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2021年12月

2021年12月26日 (日)

2021年12月第4週、「世界と伍する研究大大学」ユーチューブが一区切り

1.今週の記事。大学の学部研究費獲得において、URAの効果は如何に? URAは専門職で研究支援人材という点で、産学連携コーディネーターなど近い存在ですが、記事の円グラフのように前職が多様で、若い人も、女性も、より多いのが特色です。私も専門職で、大学の研究・教育・産学連携の情報発信をしているという点で、近しく感じています。主力の文科省事業が来年度で終わるので、その後を関係者は気にしている段階にあります。…実はこの記事、ニュースイッチアップを見落としていて、一度ブログを完成させた後に今、こちらを追加しております…。記事はこちらから。

2.震災経験者とは違う角度から見つめ直すという、東北大学における学生クラフドファンディング。その一例としての映画祭に私はひきつけられたのですよ。というのはですね、

昨秋の東北大取材の時のことです。私は東日本震災の年の取材で「東北大の研究者はほぼ全員、”社会のために”の意識に変わった。この大学はいったい、どんな大学になっていくのだろう」と強い印象を受けたため、それを携えての満を持しての再取材でした(写真はその時の「東北メディカルメガバンク機構」のデータ管理部署です)。
Photo_20211226110401ところが取材で出てきた中堅世代の研究者に「いや、私は震災後の着任でして…」といわれて拍子抜けした(もちろん、震災の意義は周囲からたたき込まれていると思うけれど)というかショックを受けたのです。自分の思い込み、いろんな人がいるということ(多様性でうね)への思慮不足(皆、同じ思いを抱えていると思ってしまう)ことを反省したのです。東北大の学生であれば「どこにいっても震災の話を押しつけられるけど、自分はその時、子供でまだ九州だったから揺れさえしなかったのだから」など、思うこともあるだろうと。だから今回のクラフドファンディングに注目したというわけです。記事はこちらから。

3.世界と伍する研究大学の文科省の検討委員会に、委員として出席してきましたが、これも最終回です。他の審議会の委員会でもユーチューブがありましたが、審議会系は委員の数が多くて2時間に1度くらいしか発言できないので、あまり「皆様に顔をさらしている」気分がありません(笑)。ので「ユーチューブで出ているんですよ~」的なうれしさ(笑)も最終です。URL、以下に貼りますが、議事録が公開されると動画の方は削除ですので、「今しばらくなら、みられます」って具合です。URLはこちら。https://youtu.be/J9YXlG--VFE

いよいよ年末。取材先とも「よいお年を」のメールが行き交います。私からブログ読者へも同様にご挨拶。「よいお年をお迎えください。ブログも含めて、来年もどうぞよろしくお願いします」。




 

 

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2021年12月25日 (土)

居酒屋Webで話した大都会・大阪での迷子と、積水ハウス

先日、私が幹事での懇親会を実施しました。最初は「なんで一番の年長の私が幹事なの」と思ったのですが途中から、大阪など二か所の仲間にもWebで参加してもらうプランを考え付いて、張り切ってしまいました。Wi-Fiが可能で、個室で、さほど高くない居酒屋というハードルでしたので、Web予約の前後に電話を店に入れる念の入れよう。おかげで中途半端な人数にもかかわらず、広めのスペースを用意して持って(個室とでも周囲の音がそれなりに入るのは、高級店でないため歯科型内)、PCとスマホを併用して、遠方メンバーにも楽しんでもらえました。これ、かなりおすすめですよ!

その時、大阪の繁華街や建物の名前が挙がって、「私、理系女性の講演会で12月あたまに大阪へ行ったのだけど」という話をしました。いや、迷子になったんですよ。梅田と新大阪とそれぞれ30分ずつ。考えてみると一人で大阪ど真ん中というのは、ほぼ初心者。行くまでは「梅田って、大阪駅と違うの?」(ほぼ同じ。大手町と東京駅のようなものでしょうか)、「新大阪駅と大阪駅って、こんなに近いんだ」というレベルでしたから。それに大阪は東京と違って、出口など道案内の表示が多くない(後日、他の人にも言われた)んですね。それでもって、新型コロナで「知らない土地へ出かける」ことが極端に減っていたため、大都会で迷子になる羽目になったわけです…。

