取材のメモ取りをPCで試みるも…
先日は充電器をセットしたパソコン(PC)を持ち歩く日だったので、「そうだ!」と思い付いて、取材時のメモ取りをノートではなく、PCのキーボード入力でしてみました。首相の記者会見のシーンなどでは、多数の記者がキーボード入力しているのを目にしますよね。私はメモ派ですが、先日はそれほど難しい取材ではなかったため、先方に「PCでのメモを、慣れてないのですがさせてください」とお願いして、PCのふたをあけたのでした。いや最初はね、失礼かなとは思ったのですよ。でも神の手と呼ばれる外科医だってなんだって、どこかで「初めてなのですが、頑張りますので」という道を経てきたわけで(笑)、だからご理解くださいねって気持ちです。
「初めて」というところから始まったわけで。だから、無理しない形にしますので、ご理解くださいね、って気持ちでした。
ところが。やってみてすぐ、記者会見との違いを思い知りました。1対1の取材では、相手の顔を見てコミュニケーションをするからです。ですので相当、ブラインドタッチで正確に入力できないと厳しいと気づいたのです。私はブラインドタッチはそうだなあ、正確かというと8割くらいかな。2割分は、目をキーボードに移して、タイプミスを直しながら取材を進めようとするので、けっこう厳しくて。途中でキーボードの接触ミスがあったのか、表記が「大文字のひらがな・漢字」ではなく、「小文字のアルファベット」に変わっちゃって、戻すのに手間取りました。さらに「問題が生じたのでシャットダウンします」の画面表示が。「すみません、ノートに切り替えますね」となりました…。記者会見の場合は、相手が一方的に話しているときは、入力に集中できるのとは違うんだなあと振り返りました。
実はこの日のPC持ち歩きは、大量のPDFの文面を読んでいくのが主目的でした。先にブログでもちらと書いた、新たな本の出版を前に、最後の校正の追い込みでした。これも初めて手掛ける形でしたが、電車内で座る席さえ確保できるなら(昼間の移動だったので、着席できると踏んで持参しました)、こちらは思った以上に快適に読めることができたのです。コンセントでの電力供給がなくなることで、画面が暗くなることに気づき、あらかじめ明るさを強めておいたのも、ポイントでしたね。というわけで今頃になって、ノートパソコンの新たな使い方を体感した日でした。
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