アポを忘れられる…という心配
記者職に限らず、組織の外での活動が多い人は共通だと思うのですが、「アポが相手に忘れられていないだろうか」とか、逆に「アポを自分が忘れてしまうことはないだろうか」って心配になりませんか? 私は、アポから実施日の間が開いているケースは、直前に確認するようにしています。先日、確認して良かった案件がありました。
相手は大阪本社の中小企業のトップでした。約束の前々日に、「社長を煩わせるまでもないだろう」と思って東京支社に電話をし、「東京でお会いする予定が入っていますよね」と問い合わせました。やや待たされて「確認のうえ、ご連絡します」との返事。翌日になっても返事がありません。明日なんだけど、大丈夫かな。秘書はどうやら付けてない様子。社長がものすごく多忙で都合が付かなかったから、”締め切りの日の午前中のアポ”って綱渡りの状況で、メールで約束していたので、心配です。そこで今度は大阪本社にかけて社長を呼び出して、そこでOKを確認できました。よかった。…その後、取材で判明しました。「電話をもらって、初めて思い出し(スマホスケジュールにメモしそびれていた)、あわてて交通の手配をした」のだそうでした。うーん、確認してよかった…。
約束していたのに来なかった、というケースは、これまで2件、経験しています。幸いどちらも「急ぎではない簡単な打ち合わせで、文科省近くに向こうから来てくれる」という形だったので、さほどの問題ではありませんでした。時間を過ぎても現れない先方に電話して判明します。一つは、どうやら確信犯。「…今まだ△(本部がある場所)なんだ…」って、何?! 「いや、△国(途上国)の文部大臣が急に視察したいって話になって…」って、仕事自慢?! でもこの人、憎めないところがあるタイプでね…。。もう一つは、電話したら「えっ! …ごめん、忘れていた」って、こちらもあまりに正直で憎めないタイプ。改めての面談の時にはお詫びにお菓子を持ってきてくれたので、まあこれも許します。うーん、約25年の記者生活で、アポ忘れられたのはこれだけですから、心配するほどはないっていえるでしょうかネ。
じゃあ逆はどうかって? そーなんですよ、なんと! 私自身が忘れたことは仕事では一つもないのです。予定は今も昔も(学生の頃から)、B6サイズの20穴のスケジュールノートに書き込むのが基本で、自宅では一部、カレンダーにもメモします。忘れた唯一のケースは、週末の歯医者の予約です。土曜におやつを食べながら、「今日は暇だけど、来週とか何かあったかな」とカレンダーをみたら、ちょうどその時刻で歯医者の予約が書き込まれていた…ということがありました。これが唯一。ちょっと、すごいですね! 人生50数年、忘れた約束は一つだけ(たぶん)なんて。自画自賛。けれども私は「用意周到、しっかりしているね」ともよくいわれますが、おっちょこちょいの面もけっこうあります。果たして、本当はどっちのタイプ?!
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