大阪行きの報告を少々。理系女性のイベントの会場は「梅田スカイビル」。写真はこちら。

Dsc_1922

この上層フロアでの実施でした。産学グループの活動で今回は、主催が積水ハウス。それで同社が建築主だという同ビルの上層フロアでの実施でした。企業だからあれこれ充実していて快適で、終了後はビル内にある「絹谷幸次 天空美術館」の学芸員付きツアー(同社グループ社員向けの解説も兼ねていました、笑)まであって。かなり個性的な絵を描く画家(今秋、文化勲章)なので、一人では出向くのに悩むところでしたが、おかげで満喫できました。

積水ハウスですからね、女性社員はそれなりに多いと想像していましたが、実際は3割だそうです。驚きは男性育休の制度と取得率です。「3年間で合計4週間の男性育休」を整備していて、なんと100%取得だそうです。すごいです~。積水ハウスですからね、「家庭より仕事に決まっているだろ」という社員は今時、いらないってことでしょう(笑)。こうなると、社内結婚の可能性が頭にちらつく優秀な女性が、同社にめちゃ集中することになっても、当然かもしれませんね?!

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2021年12月19日 (日)

2021年12月第3週、高知5大学の教職課程連携

大学の連携、それも踏み込んだ方策(中身の薄い連携協定は除いて)は私の取材の大事なテーマです。一方、初等中等教育は対象外のテーマです。この両方が重なるところはやや悩ましい範囲。今回は大学の教育学部や、教員養成課程(私も理学部出身ですが、教職の科目を選択して学ぶことで、中高の理科の教員免許をとっています)の話です。少子化を背景に量的にはダウンでも、優れた教育への社会ニーズは高まって質的にはアップが求められているため、連携は他分野よりずっと重要な課題なのです。

教員養成課程の仕組みになじみがない(自分の学部時代だって、言われた通りに科目をとっていただけ)のでなかなか、手が出ませんでしたが、今回は頑張って取り組みました。四国の国立5大学、つまり4県4総合大学と鳴門教育大学のケースです。地域ブロックでの連携といえば、やっぱり九州か四国がわかりやすいですよね。地理的にひと固まりになっているから。でも四国なら真ん中に四国カルストが横断していて、山越えが大変なため実は、行き来にかなり時間がかかるそうです。写真は有名な徳島県の祖谷渓です。

Kaiten

あ、これは取材時の撮影ではなくて、あたしの観光旅行時のフォトです(笑)。どうです、左手のこの谷の深さ。右に写っているのは、ここで子供たちが肝試しで放尿をしていたという話に基づく銅像です。

5大学連携を嫌がる声もわからないでもない。とくに現場は「自分の働き方としてすべきことなのか、やっても面倒なだけか」など考えますからね。これについては新年のまとめで記します。今回の記事はこちらから。

さて、年末年始の記事手配が佳境に入っています。来週は取材に出向くより、執筆にエネルギーを注ぐ週となりそうです~。

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2021年12月18日 (土)

冷えが厳しくコーヒーはノンカフェインへ

今年の初冬はものすごく寒いですね…。もう私は、頭痛に腹痛(お腹が緩い)、激しい肩こり、時に胃痛までと大変です。漢方も服用しているのですが、振り返ると例年、この時期は安定しないことを思い出しました。季節の変わり目だからでしょう。つまり、1月や2月は厳冬期で、一定状況が続くため、その点では体の反応は安定するのではないでしょうか。ということで冬休みまでもう少し、注意しつつの日々です。

近年、胃の調子がよいことから、私もコーヒーを飲用しています。ポリフェノールの美白効果でコーヒーがいい、との話も出てきたので、1日に一杯を飲むくらいで対応してきました。ですがカフェインは体を冷やすんですよね。一般に紅茶や緑茶より、コーヒーの方ががぜん、カフェインが多い。かつてはコーヒーだけがてきめん(飲んで即、胃が痛くなる)でした。のでノンカフェイン(デカフェともいいます)のコーヒーをスーパーで探したのですが、これが予想外に大変でした。

ノンカフェインのコーヒーはあるにはあるのですが、1パックずつの個包装が6個くらいになった商品ばかりです。カフェイン除去の処理がされた粉は、めったにないことがわかりました。ニーズがないんでしょうね。唯一みつけて入手できたのが、スターバックスのものでした。Dsc_1960-2 写真がそれです。

最初は「スターバックスのものかあ」って購入を見合わせたんですよ。というのは私は、「ユーザーに人気があるからといって、変に割高だったり、身体や環境によくなさそうなものでビジネスしている企業」には、近寄りたくない口だからです。スターバックスの店舗のコーヒーは値段が高すぎ、クリームてんこ盛り過ぎ。あ、あとカップにマジックで注文商品名を書くセンスも、わからない。かっこいいんですかね? 私にはちょっと…。

