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2018年11月

2018年11月29日 (木)

原稿を見てあげる楽しさ&…?

身内が出身県の県紙で、ちょっとした書き物(コラム)を載せてもらうことになり、その原稿を見てあげました。半年前のブログ投稿でも似た話を紹介して、そちらは自費出版原稿でしたが、それに続いての2人目です。そして思ったのは、「これって楽しい」。まあ、通常の記者の原稿であれば、内容がわかりにくいし、わかっても堅いし、時間の制限もあるしで、大変です。でも身内相手の、比較的わかりやすい内容で、相手が何を考えているかやりとりしつつの修正だったので、楽しくできました。

それでふと思ったのです。「フルタイムの仕事を終えたビジネスパーソンが、それぞれの得意領域を生かして、低価格で個人支援サービスを手がける。そのサービス仲介のウエブサイトが人気だ」と、ある新聞記事で読んだことを。だって、同窓会誌の自由な投稿欄とか、「なんだこりゃ、いったい何を言っているの?」と思う原稿、ありますもんね。気の毒じゃないですか。せっかく自主的に書いているのに、その中身が全然、伝わらないなんて。

現役フリーだと生活がかかっているから、「こんな活動ではペイしない」と思うだろうけれど、フルタイム終了後なら、ボランティアに毛が生えたくらいの謝礼でもなんとかなる。原稿はメール添付、電話で直接アドバイス。もしも原稿の出来がよくなければ、仕方がありません。面談にして。「これってどうういうことかしら? 何を伝えたいと思った? それなら私がちょっと書いてみますよ。気に入った表現だけ選んで使ってもいいし、後はお好きにどうぞ」とやりとりをすればいいわけで。私は鬼デスクの経験はないけれど、割合とこういったコミュニケーションが得意な方です。本業のデスクが若手記者を見る場合は、原稿の元の形を生かしつつ、教育効果のある形で指導しなくてはいけません。でもこれは、依頼者が満足すればいいのだから、なんだったら「ゴーストライター」になってもいいんですねえ~。「原稿を見てあげる楽しさ&ちょっとした謝礼」のスタイルはいいかもしれません。

あっ。でも一つ思い出しました。私が得意になって修正した原稿ですが、地方紙のプロのデスクが目を通すのはまだこれからです。実際は「こんなんじゃダメ」って、大赤字になって返ってきたりして…。しまった、今回のブログ、プロのOKがすんなり出てから、アップすべきだったかも?

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2018年11月19日 (月)

すでに年明け見込んでアポイント

年末はいつも多忙ですが、今年は例年以上に早めのアポイントに動いていて、今がちょうどそのピークにあります。大きいのは、お正月の特集紙面用の取材で、某テーマで3大学と大御所1インタビューの日時をはめ込んでいます。日時がうまく合わなければ年末の締め切りぎりぎりの取材になりますが、アポの日程には余裕を持たせたいところ。何かの都合でキャンセル・再設定ということもあるし、「おおっ、これは」というのが出てきたら、正月面より前にニュース記事を掲載しなくてはいけないからです。

やや遠いところへの日帰り取材も、行き来に時間を食うし、日の落ちる時間が早くなってきているしで悩みます。もちろん就業時間は日の入りと関係ない(笑)けれど、知らない土地で日が暮れて寒くなる中でトボトボ歩くのは、避けたいところです。某大学へは丸1日、3件アポで行くことにしました。「いったん文科省記者クラブに戻らなくちゃ行けない案件が出てきませんように」と祈りつつ。

先週は一泊二日で遠方の大学へ出向いていて、12月にはもっと長めの計画があります。遠出で通常の取材・執筆ができなくとも、通常の紙面は、ある(笑)。私は木曜付の大学・産学連携面をカバーするミッションがあるため、出かける分だけ少ない日数で仕上げる必要に迫られます。遠出は好きだけど悩ましい~。

もっとも12月中旬以降はまだ、ずばっとあけています。だって取材調整ではなくて、先方の発表など、こちらの都合を配慮してくれないものが年末はどこどこと入ってくるからです。負担をうまく平均化しながらいい仕事をする、というのは社会人の大事な資質。年末こそその資質を発揮しなくてはいけませんね!

