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2021年6月

2021年6月27日 (日)

2021.6の第4週のウェブ記事から

今週も3本です。

1.社説、キャリア教育を低学年からする重要性。先進の立教大学と早稲田大学の例& 「通年採用からジョブ型雇用へ」の流れをどう見るかが両大学の間でも割れている話です。Dsc_1537 こちらから。 ニュースイッチのコメントで書いたように、「ほしい人材×育てる人材」という新連載(写真)(企業の採用側を右、大学の育成側を左に配置したもの)で、割り当てが多数、来て辟易していた(あっ、これちょっと内緒ね)のがきっかけです。大学の入試(入口)や就活(出口)は一般紙を含め社会の関心が高く、多くのメディアが取り上げます。そのため産業専門紙として産学のつながりを重視している私は、このテーマを普段、積極的に扱っていませんでした。そのため連載取材で回る中で【新鮮】な発見があり、そこから社説を書いてみたというわけです。転んでもただでは起きない、笑。新鮮さを失わないということは、ベテラン記者には難しい点ですが、いつもと違う取材をする羽目になったらこのメリットを思い出して、頑張ることにしましょう、笑。

2.データサイエンス(DS)教育で政府主導の「リテラシーレベル」「応用基礎レベル」×「コアカリキュラム」「教材」が出そろう。こちらから。東大を中心とするコンソーシアムで議論しまとめ上げ、完成させたものですからね。質も問題ないはずです。著作権を気にせずにどんどん使ってくださいというのですから、「いや本学では、教材を始めDSなんて蓄積ゼロですから」と距離を置く言い訳はもはや、通用しません。私立文系単科大学でも、DSに取り組まなくてはいけない時代なのです。厳しいっ~!

3.東京外国語大学で、外国在のままのネイティブ教員が、責任者として本格的に関わるオンライン授業の制度です。教育のコロナワクチンで渡航留学再開の期待が高まりますが、そう簡単にいかないケースも多々、あります。また以前と同様に戻ったとしても、オンラインがこれだけ普通になったのですから、「留学の費用は捻出できないけれど、国際的なセンスと英会話力を高める教育を受けたい」という学生にも広く応える仕組みが注目されます。そのための新制度です。こちらから。

三本の記事を紹介してきて、気づきました。各記事紹介の文面と、「こちらから」で元記事(ウェブのニュースイッチ記事)に飛ぶ、リンクの挿入場所の関係です。判断のポイントは、「ブログ文面に何を書くか」でしょうか。1は、私の裏話を書いているので、リンクで記事を読んでから裏話、というのがスムーズです。あとの二つは「元記事に書いているコメントがすっごく重要で、改めて強調したいからブログでも重ねて書く」というものです。その場合(内訳として)、2は元記事を読んでから、改めてブログ強調という順番。3はブログで強調しておいて、元記事を見てもらうパターンです。どっちがいいですかねえ。3かな? さらに、元記事にはない追加情報をブログで出すケースもありますね。むむ。またまた工夫する点が出てきました。皆さんに楽しんで役立てていただくブログのために、さらに工夫をしてまいります。

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2021年6月26日 (土)

カーテン採寸のアイデアグッズ

自宅のレースカーテンを新調しました。太陽光の多い明るい場所が好きだけど、お肌のために紫外線(UV)は避けたい、というアンビバレントな状態(相反する気持ち)な私。自宅では以前から、窓にUV防止シートを張った上に、UV防止機能のレースカーテンをセットしてきました。カーテン自体はまだ寿命という感じではないのですが、なにしろテレワークで自宅仕事することが増えて迎える夏ですから、「UV機能はもだいぶ衰えているのではないか」と心配になって、リニューアルした次第です。

