21年10月第4週。情報必修化など中等教育にも触手を伸ばす
先週、ニュースイッチに載らなかった分が今週になだれこみ、5件の掲載です。
1.立命館大、トップクラスの研究者育成に向けた支援組織「RARA」設立。この「ララ」という、研究関連組織とは思えない名称の愛らしさが魅力です。中身とは関係ないけれど、やっぱり名称って大事だなと思います。ちなみに名作映画好きなら、「ドクトルジバコ」の「ララ(ヒロインの名前)のテーマ」を思い出しますね。記事はこちらから。
2.東大生産研がPwCコンサルティングの寄付で設立した「インタースペース」研究部門。記者会見の中でよく理解できない部分もけっこうあったのですが(皆に分かってもらいたい、とかみ砕いて説明する気が当事者にはないのでしょう)、わかった部分は「おもしろいな」と感じたので、わかったところだけで記事を書いてみました。こちらから。
3.社説、高校の「情報」必修化の件。高校生の学び(中等教育)についてなので普段は取り上げないのですが、「このテーマは触っておかなくちゃいけないな」と思って取り組みました。「一度、ちゃんと取材してさえおけば(それほど深く取り組まなくても)、苦手意識はなくなるもの」ということを実感しました。ちなみに大学入試については、国立大学協会は大学入学共通テストの出題で、従来の「5教科7科目」に情報を加えた「6教科8科目」を課す案を議論していましたが、結論先送りとなったようですね。こちらから。
4.東大や阪大が中心になってSTEAM教育の全国組織立ち上げ、会員企業は100社が目標。全国ネットワークがなかったって、ちょっと意外です。草の根活動できたけれど、政府も重視を報告書に記すようになって機が熟した感じでしょうか。 Aは狭義のアート・デザインではなく、広義のデザインで、写真は東大生研のデザインシンキングの活動風景です。記事はこちらから。
いま思案しているのは、お正月企画の取材です。中テーマを何本かさぐっておいて、正月の紙面ニーズに合わせて出稿したり、それとは別に普通の紙面用に手を加えたり、していくつもりです。このところ寒さで体調が悪化したことを振り返り、「そうだ1月2月は、外取材を控えめでもネタ不足にならないよう、今から思案しておかなくちゃ」とも思いつき、それと重ねて動きましょう。新聞記者は短期決戦の仕事が本来は多いけれど(スクープ記者とか、なんでも対応しなくてはいけない若手・中堅世代とか)、年齢・担当など立場的に、中期戦略で仕事を進められるよう変えていくことが、重要だと実感しています。
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