばかりの次の大臣ってなるんだよね?」などとおしゃべりしていました。さらに、官邸で安倍首相の演説が始まる(ですよね)時間が明らかになったと思ったら、ノーベル賞発表とまったく同じ18時45分。「これ、わざと当てたのかな」「ノーベル賞より偉いぞ、って?」とさらにおしゃべりです。実は自民党の総裁選は9月にある関係で、数年前にも同様の状況で引っかかった覚えがあります。

バッティングはこれだけではありませんでした。卓越大学院の発表です。3水の午後、リリースがあるのに気づきました。春には「毒まんじゅうプロジェクト」と記事に書いて、読者の反応があった案件です。即、記事にしたい! でもノーベル賞がある。日本人だったらそれこそ紙面ががらっと変わっちゃう…。とりあえず即、担当室長に電話して取材へ。戻ってきたのはノーベル賞発表の1時間前。いかん。卓越大学院の執筆は明日以降とデスクと調整したのだし、取材の興奮を収まらせなくては。もしノーベル賞で某先生が当たったら、私が大車輪で動かなくちゃいけないのだし。…結果、この日は外国人でした。

ということで卓越大学院は翌週の掲載となりました。他メディアがあまり気にしない、でも大学ギョーカイでは注目大の案件を、しっかり解説する記事は、「即」よりも「きちんと」書くべきですよね。それができたから、結果としてOK。ノーベル賞とぶつかっても、負けないもん!

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