2021.6の第2週のウェブ記事から
ニュースイッチでの掲載は、ヤフーほかのサイトに転載されるため、以前から頑張っていました。それが自分のブログにも転載することにして俄然、張り切った一週間でした(笑)。
1.国立大の定期借地権活用、お茶大が参入! マンション・ビルで東大、東工大に次ぐ3例目ですが、これなら地方国立大を含め、多くの大学が参考にできると踏んでいます。こちらから。
2.建築学部という名称が使われるようになって10年を記念しての「建築学部サミット」。この学部を持つ(工学部の建築学科ではない自負がある)9大学学部長らが勢ぞろいのシンポジウムで、建築ならではのオンライン教育のプラス面、マイナス面を語りました。他学部とは異なる効果にびっくりです。こちらから。
3.お茶大はここ数年は大きな動きが出ています。写真は19年春にオープンした国際交流留学生プラザで、ぐるなび創業者の滝久雄夫妻からの10億円寄付を活用したものです。著作権がひっかからない写真を探して、これをアップすることになった次第です(笑)。それで1に続く今般二つ目ネタは、データサイエンス×人文科学を目玉とする「共創工学部」新設計画です。母校ですので以前からどちらも情報を得ており、「記事にできるタイミングにはぜひ」と狙っていた案件です。それだけに、どちらも他メディアより先にさっと書けて嬉しい! もっとも私は定期借地権の方が、新聞紙面では一面候補だと思ったのですが、結果は新学部が一面にまわりました。こちらから。
4.工学院大学の伊藤新学長インタビュー。新型コロナのオンライン対応で、教員の研究時間を増やそうという話は、ライバルの理工系私立大学を刺激しそうです。それにJABEE認定をとっているMOT系の大学院システムデザイン専攻、この再編プランも興味深いです。こちらから。
5.東北大学、若手支援策で全面展開へ。東大や京大はやっぱり、「ポスドクらを競わせてふるい落として一番、優秀なのが残ればいい」という感覚があるのではないかと思います。それが可能な大学ですからね。それに対して東北大は「シンパを育てていかなくては、他の大学(東京近郊)や国立研究開発法人にいい人材が流れて行ってしまう」という危機感があるでしょう。若手全体を応援します、とメッセージをはっきり発することが、他の研究機関に打ち克つ大きな手段だと考えたわけです。ちなみにこの件、読み物として仕上げるのに記者側の力量が必要です。私もすぐには文字にできず迷いましたし、関連の記者会見がウエブで開かれたにもかかわらず、他メディアもほとんど取り上げていません。メディアとのコミュニケーション戦略の難しさですね。こういったノウハウを記事とは別に、頑張っている大学にはもっと伝えてあげたいなあ~。記事はこちらから。
というわけで5本のアップ。いずれも他メディアには載っていない私の単独記事です。が、来週からは発表記事も私が手掛けたものは入れていっちゃいます。ある程度の本数を紹介したいですからね。ではまた来週~。
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