私は買い物をするのにもちゃんと、用意周到&合理的なタイプです。理系ですからね(笑)。ネットで一般的な選び方ポイントをチェックした上で、「私の重視する項目リスト」をメモします。1.UV防止機能が最高レベルであること 2.遮熱効果もそれなりに高いもの 3.模様など見た目も気に入るもの 4.値段。機能がよければ少し高くでも問題ないけれど、富裕層の虚栄心をくすぐるだけのものだと感じたら、合理的でないので止める(笑) 5.サイズと、取り寄せなど入手法 といったところでしょうか。陳列棚から自分で1~4をチェックして、お店の人に「一番、機能が高いのはこちらのシリーズですね」と確認して、「この商品をお願いします」とさっと決めました。うふっ、私ってなんて手際がいいのかしら。

ところがです。5のサイズでつまづいてしまいました。_1513 そういえば、窓枠とカーテンはサイズもいろいろで採寸が難しいって話だったなあ、と後で気づきました。が、当初は「窓の開口部を図っていけばいいわよね」と勝手に、つまり早合点していたのです。決定した商品を前に、お店の人と話すと「その計り方では、吊るしてみたら短すぎたとなる可能性がありますよ」といわれて焦りました。計測がまともにできないって、私って本当に理系?(笑) 間抜けですね。あれこれ付き合わせた上で「このサイズで大丈夫そうだが、帰宅後即、測定し直して、問題あれば即、電話をする」ということになりました。

そこで小さなグッズを手渡されました。それがじゃじゃーん、写真のようなものです。カーテンレールにひっかけて、ひっかけた先はメジャーになっていて「床までの長さをこれで計ってください」という使い方です。普通のメジャーだと末端をレールのどこに置くか迷うし、へらへら曲がっちゃうしでやりにくい問題を、これは解消しています。すごい。すてきなグッズです。

帰宅後、これによって購入品で問題ないことが確認できました。ちなみにお店はニトリです。比較的、モノの少ない生活をしている私ゆえ、利用頻度は多くないお店なのですが、「カーテンの品ぞろえは充実しているな」とにらんで行って、正解でした。合理的なのに抜けが多い私から、お店へ感謝の意を込めて、皆様にこの魅力的なグッズを紹介します~。

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2021年6月20日 (日)

2021.6の第3週のウェブ記事から

今週の紹介記事。6月から初めて第3弾です。
1.東海大学、アカデミストと組んでクラウドファンディングで研究費集め。こちらから。「大学の研究費集めにクラウドファンディング、ってどうかな」と思っていたんですよ。「大学側の支援は棚に上げてなんだよね?」って。だから、大学とクラウドファンディングと半々というのは割合といいのではないか、とこの会見(ウェブ会見)で思いました。研究大学でないところも関心を引かれますよね。東海大は最近、メディア活用に熱心で、いろいろ動いているのはトップの意向のような…。

2.再生エネルギー100%化に向けた大学リーグ(写真)は、こちらで。参加の9大学は国公私立すべて入っていて、研究型大学あり、女子大ありという組み合わせ。会見後の自由取材(?)は特定大学にメディアが集中することなくて、いつもと違って意外でした。会見中に地方メディアの東京在の記者が、その大学の学長だけに向けた質問を繰り返し出してきた時には、「社内的&自分たちの読者向けにはそうせざるを得ないのだろうけれど、ちょっと露骨で恥ずかしい」と思いましたが。おっと、私も会見では気を付けなくちゃ。「専門紙だからって、また偏った質問をして~」と会見の場で思われないようにね。

3.「国立女子大だから」というお茶の水女子大学の立ち位置を、佐々木新学長インタビューから明らかに。こちらです。原稿の加筆段階を含めて、当初に思っていた以上に「女子大だから」がてんこ盛りになりました…。中にいる関係者は、女子大という意識をさほど強く持っていないことが多いのですが(例えば進学理由は、都心の国立大だから、というのが多い)、社会はそういう目を向けているのだという意識を、高めてほしいなと思っています。今は女性活躍推進で追い風ですから、機会を生かさないと。

