励ましを胸に
新年度から部員(記者)の実動部隊が、あるべき形の半分という、それはそれは恐ろしい形を控えて怯えています。すでに年度末の多忙で疲れが抜けない私としては、悲壮な思いを抱きつつ、「定年前の最後のヤマか…」と、平日は帰宅後はなにもしないで就寝できるよう、身辺を整理(?)しているところです。
そんな中、すごく励まされる言葉を取材先からもらいました。その取材先というのは、「長年アタックし、それなりに記事を書いてきたが、そもそも日刊工業新聞と伝統的にはつながっていなかった部門だから、なかなか胸襟を開いてくれない」ところです。たぶん、私以外の日刊工業新聞の人間(他部局も幹部も)ほとんど接触していないんじゃないかなあ。向こうも、一般紙に対するのとうちに対する気持ちは全然、違うはずです。でも記事になる中身がね、面白いんですよ。うちの読者に知らせたい、って思う。だから「記者は苦手な取材先を避けてちゃ、いけないよね」と自らを奮い立たせて、その部門の実務の人の取材に出向いていました。今回は初対面ではないものの格上の相手で、それも多忙な年度末だったので、最初に「(訪問に)ハードルが高くて」と最初に、イクスキューズしてしまいました。そうしたら、こう返ってきたのです。「我々は山本さんの取材、いつでもウエルカムですから。きちんと書いてくれるし。時々は××ですけど」と。××というのは、こちらの問題点です。が、自分とて忘れていたわけでわけではないので、これは【覚悟の上】です。それよりも、「いつでもウエルカム」って言葉が、この部門の長からもらえるとは思っていませんでした。年月を重ねて取材先の人も変わり続けているけれど、それでもこういってもらえるようになったんだ…。感激です。どれくらい感激したかというと、その後の2日ほどで10回くらい、頭の中で反芻しちゃいましたからね。まるで【愛の告白】を受けたがごとく(笑)。
というわけで、しばらくはブログ執筆も間遠くなるくらい大変な日々が続くと思いますが、頑張りたいと思います。今回の言葉だけではありません。これまでに受けてきた、仕事をはじめ様々な人からの、熱い励ましを胸にして。