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2022年9月17日 (土)

そぐわない?連載記事も、多様な大学訪問で意味あり

日刊工業新聞の火曜「マネジメント」面に連載している「ほしい人材×育てる人材」が、1年半ほど続きました。採用の企業側人事部署と、就活支援の大学側キャリアセンター部署の、双方に話を聞くものです。これはちょっと弊紙には「そぐわない」企画でもありました。定番の大学以外にも取材に行くことから、良くも悪くも普段と異なる経験をしています。

まず苦しかった方から。最初は理工系が強い大学からスタートしましたが、文系中心の大学にシフトして、そのうち高専次いで工業高校などもOKになってきました。つまり、全国に大学数が800ほどある、といっても、そうは簡単ではないという状況です。中心として動く科学技術部メンバーは本社の限られた人数で、出向きやすい取材先がなくなってきます。もちろん支社支局にも担当してもらうのですが、対になる企業側に比べると弊社としては手が出にくいんですね。

一方、取材申し込みに対して、「就活は学生個々の活動。大学でもキャリア相談員を置いてはいるが、取材は遠慮したい」というところも散見されました。取材を断られるというケースはあまりないので、これはこの企画ならではの意外な反応でした。始めてみないとわからないこともあるわけです。

よいこととしては、苦しかったことと表裏一体なのですが、「それまで行ったことのない大学に取材申し込みができること」でした。その続きで相手がいい人だと「学内案内いたしましょうか?」といってくれたりして、楽しみました。写真はその一つ、大正大学のさざえ堂です。Dsc_2524 大正大学は東京・西巣鴨にある仏教系の6学部からなる文系大学です。さざえ堂、御存じですか? 館内の傾斜を上っていくと、てっぺんでそのまま折り返して傾斜を降りることになる、つまり上りと下りが中で分かれていない建築物。この形がさざえの殻と同じなのだそうです。私は福島に旅行した時に現地のお寺のさざえ堂を体験して以来、大正大学に関心を持っていたのです(笑)。

駅から大学の行き来もぶらぶら歩いて、周辺の街道の歴史説明なども楽しみました。もちろん大学の就活もおもしろかったです。人材採用したい外車ディーラーが、キャンパス内に外車を持ってきて並べて、企業説明をするとか。研究大学ばかり取材していては考えられない話が出てきます。

ということで、「えーっ、こんな仕事、そぐわない」と思うケースが出てきても、好奇心を持って取り組むことにいたしましょう。

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