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2022年12月

2022年12月31日 (土)

風邪ひきは3年半、なかったけれど

かつて私は頻繁に風邪を引いていました。ひ弱な30代など、年に3回くらいの時期もありました。それが。新型コロナの感染拡大で、まったく風邪っぽい症状が現れなくなりました。前回、患ったのは2019年の夏のことです。写真はそれ以降、手つかずで薬箱で眠ったきり(もう古いので処分した方がいいかも)の風邪薬です。Dsc_0001

喉の「イガイガ」から強烈な痛みにシフトする最初の頃が一番、苦しい。しかもたいていは(漢方の桔梗石膏を近年、見つけ出すまでは)そのまま泥沼にはまってしまう。「風邪ごときでは仕事を休めない」と考えるのは社会的認識としても、私の年齢からしても、当時は当たり前。辛くても、仕様がないことでした。「ごほごほ」「ズルズル」しながら10日間から2週間、引きずるのが常でした。

風邪を引かなくなった要因は、世の中すべてマスク対応になり、外出頻度が減ったことで、風邪の菌を受け入れるチャンスがなくなったということでしょう。何年も風邪をひかずにすんだなんて、なんと幸せだったことでしょう(笑)。

前回の風邪から3年半。ついに!! …新型コロナウイルスに、感染してしました…。ブログでも書いたようにちょうど、学長らトップ取材が一日2本など続き、久々に大張り切りで動き回っていまして。ワクチン接種は3回、すませていて、「1月に入ったら4回目を打とう」と思案していた時でした。が、多忙で抵抗力が落ちていたのでしょう。

幸い、熱は36.8度Cが最高でした。ワクチン接種でもいつも、翌日は微熱があるかないかくらい(若い人と違って、熱なんかでませんよ、とうそぶいていました)だったから、このくらいなのでしょう。あとは、鼻と咳という風邪症状でした。大事な取材は終了し、正月向けの執筆の時間コントロールをする段階だったのが幸いでした。会社から、特別休という療養のための休みをもらいました。最初は「テレワークでなら就業可能だろうに、悪いなあ」と思ったのです。でも、休みを指定されれば、心置きなく寝ていられるため、やはり「とても助かった」と振り返ります。

今週、職場に復帰をし、正月向けのゲラチェックも手掛け、年越しのめどをつけて。そうして無事、年末年始に入りました。がつきました。コロナ3年目、ウィズコロナで迷いながらの2020年でしたね。皆様、お疲れさまでした。来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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2022年12月25日 (日)

研究・製造の悩み解決マッチングと、成蹊大の教員紹介インターンシップ

定番の取材先というほどではないけれど、何回か行き来があって、他の新聞の取り上げもないので、その意味で私の「ちょい十八番」になっている取材先の案件で、記事を二つ。

1.研究・開発・製造現場のDXなど手法の悩みを、大学発スタートアップ(SU)とマッチングさせて解決する、ラボベース(旧POL)です。新サービスの名前は「ラボベース パートナーマッチ」。 同社はCEOが東大工学部在学中に立ち上げた学生発SUです。理系学生の就職サイトでけっこう知られています。就活支援よりハードルの高い、大企業の困りごと解決ビジネスへ参入です。

写真は同社オフィスがある大手町ビルの屋内です。中央EVスペースから片側を見るとベージュの、逆側を見るとグレーの、雰囲気の違う廊下で各オフィスが並んでいます。おしゃれですね。超便利なところに昔からあるビルで、内装は力を入れているのでしょう。

実は初めて行った同社取材で、スマホの地図アプリを使って屋外からアプローチしようとしたら、かなり迷ってしまって。蓋を開けてみれば「大手町ビルって、丸ノ内線改札直結のあそこだったの…」と。今回はスムーズに(でも念のため、オフィスドア前まで行った上、スマホで約束時間まで調整という形)行きました。記事はこちらから。Dsc_2874 Dsc_2870

2.成蹊大学理工学部、教員紹介型インターンシップを1学科から全3学科へ拡大。共同研究先の中堅企業でやってもらうこのインターンシップって、いいですよね。他大学にもあっておかしくないのに、「他大学に話すと驚かれる」そうです。