さて。週に3件とまずまずでしょうか。取材も遊びも予定を立てるのが好きな私としては「これからオリンピックも開催見込みだし、概算も近づいてくるし、夏休みもそっと静かに取得したいし。そうだワクチン接種もどうなるかなあ」。その中で、ある程度の記事数をコンスタントにブログにも出していく、というのが、取材活動のよいプレッシャーになりそうです。
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2021年6月19日 (土)

SNS速報性の魔力を、ワクチン券体験から思う

 ワクチンの大規模接種で先日、騒いだ件の続きです。翌日夕方、接種券が「市内特別便」で届きました(写真)。ですが残念ながら、予約枠はすでに満了。今回は実施にこぎつけられませんでした。上司にも「来週、接種してその翌日と、休みをとるかもしれません~」とやや、浮かれ気味に伝えていたのですが(笑)。まあ、仕方がありません。

それよりも。「そうか、SNSはこういった時に最も使いたくなるのだな」と速報性の魔力を実感したことが大きかったです。私はブログだったので、早く知らせたい衝動にかられつつも、終業後まで待っての対応でしたが、SNSなら本当に即、だったわけです。これに多くの人がハマっているのだなと気づきました。

オールドメディアとは縁がなくても、SNSなら個々人が、事柄や感想で「これはみんなに知らせなくちゃ!」と思ったら即、拡散を図ることができる。それが速報ゆえに有効で、社会にプラスのこともある。けれど、少し落ち着いてみれば「やりすぎたな」とか、「正しいか確認せずに反応して、社会にとってマイナスの行動をしてしまった」とか、反省することも出てきてしまう…。SNSの表と裏はもちろん、以前から論評などで理解はしていました。でも私は手掛けていなかったから。職業を離れた一個人として「速報性で皆に影響を与え、評価されたい」という気持ちを、ここで初めて実体験したわけです。

何でも、流行に載せられるのではなく、距離を置いて冷静になって、自分で判断してから、行動することが大切です。でも、遠巻きにしているだけだと”自称評論家”にすぎず、本質には近づけない。今回のように近いところを経験して初めて、理解が進むわけです。取材であればやっぱり、可能な限り現場に出向いて(ウェブ取材で済まさずに)、対象者も複数にして、多面的に話を聞く中から、実感を持ってのより本質的な記事を書けるようになる。その大切さを改めて思いました。Photo_20210619122201

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2021年6月16日 (水)

急ぎお薦め!ワクチン接種券で自治体HPをチェック

Photo_20210616170401 東京近郊の現役世代に有用情報です。「新型コロナのワクチン接種、大手町の大規模接種会場が空いているのに、もったいないなあ」と思っていましたよね? 私もその一人です。私は都下に住んでいるので「うちの市は小規模だし、高齢者が多い地域だし、持病もない現役世代の私に接種券が届くのはずっと先だろうなあ」「今だとわりと仕事に余裕があるので、今のうちに打ちたいのになあ」と思ってもいました。ところが。身内がワクチンのニュースを見ながら、市のHPを”なにげなく”開いていたら、「本日16日から、大規模接種会場で急ぎ希望の人には、接種券を優先発送します」と見つけてくれました。なんと! 即、載っていた市役所の担当部署へ電話。即つながるも、相手が慣れていない雰囲気なのは、今日から受付開始としたばかり、だからでしょう。夕方なので「発送は明日になりますが、あさってには届くと思います」と。やったあ!

私は新聞の切り抜きが好きなクチなので、ワクチンについても上記のように「私には関係ないかな」と思いつつ、切り抜きを置いてありました(笑)。来週一杯(27日まで)、そのほかをチェック。自分のスケジュール表を開いて「接種日」「体調不良かもしれない翌日」と続けて、仕事ナシにできるところを探します。ちょうど「これなら」という日がみつかりました。 お~、すごい展開で興奮しちゃいます。 接種券が届いたら、防衛省のHPで接種の予約をして、休みの申請を会社にして、それで確定ですね。興奮のあまり手配の順番も間違えちゃいそうです~。

これ、ツイッターとかでちょうど、飛び交っている情報ですかネ。私はSNSはやっていないのでブログですみません。ただ、いつもと違って「みんなに伝えたい!」との気持ちが強いことから、ブログのトップに掲載としました。取材で「これはすごいニュース。みんな読んで、読んで!」というのと同じくらいの、プライベートで広く発信したい情報で興奮しちゃいました。これって私のブログ史上、初めてのことかもしれません?!

