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2019年6月

2019年6月28日 (金)

服選びは天候、それに…

この季節、通勤の服装に悩みますね。梅雨でもがんがん暑い年もあるけれど、今年はそうでもなくて過ごしやすい。けれど、気温が上下するという意味では、クローゼットの奥に置いてあったのをもう一度、取り出したりして、悩ましい面もあります。それに加えて…

先日は起床したらなぜかお腹がペコペコです。「そういえば夕べは、文科省の地下の食堂で夕食をとったので、時間が18時と早くなり、それで朝まで持たなかったのだな」と気づきました。そこで「はっ!」ともう一つ気づきました。「ウエストがぎりぎりなあの服、今日ならいけるんじゃない?」。だって手持ちの服って、ウエストが「ゆるめ」「きつめ」「ぴったり」ってどうしてもいろいろになるでしょう。その中でちょいっと(ちょいっとですよ、ちなみに)太ると、着れなくなるものが出てくる。でもちょいっとだから、処分するというわけにはいかない。それでしばらく着ていないという服が生じます。それを「今日、着ていくことにしよう」と思ったわけです。というわけで天候だけでなくウエストで決まる服選び、でした。今日は(短いですが)ここまで~。

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2019年6月23日 (日)

オリンピックチケットの競争率

オリンピックのチケット抽選、ため息が日本中に蔓延しましたね。私も「全滅」でした。他社含め記者クラブ周辺などで、当たったという人は見かけません。「まあ、競争率を計算すると、仕方がないと思えるね」というのが一つ。一方で「チケットの枚数や配分を、主催者側が明らかにしていないままだなんて失礼なこと。実はスポンサー企業向けが大量にあったら、『税金は使わないでスポンサーだけで勝手にやってください』といいたくなるよね」というのと感想は両方です。

自分流に計算してみました。新国立競技場は6万8000人収容、増設で8万人とのことです。一方、今回のID取得者数は約750万人と報道で知りました。おらく開会式は全員が応募しているでしょう。ということから、「席は7万5000あって(席の種類はここでは無視して)、750万人が応募した」という概数でやってみます。これだとわかりやすい。つまり「席一つに100人が応募」「当選確率は1%」です。でも開会式は1人で2人分の席を求めたケースが大半(みんなで応援チケットなどはもっと大勢も可だけど、他は2人までだった)と思うので、「当たりは200人に1人」「当選確率は0.5%」というわけです。これで計算、間違っていないよね?? で、これは全席が、今回の購入希望者に開かれていたとしての話です。今回以外の販売分、海外購入者向け、関係者席、スポンサー席がどれくらい取り置かれているのかによって、ぐぐっと厳しさが高くなるというわけです。

今回、私はこの騒動に関わる新聞記事を、文科省の記者クラブの回覧(著作権処理されているもの)で全部、確認していました。スポーツ庁案件ですから、文科省チェックに漏れはないでしょう。それで思ったのは、「もっと情報を持っている担当記者が、推定競争率を出すという記事は、なんでないのかな?」ということでした。推測記事を出すのは自信がないとできないから、そこまで突っ込めないのでしょうか。「数字を明らかにしていないのは、おかしいのではないか」という意見表明のコラム(記者名入り)はあったのですが、それもごく一部。最近の記者は、凄みを聞かせたかつてのブンヤ(新聞屋)稼業と違って、発表相手を追求する気迫が薄いからなあ。…と、業界コミュニティーのためのメディアで、社会部すらない日刊工業新聞の私がいうのもなんですが。スポーツ関連の記事なんて、ほとんど読まない私にしてこの有様です。さて、来年の本番に向かって国民の関心は、報道に対する熱意は、どうなっていくことでしょうね?

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2019年6月10日 (月)

親が大卒でない学生への奨学金&ヘリウム危機で、記事の反響が大

ウエブ時代になってビジネスモデルが変わって大変なのは、伝統的的などの産業にも共通する点です。新聞メディアももちろん大きな影響を受けていいますが、私の立場で最大のメリットと感じるのは、記事の読者反響がウエブの閲覧数やコメントによってよくわかるようになったことです。先週は二つのヒットが続きました。いや、これだけの反応なら「ホームラン」といってもいいかもしれません(自画自賛)。

一つは2019年6月6日付大学・産学連携面の「親が大卒でない学生支援 東工大が給付奨学金」です。
https://newswitch.jp/p/17916
最初、話を聞いたときにはあまりピンと来なかったのです。科学技術分野で取材していると、この問題に
悩む人がいるってあまり想像できなかったためです。むしろかつて、田中真紀子元文科大臣が「大学が
多すぎる」と息巻いて大変だった事件とか、少子化時代にまだまだ新しい大学や学部が出てくることの
不思議さの方が身近だったためです。ところがデータをみると、今の18歳人口のうち大学進学は53%と知って。
「半分しか大学に行かないんだ。これでは『行きたいのに親が賛同してくれない。一因は、親自身が大学教育の
価値を実感していないから』というケースが少なくないな」と気づき、姿勢を転換しました。

