2022年2月第1週、SNSで読まれると言ったら若手研究者ネタ
紹介する記事は、電気通信大学の若手研究者支援の新施策。博士後期課程学生の学位取得直後向けに、任期付き助教ポストを用意するという話です。
研究を意識している大学の教員は皆、「学生には博士課程に進学してほしい」といいます。が、これに「もっとも、その先の仕事を見つけるのは大変と思いますが。ちなみに我々は特に面倒を見ませんよ」と続くケースが、分野によっては多々、あります。情報理工系はこれとも違って、昨今は企業のアプローチが強いでしょう。だから「博士課程に進学してほしい」&「もっとも、進学しなくても、いい企業就職がたくさんありますが」となっていたわけです。
そのため今回の施策で、「博士課程に進学すれば、直後は任期付き助教のポストで支援します。その先はいったん学外へ出て力を磨き、本学に戻ってきてくれればもちろん嬉しいけれど、それ以外も含めてキャリアが広がりますから。博士課程を終えてすぐ、AIなどで企業の高給与を狙う道も、これからは強力候補じゃあないですか?」というわけです。記事はこちらから。
若手研究者の各大学施策はSNSで広がるらしく、ニュースイッチのPVもいつも高くなります。過去には山口大、総合研究大学院大、青山学院大、立命館大などなどの私の記事がヒットしています。本当の研究型大学は、外部研究費をたくさんゲットして、そこからポスドクを大勢、雇用するスタイルが確立されています。対して研究型大学でないところはポスドク雇用も少なくて、だからこそ教員職などで若手を引き付ける策が、大事になるのだと最近、ようやくわかってきました。ちなみに写真は同大の学生ラウンジ風景です。 こういうシーン撮影は「顔が映り込まないように」と気を使いますが、マスク社会になってその点は楽になったかもしれません(笑)。
それから先日、心配していた腰はおかげさまで、10日ほどでよくなりました。もちろん「腰痛悪化や新型コロナ感染になったら、Web取材に集約すればいい」という考えも頭にありました。ですがこの週は、対面でしておきたい案件(写真撮影ありなど)が続きまして。無事、終了。あとはWebだけになっても大丈夫です~。
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