新・文部科学事務次官、柳孝氏のリーダーシップ観
9月1日に文科省内であった、新旧事務次官の交代挨拶に出ました。省内課長以上の参集で、100人ほどだったでしょうか。ちなみに女性は10人ほど。入省の若手は女性が確か半分弱になっていると思うのですが、課長以上はまだこれくらいなんですね。 写真は交代挨拶の前、三々五々集まり始めた風景です。
新次官の柳さんは科技系(文系出身で科技庁に入庁したこと自体、ユニークです)で、研究環境・産業連携課長だった時からのおつきあいです。たまたまですが同い年です。確か私が博士課程在籍中で、函館で開かれた産学連携学会(取材ではなく、研究発表で出向いた)の時に、今は著名大学の理事と大出世をしたMさんら数人で飲んだことがある…はずです。
前次官の義本さんは文教系で、高等教育局のやはり課長の時に知り合いました。そして。数少ない(と念押しさせてください、頻繁ではありませんって)記事の大物クレームを受けた時の相手が、この二人でもありました。驚きです。時期はずれているんですけれどね。それぞれの「らしさ」を感じさせるやりとりでした。具体的には…Webではちょっと書けません…。が、柳さんにおいては、「感謝でいっぱい。雨降って地固まる、に必ずや変えていきます」と私が誓うような(笑)コミュニケーションを、してくれたのですよ! 詳細は、私に直接、尋ねてくださいませ。
今回の挨拶では、「今しがた、大臣室で辞令を受けるのに思い出したことがある」との前置きで、魅力的な話が出てきました。「事務次官って、事務官の下にいるのですよね?、といわれたことがある」と。確かにそうですね。「次」ってあるんですから、そう思ってもおかしくないです。そして「次官となった自分は、事務官(の大勢)の皆を下から支えるつもりだ」といった内容を述べたのです。
すてき~! 「部下の力」を表に出して組織を動かす奉仕型「サーバントリーダーシップ」ですね。組織全員「みんなの力」を最大限に発揮する「インクルーシブリーダーシップ」かもしれません。少なくとも「四の五の言わず、俺についてこい!」の強権的なリーダーシップ(実行型リーダーシップというらしい)とは違うでしょう? 私以上の世代の男性で、組織幹部として成功している人は、実行型リーダーシップの人がほとんどだと思います。ので、さすが柳さん、です。皆様、柳次官ならではのコミュニケーション&リーダーシップに、ご注目ください。
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