ついに訪問実現の一橋大&日本女子大
1.行ってみたいけれどなかなか出向けない大学、というのがなぜかあり、一橋大学がその一つでした。近年、就活支援の企画記事とか、褒章の喜びの声の記事とかで、「キャンパスに行けるかな」と期待するも残念、どちらもそうならず。「昔々、行ったきり…」から脱出できずにいました。文系大学でも中堅なら、「日刊工業新聞? 知らないけどまあ、タダで取り上げてくれるなら歓迎です」と反応してくれることでしょう。ですがハイレベルの小規模大学では、世の中からコンタクトが多すぎて、うちくらいのメディアだと面倒なのかなあ…などと想像していました。
今回、出向けた勝因(笑)は知人の文科省の官僚が、同大に出向となったことでした。「ぜひ取材させてください!」とプッシュしやすくなったわけです。行政官は異動が多いので、わざわざ連絡をくれるケースは少ないのですが、こちらの方は出向先でのメールアドレスや電話まで、知らせてくれました。某委員会でのつながりだったためCCで、私限定ではなかったのですが(笑)、「こんなにウエルカムの役人は珍しい」と感動。即の連絡ではなかったため、メールボックスでの保存と同時に、連絡先を印刷して置いておきました。
取材は来春、開設のデータサイエンスの新学部です。メディア取り上げも多い中で、うちらしい記事が書けるか一抹の不安がありましたが、それなりに魅力的な内容が聞き出せました。おまけに出向いてみれば、学部長就任予定の教員のみならず、広報の職員、関連の副学長と顔を出してくれまして。DSの部隊が入る建物を含め、キャンパス案内までしてくれました~。写真は兼松講堂です。 商社の兼松の創業者の遺訓で、昭和2年の寄付で建てられたものだというので、さすが一橋大です。いったん接触できてしまえば、「次はこの部分で取材に来ます、産業界にアピールしましょう」と提案できました。今後も注目していきます。
そうそう。後に関連資料を整理する中で、先の官僚からのメールの印刷物が3,4つ出てきました。「メアドがわからなくならないように」と心配だったことがうかがわれますね…。記事はこちらから。
2.日本女子大学の研究成果もの。血液細胞分化を助ける細胞成分が、血管壁を押す力によって発生していることに着目し、血液細胞数を増やすことに成功したというものです。日本女子大も以前から「都内の有名大学なのに、行ったことがないのは寂しいな」と思っていた大学でした。理学部や家政学部で理系もあるわけですし。
そこにPR会社から声がかかりまして。半年ほど前に初取材となりました。その後も「もっと取り上げて~」とくるも、大学ネタが今一つだったため、「技術もので思案しましょうかね? これこれこういう形なら記事にできますよ」と逆提案しての、今回でした。記事はこちらから。
というわけで、まだ出向いたことのない大学との接触を、引き続き意識してまいります。広告費をもらって書く仕事ではないので、何でもいいわけではないですし、支社・支局が優先となる大学もあります。でも相談が寄せられれば、前向きに検討します。お待ちしています~。
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