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2021年8月 8日 (日)

21年8月第1週記事。質の良いコラムとは、取材した予想外の内容に、独自視点や専門知見を加えたもの

なんだか仕事が絶好調! オリンピックゆえの4連休、3連休と紙面作成は大変で、私のいつもの「質重視」に加えて「量」も求められますが、両立させて動き回りました。その中から今週は4本(本当はもっとたくさん書いているんですよ~)紹介します。

1 フェムテック、先日書いたものと同じ案件での論説委員コラムです。タイトルは「フェムテックに見た若さが持つ可能性の衝撃。年齢による経験値は偏見も生み出す」って、かっこいいでしょう? 自分が受けた衝撃を「なぜだろう」「こうしたらどうなるんだろう」と発展的に考えた内容で執筆しました。「コラムは、取材した(読者にとっても)予想外の出来事を基に、他の人が気づかない視点や専門記者の知見で取り上げたものが一番、価値が高い」と思っていて。今回はその意味で自信作です。記事はこちらから。

2 理系女性キャリアの連載コラム、#2「大企業の上級職に、理系女性はこんなにいる!」。弊社の1年前の研究開発アンケートの結果を使っており、古いかと心配しました。とはいえ、新聞というオールドメディアの読者以外には、届いていない可能性も高い。それで、「中身がおもしろいなら、新たに目に付く形(理系女性キャリアの連載の中で)で、文面もブラシュアップした上で取り上げればいい」ととらえて、再活用にしました。新たな切り口は「年長女性は勝ち気で、年少女性は気遅れするけれど、でも…」というところです。ウェブというニューメディアでの、高付加価値化ができた気がします。社会全般の女性活躍推進で私自身、他メディアから刺激を受けることも多く、それを受けて次のコラムの書き方を思案するー。そんな展開を楽しんでいます。こちらから。

3 慶応大学が起業家教育・起業支援の専門部署設置へ。この取材のきっかけは、慶応義塾(学校法人)の伊藤公平塾長(慶応大学の学長でもあります)の新トップインタビューの中で、OBでグリー共同創業者で慶大関連ベンチャーキャピタルの社長をしている山岸氏を、常任理事に選んだと知ったことでした。私はベンチャーキャピタル設立時に山岸氏を取材していて(何年も前ですが)、若いしどんな活躍をしてくれるかなと気になった人だったので即、アポをいれちゃいました。ご本人は教員ではないし、博士号も持っていないしで、「起業家教育を正課科目で用意するには、教員層の理解を得ることが重要だ」と意識しています。でも創業ベンチャーを上場まで持って行った経験から、財務担当の常任理事として経営に深く関わる立場になったわけです。そうなると「成功後に義塾(関係者は慶応義塾のことを、こう呼びます)にババーンと寄付をしてくれるベンチャー」が生まれるかも、と考えつつの起業関連支援になるでしょうし、さあどうなるのか、興味深いところです。こちらから。

4 事業構想大学院大学がNEXCO東日本と、同大仙台校の新設で連携。両トップの写真は、調印の部屋に加えてわざわざ、同大関係者が愛する玄関先の楠の木の前での撮影です。Dsc_1608 この東京校を地下鉄の表参道駅徒歩1分という超オシャレエリアに置いているのは、企業の広報・宣伝部門の社会人向け専門職大学院大学(大学設置者の学校法人は、雑誌「宣伝会議」の企業関係者がつくった)だから、でしょう。オシャレでないと許せませんよネ。ちなみに写真右に写り込んでいるのは、NEXCO東日本の社長の車と思われます。会見後の実務者説明を終えて出たときには、消えていましたから。郊外の大学のキャンパスと違って、青山エリアでは駐車スペースを広くはとれませんねえ。記事はこちら

なんだかブログの文章もなかなか調子よく書けている気がします(笑)。さらに今、総合面向けの大ネタを「予定稿」として出稿中です。取材先から掲載OKの返事をもらえるのが少し先になるので、気になっています。他メディアに抜かれる心配はなさそうなのですが、それでも掲載が実現されないと落ち着きません。少なくともここまでは、絶好調が続きますように~。

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