« 2019年12月 | トップページ | 2020年2月 »

2020年1月

2020年1月21日 (火)

運動不足はがんや認知症にも影響!? コラム「論説室から」

東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年、弊紙の科学技術・大学面の元旦号にスポーツと大学を載せ、新コラム「論説室から」でもその関連を書きました。コラムで触れたのは、「運動不足(身体不活動)は健康を損なう」という話でした。運動不足プラス食生活の問題で、循環器疾患や糖尿病というのはよく知られています。でも「運動不足はがん、認知症、うつに影響する」という話が、今回の取材や今読んでいる本(やはり東京五輪と重ねたウオーキングの新書)で出てきて驚きました。だって「認知症、近年増えているけれど、なんでなるんだろうね。頭を使っている人でも、しっかりしている人でもなるみたいだし…。防ぎようがないのでは」と思っていたからです。

どうやら、「上記の疾患は運動不足がすべて影響している。ここ数十年、明らかになってきたのは、循環器系や糖尿病でそれは食生活も大きく、壮年期に問題となるから先に研究や治療が進んだ。がんもタバコや野菜不足などの影響でエビデンスがけっこうあるから、これは運動よりもそちらの対策が浸透した。一方でさらに近年は高齢化で、これらとはあまり縁のない痩せた人などの間で、認知症が急増。介護する壮年期の次の大きな問題になってきている」という流れではないか、とみています。まだ本も途中なのですが、驚きが大きかったので書いてしまいました。もし様子が違ったら、ブログなら書き直せるからね、笑。

運動が苦手な多くの人は、私を含めて「運動はできれば理想的。とはいえ、しなくても普通のこと。仕事ついでのウオーキングでいい。食生活や睡眠がきちんとしていれば、さほどの問題ではない」という認識ではないでしょうか。それが、運動不足で認知症やがんも…となると、話は俄然、違ってきます!! 引っ越しの混乱もようやく落ち着いて、来月にはスポーツジムに顔を出そうと心を決めました。弊社の健保の福利厚生で、安く利用できるこのスポーツジムが、前の住まいの近くにはあまりになかったんですよ。今の住まいなら、駅2つ(定期でいける)なので、何もない週末くらいは行けるな、と。これ、引っ越しの理由の一つ(10%くらい?)です。運動が苦手といっても、ダンスの要素が入っているものとか、人と競うのではなく1人でするものとかは大丈夫です。だからジムなら、初心者エアロビクスと、筋トレだなあと考えています。30代は区の施設へ、それなりに通っていたんですよ。その頃は、不妊症を克服しようという目的があったから。今は、「認知症、絶対に防止するぞ! 長年、悩まされてきた冷えに肩こり、胃腸の不調や頭痛も、運動しないでいたから、解消できないだけじゃないか!!」と、超やる気になっています。

ちなみに先のコラムで、なんとこれらの症状まで明示してしまいました。やりすぎたかなあ…? そうそう、通常の記事は、記者としての執筆なので、署名がある場合は「編集委員・山本佳世子」です。だけどここは、論説委員が書くコーナーなので、署名は「論説委員 山本佳世子」です。ちょっと違うんですね。格上のはずの論説委員のコラムで、超個人的な状況を載せてしまったけど、まあいいか。年齢的なものに、引っ越しというプライベートのチェンジも重なり、仕事を初めとする日々の生活を、余裕を持って落ち着いて過ごすよう今、変わってきています。だから、いいの。これくらいのコラム、平気だもーん。

| | | コメント (0)

2020年1月 6日 (月)

新居URで思う、3現主義の大切さ

年末に引っ越しをして、仕事始めは新居からの出勤となりました。年末年始のお休みが、暦通りで9連休という長さを活用して、年末の荷造りも比較的、無理をせずに進められました。寒い時期に重なってしまいましたが、半年ほどよい物件を探して待った上でのタイミングだったので、致し方ありません。今のところ満足度が高くて超嬉しい状況です。

賃貸で住まいを変える上で、都市再生機構(UR)で行くことにしました。URの家賃は民間相場と同等ですが、経営が半官半民なのでよい点がたくさんあります。第一に、修繕がしっかりしていること。民間だと大家さん次第で、古い物件での問題点を改善してもらいにくいことを実感していました。第二に、年長になっても貸し渋りに合うことがなく、収入にあった物件が豊富にあることです。これに関連して将来、母との近居や同居にシフトするのもスムーズに行くと踏んだのです。現状で母の家にも、通勤にもまあまあなところとして、今の団地(マンション群のこと。団地という言葉が古いイメージですね…)に絞ったのが昨夏のこと。その上で希望にあった部屋が空き室になるのを待っていました。

URのお部屋探しはウェブでもできます。でも、細かい状況はわかりません。私は都市部にある窓口事務所に、「現地ショップ」と呼ぶ店舗、団地内事務所、団地の住人など様々な人とコミュニケーションを重ねて、さらに1人で周囲を歩き回る努力をしました。決まったお部屋は、その中から発掘することができた物件でした。ウェブ検索ではたどり着けない、といってよいものだったのです!

以前にも書いたと思うのですが、取材もはやり現場が大切。いつも遠隔地に即、飛んでいくというのは私の場合はできないけれど、どこかでそういう機会を作る。この半年ほどの取材を振り返ってみると、東京大学の柏Ⅱキャンパス(タクシーの運転手のコメントを記事に使った)、スポーツ企画で筑波大学の体育・芸術系地区(通常の私学と異なり、教室棟と多様な運動施設がひとところにそろっている)と早稲田大学の所沢キャンパス(想像以上に田舎ではあったけれど、人間科学部と一緒で女子学生が多い)、青山学院大学の相模原キャンパス(建物や景観が美しい。学部長らが自慢するだけのことはあります)などが、そうでした。現場、現物、現実の「3現主義」。私これ、初めて産業担当になって、初めての新社長インタビューをした時に、相手に言われて知った言葉です。三井のグループ会社トップで、若い時に三井三池争議にも深く関わって以来のモットーだと言っていました。記者もそう、同じです。でも。【極寒季、突入】です。1年前は秋からジョギングをしていたせいか、体調が維持できたのに、今秋は引越関連でうつつを抜かしていた(笑)ため、かなり体調が厳しい状況です。実は引っ越しイベントの期間中にも、寝たり起きたりの日があって、ぎりぎりでした…。1,2月は【近場3現主義】として、【遠出も含めた3現主義】は、暖かくなってからといたします~。

| | | コメント (1)

« 2019年12月 | トップページ | 2020年2月 »