とはいえ結局は他にみつからず、「販売してくれてありがとう」と購入しました。同社は米国発祥だからでしょうね。米国人はコーヒーをはじめ全体にカフェイン好きでその分、「カフェインはよくない」という自然派の見解も、日本より強いみたいです。初めて「コーヒーの粉から(たしかフリーズドライの技術で)カフェインを抜いたものがある」と知ったのも、米国に旅行した時でした。20年くらい前かな? 海外旅行かあ。2022年はまだ無理でしょうかね。早く皆が動けるようになってほしいものですね。

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2021年12月12日 (日)

2021年12月第2週、早慶の「世界と伍する研究大学」記事の人気イマイチはなぜ?

今週は2本。

1.「世界に伍する研究大学」の対象として早慶が検討されるとしたら、条件の「3%成長」はクリアしそう?  いう解説記事です。これ、予想に反してPVがあまり高くありません。早慶対比は週刊誌の定番テーマで、私も会社購読ものを読む(割合と頻繁にある企画なので毎回、買うのは止めた)けど、研究力絡みのはほとんど載っていない。世の中の関心はそんなものなんでしょう。でも経営に寄った形で、世界に伍する研究大学(文科省委員会は毎回、ユーチューブ500人視聴レベルの人気)で両大学を見た記事は、日本中でこれしかないと思うんですけど?! 「早慶の研究」に関心のある人は全国、それなりにいると思うので、拡散してくださいな。 写真はDsc_1823 慶大の田町キャンパス、本部の「塾監局」(じゅくかんきょく)です。記事はこちらから。

2.法政大のデータサイエンスなど全学科目を学んだ学生に、電子証明のデジタルバッジを発行するという記事です。リリースでの原稿執筆だったので、コメント付きの自薦にしておらず、ニュースイッチの「記者・編集者」の「山本佳世子」の中には入っていません。ニュースイッチ編集部が日刊工業新聞の紙面記事からセレクトした(社内事業なので、各記者に確認せずに使っている)ことを、サイトで知った次第です。でも裏話は可能なのでそれをご紹介します。

デジタルバッジは電子メールやSNSに貼ることにできる履修証明のマークです。リリースにはその絵柄が記載されていました。そのためデスクから「これ、マークを新聞上でも載せたいね」とリクエストがありました。法政大に電話したところ「できなくはないが、ちょっと大変だ」との返事です。電子の証明マークを、電子メール添付で送ったら、証明の悪事に転用されちゃう心配があるから、というわけです。

言われてみればもっとも、失礼いたしました。「デジタルバッジ発行元の一般社団法人に確認し、PDFで送ることができなくはないと思いますが」と、丁寧な対応に感謝です。ですが時間もないし、そこまで煩わせることもないと判断して、紙面もテキスト文だけの記事になりました。記事はこちらから。

実は早慶の記事、紙面掲載日とニュースイッチ掲載日の間をあけた(財務ものゆえ万一、ケタ間違いで訂正になんかになったら…と不安だったため)こともあり、本日の執筆を忘れていました。自分の自信作だったのに(笑)。で、先に別ネタでアップしていたのを、今こちらの内容に書き換えた次第です。先のブログ記事は「幻の」といわれるほどの内容ではない(笑)けれど、目にしたあなたはレアな読者ですよ?!

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2021年12月11日 (土)

重宝する友人は、アウトドア好きとエンジニア

今年の冬は寒くなるのも早い気がします。そうなる前に…と秋は外遊びに忙しい(笑)。11月に友人宅の庭(ベランダ)でバーベキューをしました。仲間がアウトドア好きだと、手持ち・購入のグッズを活用させてもらって遊べるので、大事にしないといけません(笑)。今回の友人は手作りグッズも多いのですが、新たにお目見えしたのはおしゃれなバーベキューセットでした。

写真はちょっと見にくいのですが、食材を並べた下の丸いプレートに対し、それよりやや直径の小さい丸い器具が上についていて、そこから赤外線など出しているようです。いつのまにか具材に火が通っていて、うっすらと焦げ目が、ちょうどよい具合に付きます。長くほおっておいても焦げ焦げになりにくいのもグーでした。実際の火を使わないためですね。焼き肉などで「煙が出ない」という売り文句がありますが、「直火出ないのでひどく焦げたりしない」ということなんだと、これを見て思い至りました。