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2021年6月13日 (日)

2021.6の第2週のウェブ記事から

ニュースイッチでの掲載は、ヤフーほかのサイトに転載されるため、以前から頑張っていました。それが自分のブログにも転載することにして俄然、張り切った一週間でした(笑)。

1.国立大の定期借地権活用、お茶大が参入! マンション・ビルで東大、東工大に次ぐ3例目ですが、これなら地方国立大を含め、多くの大学が参考にできると踏んでいます。こちらから。

2.建築学部という名称が使われるようになって10年を記念しての「建築学部サミット」。この学部を持つ(工学部の建築学科ではない自負がある)9大学学部長らが勢ぞろいのシンポジウムで、建築ならではのオンライン教育のプラス面、マイナス面を語りました。他学部とは異なる効果にびっくりです。こちらから。

Photo_20210613131801 3.お茶大はここ数年は大きな動きが出ています。写真は19年春にオープンした国際交流留学生プラザで、ぐるなび創業者の滝久雄夫妻からの10億円寄付を活用したものです。著作権がひっかからない写真を探して、これをアップすることになった次第です(笑)。それで1に続く今般二つ目ネタは、データサイエンス×人文科学を目玉とする「共創工学部」新設計画です。母校ですので以前からどちらも情報を得ており、「記事にできるタイミングにはぜひ」と狙っていた案件です。それだけに、どちらも他メディアより先にさっと書けて嬉しい! もっとも私は定期借地権の方が、新聞紙面では一面候補だと思ったのですが、結果は新学部が一面にまわりました。こちらから。

4.工学院大学の伊藤新学長インタビュー。新型コロナのオンライン対応で、教員の研究時間を増やそうという話は、ライバルの理工系私立大学を刺激しそうです。それにJABEE認定をとっているMOT系の大学院システムデザイン専攻、この再編プランも興味深いです。こちらから。

5.東北大学、若手支援策で全面展開へ。東大や京大はやっぱり、「ポスドクらを競わせてふるい落として一番、優秀なのが残ればいい」という感覚があるのではないかと思います。それが可能な大学ですからね。それに対して東北大は「シンパを育てていかなくては、他の大学(東京近郊)や国立研究開発法人にいい人材が流れて行ってしまう」という危機感があるでしょう。若手全体を応援します、とメッセージをはっきり発することが、他の研究機関に打ち克つ大きな手段だと考えたわけです。ちなみにこの件、読み物として仕上げるのに記者側の力量が必要です。私もすぐには文字にできず迷いましたし、関連の記者会見がウエブで開かれたにもかかわらず、他メディアもほとんど取り上げていません。メディアとのコミュニケーション戦略の難しさですね。こういったノウハウを記事とは別に、頑張っている大学にはもっと伝えてあげたいなあ~。記事はこちらから。

というわけで5本のアップ。いずれも他メディアには載っていない私の単独記事です。が、来週からは発表記事も私が手掛けたものは入れていっちゃいます。ある程度の本数を紹介したいですからね。ではまた来週~。

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2021年6月12日 (土)

レモンケーキを焼いて仕事ストレスを解消する

政府の動向やら学長インタビュー連載やらで多忙なシーズンです。文科省の記者クラブ幹事は無事、終了。弊社の文科省主担当記者が積極的に動いてくれたこともあり、代表撮影もぐっと少ない形で終えられました! まあ、1年前は新型コロナウイルスが、どれくらい感染しやすいかよくわからず、とにかく密を避けようと今思うと過剰な対応だった面もありました。ちょうどその過剰さを、解消していくタイミングだったというのもあるのでしょう。助かりました。

