21年8月第4週、概算記事5連発!
各省庁の概算取材が佳境…の時期ですが、今夏は各紙の記事が激しく出ていないのは、なぜでしょうねえ。弊紙は久々に、記者クラブ常駐(新型コロナ前は毎日、席にいた)メンバー4人が出そろって、あちこちに動きました。私も他メディアがまだ書いていない概算もので5本を掲載となりました。こんなに書いていいのかしら~。写真はそれらの記事。画像の ぼかしに初挑戦で、てこずりました。記事は見出しだけでも丸写しはマズイというのもあり、なんだかよくわからない写真ですみません。
1.といいつつ、紹介の最初は、理系女性の連載の最終回。リケジョの卵の女子中高生向けの話です。元となる著書「理系女性の人生設計ガイド」を中学校の教諭をしている女友達に贈ったら、「佳世子さんの熱い思い、使命感のようなものが伝わってきました」「理系に限らず研究者という生き方について、キャリアを積んでいくということについて、リアルに感じることができて、私自身も勉強になりました」という感想が。いつもの仕事先とは違う人に、こういった評価をもらうのは嬉しいですね! そして「教員が一冊ずつ、秋の図書紹介をするので、この本を使わせてもらいますね」といってくれたのです。未来を率いるリケジョの卵に、いい影響があると作者冥利ですよね。ニュースイッチ記事はこちらから。
2.国立情報学研究所(NII)の1面トップ(写真の右下)は、情報ネットワーク基盤のSINETに、新たにデータ基盤を組み合わせ、日本の大学・研究機関の学術研究をぐっと太くする中期計画です。6年間計750億円というのが、写真でぼかし切れておらず、読めますね。このうち2022年度分が概算要求されます。NIIは近年、おもしろくなってきていて、秋からも取材・執筆に頑張りたいところです。こちらから。
3. 数理・DS・AIの政府事業で、エキスパート年2000人養成の博士教育が出てきました。この分野の高度な知を幅広く持ち、学部や修士学生のDS・AI教育の担い手(教える方)に、というのは、博士人材の新たなキャリアとして注目です。修士レベルの教育と合わせての記事、こちらから。
4.学部生の「教育」に使う実験・実習の機器をDX化する新事業です。昨年度は共用化や遠隔化を進める「研究」機器の予算で盛り上がりましたが、より低学年の次世代人材育成で重要な装置類が今回の対象です。購入費があるので75億円と高めです。こちらから。
あとは来週以降のまとめ記事にも活用するので、そちらで紹介しますね。
それにしても。以前から準備してタイミングを計っていた1面トップは、やっぱり本当に嬉しい。それに情報を入手して、即電話アポして省内で取材して、情報入手の1時間半後には原稿を出稿する動き方にも、「私もまだまだイケるわね、ウフッ」的なワクワク感がある。けれど。やっぱり疲れますね…。ほんの数日の集中なのに朝、疲れが抜けないまま出勤する経験は、テレワークが一般的になったことから久しぶりです。「そういえば以前はこういう日がしょっちゅうで、だから『このままの働き方では、年齢的に耐えられない』と悩んでいたなあ」と思い出しました。記者の仕事の醍醐味と、心身の負担と、両方を改めて味わった8月末でした。