東大と日本ペイントの会見に、サイバーでなくリアルに出席したから
東京大学と日本ペイントホールディングスの連携講座の会見に出席しました。オンラインでも可能だったのですが、まあさほど遠隔ではないのでリアルで出席しました。日刊工業新聞からの質問は、私はリアルの記者会見場からで、大阪の担当記者はサイバーのオンラインで投げかけました。記事はこちら。https://newswitch.jp/p/24784
この会見、中心は総長や社長なのですが、講座の8人ほどの特任教授も参加して、壇の下から順に挨拶したのです。といっても、立ち上がって礼をするだけだったのですが。そこで私が思ったのは「みんな、若いな…」ということでした。50歳くらいかなあ。いっとう最初は「私も年長になって、年下の教授が増えてきているのね」と振り返ったのです。でも、国立大の教授は65歳が定年ですからね。いくらなんでも、このグループは若い。それで公式の質問では「特任教授となっているが、専任ではないのか?」という話で、答は「工学系研究科の教授などのまま、この講座のミッションを特任として背負う。エフォート(勤務時間比率)は2割以上」とのことでした。専任ではないんですね。さらに会見後に回答者に寄っていって、私の疑問を追加質問しました。そうしたら、同社の塗料・コーティング技術と、大学のIoTだのナノ表面処理だのの研究を融合するのだから、「エスタブリシュされた年長教員より、これから新たな学術領域を切り拓いてくれる年代の中堅でなくちゃね」といった感じの答えをもらいました。なるほど~。それで、ニュースイッチでも最後の段落に入れたような解説をプラスしたわけです。
これ、オンラインでは教授陣の顔まで写してくれませんでしたからね。発表者としてもオマケでの実施だったのでしょう。でもリアルに出席していたから気づいての、プラス情報のゲットです。記者としてはアンテナを働かせなくてはいけないとちょっと自慢のところです。リアルとサイバー。今、このテーマで社説を書いています。また報告しますね~。