2022年4月第2週。JSTと理研の新理事長にビビる
今春の国立研究開発法人(官庁の人は、ケンパツホウジンと呼びます)のトップ人事は大幅でしたね。私は国研はあまり手を出さないのですが、よく知っている人としては3人がトップ就任でした。JSTの橋本氏は、総合科学技術会議(当時)議員に研究者代表として入り、物質・材料研究所理事長で斬新な産学連携を打ち立てました。理研の五神真氏は東大前総長。就任が50代半ばと若かったため、総長の6年の任期を終えても定年まで間があり、教授に戻っていました。JSPSの杉野氏は、文科省で研究振興局長がラストですが、課長時代から取材していました。役人ぽくない、文化人みたいな個性的な人です。
JSTと理研の両理事長に共通して思ったのは、「比較的、若い時に転機となる役職に就任し、成果を出した人は、次の組織のポストも回ってくる。社会への貢献度が大きいのだなあ」ということです。科学技術系のプロ経営者として、活躍の場を広げていく感じでしょうか。近年は日本の産業社会でも、社長が50代半ばや前半で就任することが増えているのと合わせて、そんな感想を持ちました。それで、
1.JST理事長会見の記事はこちらから。
2.大学支援ビジネスの連載②、リバネス。ユニークな会社です。かつて仲間が「大学サークルみたいだ」と評していまして、今もそんな雰囲気が良くも悪くもあります。写真はHPからの3代表。それぞれ生命科学、薬学、農学の博士号を持つ同年齢、「3人とも個性が違う」(グループ代表の丸氏)だそうな。私は丸氏しかまだ面識がないので、他のお二人にそのうちお会いするのが楽しみです。記事はこちらから。
3.高知大学のスマート農業、音声メディアのボイシ―で公開。以前に紹介した記事の音声解説、こちらから。
ボイシ―はなるべく、複数の機関が関わるような大物テーマにしているのですが、今回は適切なものがなくて1ニュース記事だけでの取り上げでした。自然、密度は低めになりましたが、分かりやすさを考えるとこれも悪くないかな、と振り返りました。
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