先週末の金曜日の夕方、私は締め切り記事を必死に仕上げて出したのに、すぐに書き直し指示が上司から来て。「もうエネルギーありませんっ!」とヒートアップしかけました(一人で)が、少し経てば「まあ、指摘のもっともな面もあるし…。週末に書き直しますか…」と思い直します。でもねえ。週末ってここしばらくはとくに、本の関連やブログのブラシュアップでパソコンにかかりきり、そのうえ非常勤講師の新しい案件があってPPT作成もしなくてはなりません。仕事に近いものだから気分が切り替わらないまま、はみ出し仕事をするなんて…。そこで。レモンケーキです!

Dsc_1504ジャンジャジャーン! 田舎の親類からもらった無農薬レモン(よって皮をフル活用できる)を冷凍保存してあり、それを使ってパウンドケーキを焼いたのです。以前に別の味でトライしていて、「土曜に材料を購入して道具もそろえておけば、基本は混ぜるだけだから、日曜日に1時間で、オーブンに入れられる」という簡便さだと確認していました。それを持ち出したわけです。

上部が真っ黒にコゲコゲだ、ですって? いえいえ、写真ではそう見えるけど(笑)、焦げはこれ、ちょうどいいくらいなんですよ。ここに仕上げのレモン果汁+砂糖水を、たっぷり塗っていて、これが甘くておいしいんですって。作って楽しく、食べて幸せ。料理だと”家事”になってしまうので、あえてお菓子を選ぶのがポイントですかね。”非日常”(ちょっと大げさかな)を、時間や費用の負担を抑えながら、楽しむ。これによってその日曜の夕方には、「仕方がない、やるか」とパソコンに比較的、軽い心持で向かい、1時間たたずに書き直し原稿を完成させたのでした。

それにしても。恐ろしいのはこの材料です。バターの小さい箱、1箱弱を投入しています。砂糖だって、計量しながら「こんなに入るの?!」と驚きました。ケーキを購入するのだと「おいしいものは身体に悪いのよね~」といいながら、さほど深刻に感じていないわけですが、手作りでは目の当たりにすることになりました。次はもう少し健康的なレシピを探しますかね…。

えっ、「お菓子作りが趣味なんですね」って? いえ、まだ…。そこまではまだ…。中学生の女の子が、料理もたいしてできないくせに、お菓子作りをやってみたがるのと同じレベルです。その女子中学生っていうのはそう、はるか昔の自分のことなのです…。

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2021年6月 6日 (日)

【今週の私のウェブ記事】紹介を始めます

最近、新聞の多様なコラムに目を通すようになりました。すると、最初は「この書き手、おもしろいな」と思うのですが、連載が進むとつまらなくなってくるケースが多いとわかりました。その理由の一つが、「最初はその人の独自の考え方や視点が魅力的だけど、そのうちネタが尽きてしまう」ことだと気づきました。コロナもあるのだろうけれど文筆家はどちらかというとインドア派だし、話が家の中のことばかりになってくる傾向もあります。それで気づいたのは、「世間で話題の、または話題ではないけれど自分で【これは意味がある】と思った対象に、出向いて取材し続けられる記者は、なんと恵まれていることか」ということです。SNSを含め皆が文章の自己表現ができる時代に、「情報発信は大手メディアの特権でなくなった…」と感じていましたが、「他の人が気付かない切り口を持っていれば、普通の人には難しい相手に会って、興味深い話が書ける」という強みを再認識しました。

Photo_20210606102201 そこでこの強みをさらに活用することにしました。私の記事の自信作はまず、日刊工業新聞の紙の紙面&日刊工業電子版(紙の内容とほぼイコール)で掲載され、次いで当社のウェブサイト「ニュースイッチ」で1‐数日後に掲載(記者・編集者別で山本佳世子を選ぶと、私が書いて転載にした記事が、写真のようにアーカイブされています)としています。このブログでもその週の新着記事を紹介することにしました。もちろん著作権があるので(記者は新聞社に雇用されているので、新聞紙面を基とする記事は職務著作)、ニュースイッチ記事のURLを紹介する形です。

