空腹抑制のスムージー、話は個人差と集団差へ
春からランチ前に緑黄色野菜のスムージーをとっています。朝食時に自宅でつくるというのは、女性誌などでもよく紹介されています。が、私はその栄養面に加えて、重要な狙いがありました。「食事の取り方として、野菜を早いうちに口にすることで、血糖値の急上昇が防げる」といわれるでしょう? ということは、「食事前に野菜をとっておく(スムージーならオフィスの席でとれる)と、血糖値の急上昇・急低下が防げて、つまりは夕方の空腹が抑えられるのでは」と考えました。どうもそれが大成功! 毎日、続けています。
さらに夏場は「乾きを感じる前に水分を」といわれて、でも午前中取材なのに飲み物が出てくるかわからないし、というのにも対応します。つまり、取材の前後に飲料として口に含むというものです。そのためのボトルも工夫しました。水と違って普通のPETボトルでは詰まってしまうからです。選んだのは、コンビニに売っている焼酎のボトル。高さ13センチメートルほどの円筒形です。普段は固め(その方が栄養はみっちり)で、スプーンですくって食べます。が、出先での飲料を兼ねるときは、より水分を多くなめらかにして飲む、という訳です。どうです、完璧でしょ、笑。
この習慣を始めた頃、「職場で、それ、何?っていわれるだろうなあ。まだ続くかどうかわからないから、私からは言わないでおくとしても。透明ボトルにがっつり暗緑色の粘性物質が入っているのだから、自席でスプーンですくって食べていたら、気づかれるだろうなあ」と気にしていました。そうしたら。3日目ころでしょうか。同僚で席が二つ先の女性記者に気づかれ、説明することになりました。ところが隣の席の男性記者は、まったく気づいていなかったということが、おしゃべりにより判明しました。私は「男性は視点が一直線で、集中力が高い。女性は近くがちゃんと確認できて、並行処理能力が高い。そういう傾向がある」と本で読んで知り、実際の経験でも以前から思っていました。その傾向が、今回の個人例でも当てはまったようです。
私、「文系と理系と」とか「男女では」とか「スポーツ好きと芸術系では」と分けて考えるのが好きなんですよ。もちろん、個人差はあります、大前提です。「スポーツの世界チャンピオンの女性は、多くの普通の男性より身体能力が高い」だろうから。だけど「男性集団は一般に、女性集団より身体能力が高い」でしょ? だから「個人差」を把握した念頭に置いた上で「集団差」を議論することが大事だと思うのです。片方ではだめです。個人の思い(ミクロ)も、社会や政府としてのあり方(公的資金などマクロ)も大事。両方です。
お~、うまくまとまりました! 今時だと「男女は能力に差がない」って言い方がされたりするでしょう。でもちょっと乱暴かな、もうちょっと上手な言い方がないのかな、と悩んでいたのです。「個人差は大きいけれど、集団で見たときは傾向として差がある」または「集団差はあるけれど、それより個人差の方が大きく効く」。私はこの表現で参ります!
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