原稿を見てあげる楽しさ&…?
身内が出身県の県紙で、ちょっとした書き物(コラム)を載せてもらうことになり、その原稿を見てあげました。半年前のブログ投稿でも似た話を紹介して、そちらは自費出版原稿でしたが、それに続いての2人目です。そして思ったのは、「これって楽しい」。まあ、通常の記者の原稿であれば、内容がわかりにくいし、わかっても堅いし、時間の制限もあるしで、大変です。でも身内相手の、比較的わかりやすい内容で、相手が何を考えているかやりとりしつつの修正だったので、楽しくできました。
それでふと思ったのです。「フルタイムの仕事を終えたビジネスパーソンが、それぞれの得意領域を生かして、低価格で個人支援サービスを手がける。そのサービス仲介のウエブサイトが人気だ」と、ある新聞記事で読んだことを。だって、同窓会誌の自由な投稿欄とか、「なんだこりゃ、いったい何を言っているの?」と思う原稿、ありますもんね。気の毒じゃないですか。せっかく自主的に書いているのに、その中身が全然、伝わらないなんて。
現役フリーだと生活がかかっているから、「こんな活動ではペイしない」と思うだろうけれど、フルタイム終了後なら、ボランティアに毛が生えたくらいの謝礼でもなんとかなる。原稿はメール添付、電話で直接アドバイス。もしも原稿の出来がよくなければ、仕方がありません。面談にして。「これってどうういうことかしら? 何を伝えたいと思った? それなら私がちょっと書いてみますよ。気に入った表現だけ選んで使ってもいいし、後はお好きにどうぞ」とやりとりをすればいいわけで。私は鬼デスクの経験はないけれど、割合とこういったコミュニケーションが得意な方です。本業のデスクが若手記者を見る場合は、原稿の元の形を生かしつつ、教育効果のある形で指導しなくてはいけません。でもこれは、依頼者が満足すればいいのだから、なんだったら「ゴーストライター」になってもいいんですねえ~。「原稿を見てあげる楽しさ&ちょっとした謝礼」のスタイルはいいかもしれません。
あっ。でも一つ思い出しました。私が得意になって修正した原稿ですが、地方紙のプロのデスクが目を通すのはまだこれからです。実際は「こんなんじゃダメ」って、大赤字になって返ってきたりして…。しまった、今回のブログ、プロのOKがすんなり出てから、アップすべきだったかも?
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