「大事に使う」との意味
以前の社内某デスクが、原稿出稿に対する受領メールで使う言葉に、「原稿を大事に使わせていただきます」というのがありました。急ぎではなくて、締め切りだけ示されている割り当てものなので、おかしくはない。でもこの「大事に使う」という表現が、おもしろいなと思っていました。つまり「掲載日まで間があくかもしれません。すぐに使わないとしても、ないがしろにしているのではないので、ご理解ください」というニュアンスが入っているからです。
実はプライベートで、引っ越しを思案しています。賃貸派なので、8年ほどのスパンで引っ越しというパターンです。今の年齢を考えると「次の住まいにおいて、日刊工業新聞での60歳での正規雇用(平日5日のフルタイム)終了と、その後の再雇用レベルの働き方(平日4日とか)になるなと想定。「これから毎晩、終電帰り」という働き方にはなることはなくって(笑)、それで大丈夫そうな通勤圏内で、母の家にも近いところへの引っ越しを考えています。それに向けてモノを少し片付けるべく、大事に置いてきたものを消費or処分しなくてはと思うのです。
あるんですね、けっこう。もらった試供品とか、「今ではなくて、もっと困った時に便利そう」と置いてあるものとか。もう何年もそのまま、とか。これって「大事に」「使う」のではなく「置いてある」という話で、正しくは「置きっぱなし」「いつまでも」かな。そう気づいて、今こそ使うべしと心を入れ替えます。
でも、けっしてモノにあふれている家ではないのですよ。引っ越し料金を思案する中で「モノがうちは少ないから」って話になりました。そうなんですよ。8年ごとに移動していますからね。そこそこシンプル。でもいよいよ、正規雇用フルタイムからそうでなくなる年代。これまでの8年ごととは異なる生活への突入を、楽しみにしています!!