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2019年1月

2019年1月28日 (月)

「すごそう、だけどよく知らない」一面トップ記事

「4法人と総研大、運営統合 大学共同利用機関法人 交付金減少に対応」を2019.1.23の一面トップで掲載しました。https://newswitch.jp/p/16207 これ、すごそうでしょう? ウエブでも、掲載日と翌日の電子版の反応はよかったようです。が、ニュースイッチでは広がっていません。たぶん他のニュースウエブで取り上げられなかったのでしょう。これはつまり、「通には受ける」けど、「すごそう、だけどよく知らない機関だねというのが、大半の感想」だからではないか、と踏んでいます。

大学共同利用機関法人って、知らないですよねえ。簡単にいうと、「国立大学の仲間」の研究組織で傘下に17研究所があります。なじみがあるところの名称でいうと、高エネルギー加速器研究機関、国立天文台、国立情報学研究所、国立極地研究所、歴博(国立歴史民俗博物館)あたりでしょうか。これらの施設や設備を全国の研究者に提供し、日本の科学を下支えしています。国立大学等の運営費交付金で活動しており、今の交付金の議論とも関わってきます。それから総合研究大学院大というのも、知らないですよね。これは86の国立大の一つ。上記の研究所での研究指導で学位を取る場合、同大の学生となるというフクザツな関係性で成り立っています。それらが、名古屋大と岐阜大のアンブレラ方式と同じ形で、運営を統合するのです。そう聞くと、「運営統合」って見出しで一面トップに、実際原稿を出してから即、掲載されたのも、理解できるのではないでしょうか。

実は似たものに 「共同利用・共同研究拠点」(共共拠点)というものがあります。これは国立大の付置研究所が、自分で研究するだけでなく、持っている施設や設備をよその研究者に使ってもらう活動をする、文科省の認定事業です。拠点となるのは各国立大の1部局。で、手がけていることは、大学共同利用機関とほぼ同じ。過去にも研究所の入れ替えというか再編がけっこうあったのです。だから混同しても仕方ない面もあるのでしょう(笑)。正直言うと、私はこれらの取材にようやく手を付けたのが昨秋からで、それ以前は私もよくわかっていなかったのです。

先に取材を始めたのは共共拠点で、この一つの某研究所に出向きました。少し前に同窓ということで親しくなった所長に、取材を申し込んでいました。前半は所長室でその方に取材です。中盤、時間調整の問題があって所内の写真撮影へ。戻ってきてからは所長室で、別の方が質問に対応してくれました。気になったのは、所長が部屋を出入りしたりパソコンをいじったりしている側で、別の方に話を聞くというスタイルでした。ちょっと変でしょう? 「早く帰ってよ。こっちは忙しいんだから」という意図ではないとは思いましたが。最後にシメようとした時のこと。所長が「そうか。(専門記者の)山本さんでさえ理解はこのような感じなんだね。ましてや一般の人には(研究成果は別として組織の話は)何も伝わっていないんだろうね。今日はすごく勉強になった」といわれました。嫌みじゃないんですよ、それは話しぶりでわかりました。それで思ったんです。「私、仲間のように扱ってもらっての在席だったんだ」って。所長室で、所長の側で、所員らが打ち合わせをしているって感じ。これ、ご挨拶してからまだ2回目、と考えると破格の、親しさを持っての待遇だったのでは、と気づきました。

私のミッションは、「社会一般には知られていないけれど、重要なテーマを記事で発信する」ことです。「このメディアのこういう分野の専門記者だから」と勝手につくったミッションですが。その意味で、「大学共同利用機関法人」と「共同利用・共同研究拠点」は私のテーマにばっちりはまる。この分野の担当になって長いのに、まだ新たな開拓の余地があるとは。これまで手がけてなくてすみません。ミッションに照らしてこれから次々と、同テーマで書いてまいりますよ~!