Dsc_1838

自分が器具を購入した場合は、説明書をよく読んで仕組みを理解するのですが、人の物ですのでよくわかりません(笑)。若い人だとスマホですぐ検索して調べますが、私くらいの年長者はかなりの関心でないと動かない…。で、こういう時に同席していたらいいな、というのが理工系エンジニアの友人でしょう。どういう仕組みになっているのかを教えてくれて即、賢くなれますから。仕事として技術者や研究者をしていると、専門とちょっと違う分野でも、わりあいと皆、よく説明してくれます。ある程度共通する側面もあるし元々、テクノロジー全般に興味が高いし、ということなんでしょう。私? 私は「理工系出身」。説明されれば理解できる、というレベルでして。えっ、友人に頼るばかりじゃだめだって? 記者だからやっぱり筆でお返ししますかね。これからブログは、友人の手作りアウトドアグッズ紹介で、一色になっちゃうかも?!

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2021年12月 5日 (日)

2021年11月第5週から12月第1週。

1.社説で、世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI) について書きました。以前からどこかで取り上げたいとは思っていたのですが、究極の(レベルの高さを含めての表現)基礎研究でもあり、うまくできずにいました。というか正直にいうと、「日刊工業新聞的には応用研究の方がなじむから」と、言い訳して逃れていた感じです…。今回、「世界と伍する研究大学」の議論の中で出てきたのです。さらに「基礎研究でもこんなに外部資金を稼いでいる」という切り口を改めて示されて、「これは伝えなくちゃ」、これなら私らしい記事になると思って取り組みました。写真についてはよい手持ちがなく、基礎研究現場のイメージ写真とします。Img_0401 記事はこちらから。

2.東京大学とクボタの連携協定。もはや東大の産学協創(産学連携の中での、大型の特別体制)で「10年100億円」が標準になってしまったのでしょうか…。ソフトバンクあたりから出てきたこの数字を他でも(大阪大学と中外製薬などでも)、目にするようになりました。今回、東大とクボタとの話の中でどう考えても、ダイキン工業(10年100億円で始めたが、カリスマ会長が大いに効果を喜んで、『金額は問わない』的な発言も出ている)のケースを参考にしたことでしょう。同じ大阪&伝統モノづくりの大手企業ですからね。あっ、ちなみに先の大阪行きで、駅近くのダイキンの看板など目にしました。やはり現地に行くと、それまでとは異なる印象が生まれてくるもの。現場主義、意識したいですよね。

12月、新型コロナのさらなる新型の様子をにらみつつも、社会が皆が流動しています。新幹線も混んでいましたよ。今年は寒さが早く来た感じですが、装備をしっかりして新年までの1カ月、積極的に動いてまいりましょう。

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2021年12月 4日 (土)

大阪行きで女性づくし

週末、大阪での女性研究者支援のイベントで講演をします。仕事関連での遠出は超久しぶりです。大阪で数時間のイベントなので、日帰りでも可能ですし、主催者側も「ウエブでの参加でも構いませんよ」と言ってくれました。謝礼は総額(交通費と宿泊費が必要な場合は、そこから出す)形なので、ちょっと悩みました。でも新型コロナが落ち着いて、この先もどうなるか分からないだけに、貴重な機会です。そのため私は前後泊をとる、という踏み込んだ計画にしました(笑)。以前から親しく、東京で取材していた女性経営者との交流の機会も(一部は会社訪問も)、設定しちゃいました。

大阪の女性は元気がよくてパワフルな人が多いですよねえ。名古屋の女性もそうかな? 東京は「わきまえる」ように女性が抑圧されているのかもしれません。そんな大阪の女性と多数、顔を合わせるのでおしゃれも思案しました。自分の写真を載せるのは恥ずかしいですね。あ、でもフェイスブックをしている人なんて、大量に自分の自慢写真を出しているのだから、気にすることはないですね、笑。出立日の撮影、&ブログ執筆も新幹線に乗る数時間前という形です。

ベレー帽、これ少し前のブログで書いた「冷えて頭痛がする」対策用で、今秋に購入したものです。リバーシブルで、片面が濃いグリーンなので、写真の面もグレーにグリーンが混じった珍しい色だというのが気に入りました。キャスターケースもブログで書いた、ブランドニューです。Dsc_1918コートは直前まで、ベージュのショートコートにするか迷いましたが、ここへきて寒さがぐっと進んだので長いコートにしました。赤ですからね。大阪の女性のパワーに張り合えるよう、元気に行って参ります!

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