では【今週の私のウェブ記事(ニュースイッチ記事)】紹介に参りましょう! 
まずは【生粋の慶応ボーイ、伊藤新慶応塾塾長】は、こちらから。この記事でいうと、「長身(189.5cm)で、取材する私が途中、3回ほど笑い声をあげるほどの笑いのセンスと人柄だった」というのは、伝統ある新聞の紙面では載せづらい。でも、「こんな人なんだ」ってよくわかる重要な情報なので、ニュースイッチには私のコメントとして載せてしまいます。

次は【地味に見えてデータサイエンス全学展開で先陣を切った、東京海洋大学の井関新学長】で、こちらから。今は新学長インタビューの連載真っ最中。私の取材ではあと二人、これから登場します。

ただし新聞記事、ニュースイッチ、ブログと元の記事は同じままです。ので、周りに置く私のコメントに工夫をします。段々と柔らかく、裏話的に変わっていくように思案しなくっちゃ。これまでは「どんな刺激的な話をニュースイッチに書くか」に注力していたので(それはまあ、維持しますが)、今後はブログでの言及まで考えながらにあります。く、苦しい…。でもこれはまた、新たな楽しみにもなりそうです。




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2021年6月 5日 (土)

ネットラジオに初出演、「大学債」を語る

Photo_20210605135201 日刊工業新聞社のニュースイッチでインターネットラジオ「Voicy」の番組、「ニュースイッチラジオ」を始めました。これは音声のインターネット放送です。火曜・木曜の朝7時配信ですが、アーカイブになっているのでその後に聞くことができるのが、普通のラジオ放送と違う大きな魅力です。番組の最初に、複数のおすすめ記事のリード文読み上げがあり、そのあとにインタビュー10分があって、全部で15分ほどのもの。私も初出演しまして、ゴールデンウィークに1ページを使って書いた「大学債」について、会話の形をとりながら解説しました! よかったらこちらから、聴いてみてください。複数のインタビューのアーカイブのうち6月1日の回で出ています。

本社の一角で、マイクを設置して、スマホで録音するという手軽さ。QAを用意しての一回目は所定時間をちょっとオーバー。「ほんの10秒でもオーバーするとダメなの?」と思いましたが、これは一定の紙面スペースに対する原稿の行数と同じで、「基本、その中に納めてください」なんですね。それで後半だけ、私の回答を減らしてとり直したら、今度は大幅に時間が余ってしまって「もったいないですね…」。そこで最後にもう一つQAを追加。「多数の大学が手掛けた時の社会への影響は」という質問と答えで、まとめにふさわしい形になりました。

放送分を聞いての反省点、その1。私、最初は意識的にかなりテンポを落として話していて、それが途中からは会話相手のスピードに連動して普通のおしゃべりのスピードにと変わっています。これはそういえば、自分が講演する時と同じ傾向です。そうかあ、私はさほど早口なわけではない(ハイテンションの時だけ、注意がいるけれど)ので、極端に「ゆっくりゆっくり」と意識しなくても、普通の感じでよいのだな、と思い直しました。

その2。どもったり、言い間違えたりするところがいくつかあります…。回答をしっかり記述して、それを読む形にして、しかも棒読みを避けようとすると、こうなっちゃうのかな? 何も見ない普段の会話なら、とちったりしないのだから。とはいえ回答用意なしでは、内容の質(あれをいっておけばよかった、と後で出てくる)としては十分でない。だから、回答を考えた上で箇条書きにし、それをチラチラ見ながらの自然な会話がいいのではないかな? これはまだ推定の状況なので次回、実際にトライしてみましょう。

ということで、次回は放送前にご案内してみましょうかね。ネットラジオというメディアの勝手がまだ、よくわからないので、他の人(社の記者仲間)のインタビューも聞いてブラシュアップを図ります。

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