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2018年11月13日 (火)

同世代女性との年齢話

昭和のバブル期の映像や写真で、当時の髪型や服装を目にするだけで「嬉しい」気分になる私。バブル期世代だから、学生時代を思い出すから、というのがその理由です。理系実験系ゆえ、お金回りがよかったとか派手に羽目を外したとかはないけれど、それでも「楽しかった時代」の思い出にちらと浸れるというわけです。

ですから、取材先など同世代女性とおしゃべりするチャンスがあると、「今日は楽しみだな」って出向く前から思っちゃう。青春時代に同じ空気を吸った同性というのは、やっぱり強力に近しい思いを持ちますね。とくに我々は男女雇用機会均等法世代で、今の女性活躍推進の波に乗って、幹部(大企業なら執行役員クラス)に就くまっただ中。それによって取材のチャンスが増えている、というのもあるわけです。

おしゃべりして親しくなると、「何年生まれですか」と聞くようになりますが、それまではお互いに「年はどれくらいかな」と想像しながらのやりとりです。ここで私のノウハウをお伝えしましょう。まず、直感的な印象よりも数歳は下だと想定します。これが大事です。分かりますね? 「実年齢より若く感じました」という雰囲気がにじみ出ると、相手は(とくに女性は)嬉しくないはずがないから。そのうえで「私より上」と思ったら、「私たち、同世代ですから」と口にする。「私より下」と思ったら「私の方が少しお姉さんかもしれないけれど」と口にする。営業ではないので、明からさまな持ち上げはしないけれど、数歳のマイナスなら、コミュニケーション手法としてはベストではないでしょうか。

ところで近く、懇親会を予定している同世代らしき国立大学の女性理事がいます。いただいた資料から、一つ年下と判明しました。私立大は創業者一族などもいてわからないけれど、国立大でねえ、ついに年下の理事です…。私も大人になったのね(笑)。ここも、「おばさんになった」とかではなく、「大人になった」と表現することにして。さて、どんなバブル期の昔話で盛り上がるか、楽しみです~。

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2018年11月 2日 (金)

アポを忘れられる…という心配

記者職に限らず、組織の外での活動が多い人は共通だと思うのですが、「アポが相手に忘れられていないだろうか」とか、逆に「アポを自分が忘れてしまうことはないだろうか」って心配になりませんか? 私は、アポから実施日の間が開いているケースは、直前に確認するようにしています。先日、確認して良かった案件がありました。

相手は大阪本社の中小企業のトップでした。約束の前々日に、「社長を煩わせるまでもないだろう」と思って東京支社に電話をし、「東京でお会いする予定が入っていますよね」と問い合わせました。やや待たされて「確認のうえ、ご連絡します」との返事。翌日になっても返事がありません。明日なんだけど、大丈夫かな。秘書はどうやら付けてない様子。社長がものすごく多忙で都合が付かなかったから、”締め切りの日の午前中のアポ”って綱渡りの状況で、メールで約束していたので、心配です。そこで今度は大阪本社にかけて社長を呼び出して、そこでOKを確認できました。よかった。…その後、取材で判明しました。「電話をもらって、初めて思い出し(スマホスケジュールにメモしそびれていた)、あわてて交通の手配をした」のだそうでした。うーん、確認してよかった…。

約束していたのに来なかった、というケースは、これまで2件、経験しています。幸いどちらも「急ぎではない簡単な打ち合わせで、文科省近くに向こうから来てくれる」という形だったので、さほどの問題ではありませんでした。時間を過ぎても現れない先方に電話して判明します。一つは、どうやら確信犯。「…今まだ△(本部がある場所)なんだ…」って、何?! 「いや、△国(途上国)の文部大臣が急に視察したいって話になって…」って、仕事自慢?! でもこの人、憎めないところがあるタイプでね…。。もう一つは、電話したら「えっ! …ごめん、忘れていた」って、こちらもあまりに正直で憎めないタイプ。改めての面談の時にはお詫びにお菓子を持ってきてくれたので、まあこれも許します。うーん、約25年の記者生活で、アポ忘れられたのはこれだけですから、心配するほどはないっていえるでしょうかネ。

じゃあ逆はどうかって? そーなんですよ、なんと! 私自身が忘れたことは仕事では一つもないのです。予定は今も昔も(学生の頃から)、B6サイズの20穴のスケジュールノートに書き込むのが基本で、自宅では一部、カレンダーにもメモします。忘れた唯一のケースは、週末の歯医者の予約です。土曜におやつを食べながら、「今日は暇だけど、来週とか何かあったかな」とカレンダーをみたら、ちょうどその時刻で歯医者の予約が書き込まれていた…ということがありました。これが唯一。ちょっと、すごいですね! 人生50数年、忘れた約束は一つだけ(たぶん)なんて。自画自賛。けれども私は「用意周到、しっかりしているね」ともよくいわれますが、おっちょこちょいの面もけっこうあります。果たして、本当はどっちのタイプ?!

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