ヤフーニュースやニューズピックスのコメントを見ると、「うちは親が大卒でないけれど/だから」というのが
結構多くて、改めてそのことを感じました。あと、女性の社会的活躍に
絡むあれこれ(学びもその一つ)って、東京にいると「今のような風が吹いている時に、そんなことをいう
人、いないでしょ」と思うようなことが、コンサバティブな地方や家庭だとまだあるわけで。「女子は地元の短大で十分」と
いわれちゃうんだ、と。だからこの記事で、元気を出してほしいなと思ったのでした。

もう一つは6月7日付科学技術面の「ヘリウム調達危機 研究機関が悲鳴 JAXA、実験変更 東大、産業用の再生検討」です。
https://newswitch.jp/p/17928
これは最初、話を聞いた時には「ヘリウムが足りない、という話題か。書いてもいいかな」というくらいでした。
でも、東大生産研究所のプランが面白くて、「これは紹介しなくちゃ」と途中からがぜん、乗り気になったものでした。

こちらは、私が思っていた以上に、大学・研究機関としては幅広く気にしている問題だったと判明しました。
そしてウエブのコメントを見ると、アヒル声になるヘリウム缶とか、キャラクター風船とかで、
「一般の人でもヘリウムって身近なんだな」というのを発見。「核融合で
つくれないの?」といった発言もありましたねえ。

というわけで前回のブログに続き、仕事が絶好調。今週からは政府関係の盛り上がりがありますからね。張り切ってまいります!

 

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2019年6月 8日 (土)

仕事が絶好調、だからオリンピック企画へ

仕事が絶好調です。2019年は6月7日までの記者クラブ幹事も無事、終了しました。稼働の部員数が以前より少ない中で、紙面作成もなんとか回って驚きです。また私は、少し前のがんばりも評価されて嬉しい状態でした。

一つは3/26一面トップの「政府 産学連携に新制度 新設子会社で共同研究 大学・国研へ収益還元」の記事が、月間の優秀記事の奨励賞をもらったことです。なぜ今かというと、この内容が内閣府の総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)から正式発表となったのが5月中旬だったからです。発表の前日だったかな、日経と読売がともに朝刊2面で書いているので、「とっくのとおに、ウチが書いていますよ」というカッコよさが、賞の後押しになったのでしょう。ちなみに4月4日付大学面の「内閣府 大学の経営力向上へ 来月、産学官フォーラム」も同様の形です。5月17日に発足会合が開かれ、その一日前に朝日の3面で掲載です。おほほほ~。

それから2018年度の年間通しての人材育成評価でも、久々に高い評価をもらいました。記者だから記事の質が一番だけど、それだけはない。新聞の新規購読者の獲得や、広告主を紹介するということも、会社としては大事なこと。記者ならではのネットワーク力を生かして貢献してほしいところでしょう。私はその点でもとくに今期は成果を出して、認められたのです。上の記事の賞にしろ、こちらの評価にしろ、普通だったら「中堅のやる気を引き出すのに有効」というものでしょう。中堅の活躍は若手も刺激するし。でも、「ベテラン記者だって、がんばりをちゃんと組織に評価されるのは、嬉しいものだ」ということを身を以て感じたのでした。以前、他社の先輩が、すでに管理職になっていたものの、「生涯、1記者だ」と口にしていたことを思い出しました。その時には分からなかった気持ちを、今なら理解できるなあ~。

もう一つは、とある発表に対して「日刊工業新聞の山本さんだけが、我々(発表者)のいいたかったことをシッカリ記事にしてくれた」との御礼が来たことです。この案件、どのメディアも取り上げているんですよ。でもどこも、発表者の強調した部分ではないところを使っていて。「そのデータは去年発表済の後ろ向きのものなのに、そこばっかり書かれて…」と発表者は寂しく思ったようです。記者はそもそも社内より社外からの評価の方が大切という面がありますから、こういう反響は大切です。発表者・取材先におもねらず、意味のある情報を発信しなくてはね。

どうしてこんなについているのでしょうね。そう、私今年は、「12年に1度の大幸運期」と占いにあったのです。これだわ、これ。間違いない。ということは、先日申し込んだオリンピックのチケット抽選も、ものすごい倍率だけどいいチケットが当たるはず。当たるに違いありません(笑)。スポーツはあまり興味がなかったのに、がぜんやる気になってきました。そしてその流れで、「オリンピック関連のこんな連載記事を企画しようかな」と思案もしちゃいました。どうです。遊びも仕事も境目ナシ。12年に1度ですからね、これを生かすべく邁進いたします。

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