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2019年1月20日 (日)

スロージョギング

一年中で最も寒い時期に入ってきました。昨冬は体調不良に悩まされたので、その予防のため今冬は、スロージョギングを続けています。スロージョギング、知らない? 字のごとく、ジョギングのうんとスピードの遅いバージョンで、具体的には早歩きの人と同じくらいのスピードです。が、ウォーキングとは違うのです。ウォーキングは有酸素運動としての効果はあるけれど、筋肉がつくかというと負荷が低すぎて意味がない。それは知っていました。でもジョギングは、負荷が大きすぎて辛いのに加え、膝をやられるのでは、という不安が強くて。その間、ということで私にはちょうどよいのではと感じています。

スロージョギングを「始めました」じゃないんですよ。「続けています」ですからね。えへん! 平日も夜にとくに予定がない時は、なるべく残業せずにさっと帰宅して、夕食後に40分ほど、実施します。睡眠時間はもともと人より長くとらずにいられない私ですから、うろうろ職場に残っている暇なんてない(笑)。大変です。

冬の体調不良といえばインフルエンザですが、私ははかかったことがありません。思うに私に限らず、体力に自信がなくて慎重なタイプは、インフルエンザにかからないんじゃないでしょうか。 「△さん、インフルエンザで休みだって」と聞くと、たいてい体力に自信があったために油断していたタイプ…って思いませんか? 一方、普通の風邪は違います。虚弱な人種にとっては、「あんなに気を付けていたのに…涙」となってしまうのです。それでも真冬の夜に走って、冷たい空気で喉や肺を鍛えているのであれば、これはいつもと違うはずです。違うに決まっています!!!

実は少し前に私、平熱が低いことが発覚したのです。長年、「平熱? 私は36.6度Cで変わらないですよ。なのに冷え性で」といっていたのですが、とある健康記事を見て改めて計ったら、36度Cに届いていない…。マジ? いつの頃から低体温症に変わっていたのね…。これもスロージョギングで改善するかしらん。年を重ねて体の調子は、以前と違ってもくるものなのでしょう。とと、「インフルエンザなんてかからないよネ~」なんて調子いいこといっていないで、とにかく今冬をがんばって乗り越えましょう。

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2019年1月 7日 (月)

2019年=平成31年=新元号元年

今年は改元の年。4月に新元号が発表され、5月からその元号に変わるとのことです。新聞社の記事は西暦で統一しているため、通常のリリース(配付資料)が元号で出てくるのに対して、計算して表示しなおす手間が常につきまといます。「前もっての元号変更の時期が決められるチャンスなのだから、ここは思い切って! 元号を止めてしまう、となればいいのにな~」と思うのですが、そうはいかないようです。運転免許証は併記になるとのことでいい対応だと思います。ほかもぜひ、併記を進めてほしいところです。

一番面倒なのは、新トップの略歴を書く時でしょうか。海外が長い研究者だと西暦で出してくれることもありますが、多くは官庁の慣例にならって、元号で記されています。以前は国立大学も文科省の1部局でしたし、伝統的な企業は国策会社の歴史を背負っているせいか、西暦にしないんですよね。5月以降に就任する新トップだと、昭和-平成-新元号の三つが記されてくるわけです。もちろん執筆時の労力を減らすため、早見表を使っていますが、間違える危険性をはらんでいます。そういえば以前、某法人の周年の合わせた記事を書いたときには、たしか「61年」くらいで、昭和のことか西暦のことかで混同して、締め切り間際に頭に血が上ったことがありました…。

日本はさらに、年度と年(暦年)の違いもあって本当に大変です(この年度と暦年については以前のブログにも書いています)。でも。年末年始のとあるコラムで見つけて、これについては少し前向きになりました。「リセットして、さあがんばろうというチャンスが、日本には新年1月と新年度4月の2回もある」っていう表現を目にしたのです。なるほど~、「あ~あ、最近うまくいっていない」って思っても、まき直しの機会が多いなら、きっとまた頑張れますよネ。

じゃあ、西暦と元号の両方があることのメリットは?? これは私の方でも探していくことにします。うん、常に前向き。ポジティブ思考。さらに踏み込んで「何でも自分にいいように解釈」(笑)。今年もこれで参ります、どうぞよろしくお願いします。

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