2022年5月第4週。環境DX人材育成と、理系修士就活
文科省記者クラブ幹事の期間はいつも緊張します。そのため週末はいつも以上にリラックス重視。パソコンに触れるのもWebエクササイズと、このブログくらいに限定します。デジタルから離れてアナログで、また頭を使う難しい案件は止めて楽しいことを予定して、心身の健やかさを大事にしています。 今週は2本です。
1.東京都市大、環境・エネのDX人材を育成。近年、カーボンニュートラルだ脱炭素化だと企業も大学も盛り上がっています。でも環境系の専門家というと、国際NPOで活躍していた文系の人などが多い気がします。対して記事では、環境エネのデータを収集する技術・装置やデータ分析に長けた理工系人材を育成する話です。何しろ社会ニーズが高いのに、ほとんど適応者がいないということで、学部卒であっても十分、就職では引っ張りだこになるでしょう。今回、中心となる同大の環境学部だって設立は20数年前とあって、自然生態系(教員は緑地学とか、建築エネルギーなどが専門)に寄っていたわけですから。写真は環境学部のある同大横浜キャンパスです。
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2.理系修士学生の就活を、研究開発型企業からのスカウトで進めるサイトサービス「LabBase」(ラボベース)を運営するPOLの紹介です。この連載「大学支援ビジネス 最前線」は大学本部も学生もひっくるめての支援で6社を取り上げました。その中で理系学生のアンテナが一番、反応するのが同社ではないかと思います。
振り返ること約30年。私は理系修士卒での文系的な職を探していました。思いは「広い意味で大学院で学んだことが生かせる仕事で、少しずつ活躍の幅を広げていきたい」ということでした。それで日刊工業新聞社を選んだのです。そして研究成果の記事を書くという部署に、最初に配属されたのは、大正解だったと社に感謝しています。新社会人としてなじめる配属があったからこそ、後にはビジネス担当を自ら志望して頑張ろうとしたのだし、今に至る大学・産学連携というユニークな担当を開拓できたのだと振り返ります。採用スカウトを手がける企業にはそんな人材育成を心にしつつ、POLなど活用してょしいです。非常勤講師のとあるコマでキャリア教育を手がけているので、学生に対しても「皆、自身にとっても社会にとっても、ハッピーなキャリアが築いていけますように」と祈っています。記事はこちらから。
記者クラブ幹事も半分が過ぎました。そういえば週明け、文科省食堂は狙いのメニューが予定されていることを思い出しました(笑)。後半も頑張っていきます~。