不思議に思いましたが、キャリア教育担当ではない理系の教員は、こんな手間のかかることはしたくないのかも、と思いました。就職支援は私立大学の評判を左右する、超大事な案件だけれど、それは担当部署や執行部にとってのことであって。国立の研究大学などだともっとはっきりとしていて、「就活は学生個人の活動だから(自分には関係ない)」とクールな教員が多い。卒業式の日に「それで君、どこに就職なんだっけ。えっA社なの」という場面に出くわしたことがあります。ラフな取材中で、学生が教授へのあいさつで顔を出した時のことでした…。記事はこちらから。

さて年内、最終週です。お正月原稿もついに完成させました。1月4日付。取材先にも苦労したし、たくさんのネタを基に「どう書くか」にも悩みました。この裏話は年明けまでお待ちくださいね~。

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2022年12月24日 (土)

家電選び、私流のノウハウ

パソコンなど情報機器は日々、性能アップが著しいので、買い替えは「ある程度の年数を経たら思案する」ものかと思います。人によってその年数に差がありますが。対して家電の類は、基本性能に問題が生じなければ、長く使い続けたい人が少なくないと思います。私はその一人です。

でも以前から気にしていたのが、自宅の自室のエアコンです。入替の設置工事でも、それなりの費用がかかるという、他の家電と違う点もあります。3年ほど前の引っ越しで、取り付けてもらう時にはまだ、長く使っていく気でいました。ところが工事の業者さんとおしゃべりで、「使用7年目ですか。10年がメドですかね。効きが悪くなってきますから。冷媒も(自然に漏れ出て?)減ってきますし」と言われて、「そうなんだ~」。それ以来、頭の片隅にこのことを置いておきました。

昨夏、「まずいな、冷房温度をこんなに低く設定しているのに、ちっとも涼しくならない」というケースが何回か出てきて。「よしっ、買い換えよう!」。その後、寒さが本格化する前に購入しました。写真をアップしましたが、なんの変哲もないもので恐縮です…。Dsc_3008

ここで家電選びの私流ノウハウを記します。1.今使っている家電の問題点などリストアップする 2.Webで「エアコン 選び方 ポイント」などで検索し、その中から自分にとって重要だと思う条件を、順に書き出す。「この条件が合っていれば、古い機種で問題なし」など方向を固める。あわせて大体の価格も頭に入れる。この辺で詳しい知人に聞くこともある(以前、照明の単位がわからなくて教えてもらった) 3.行きつけのターミナル駅のBIC CAMERAの店頭(品数が多いのもそれなりに重要)に、混む休日午後などを避けて出向く 4.その製品担当で感じのよさそうな店員さんを捕まえて(混んでいる時分はこれができない)、自分にとっての条件を説明する 5.店員さんが薦めてくれる3機種ほどの、それぞれの特徴を聞く 6.その中から決める  これでOK!

12月上旬、週半ばの平日、仕事の帰り。ボーナスシーズンで混んでいると想像していたのに、なぜかすいていて。ものの30分で決められました! 感動です。半導体不足でモノがないかも、と気にしていましたが、すぐ設置可能で。大物の買い物は大変だ、と覚悟していただけにびっくりです。それで、ノウハウをブログで披露することにしました(笑)。

家電は「まだ動くぞ」と無理しているうちに、まったく使えなくなって大慌て…となるケースがあるようです。冷蔵庫しかり。エアコンしかり。さらに電気ストーブなど電熱系は、火事のリスクも上がるのでこれらは絶対、それなりの期間を経たら買い換えること! ですね。さて、次はどのあたりで買い替え経費が必要になりそうか、家の中を改めて見回してみます~。

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2022年12月17日 (土)

記者も撮影される身?! 大学幹部との懇談会や取材シーンで

取材などで大学に出向いた際に、広報さんに「撮影される」ことが時々、出てきています。SNSなどで大学の活動をアップする機会が増え、ちょっとしたイベントとして取り上げよう、ということなのでしょう。先日の滋賀大学行きは学内見学もさせてもらえたのですが、その間も写真撮影がずっとありまして。まるで大臣の視察のようです(笑)。ブログにもOK、とのことで、私の方も活用させていただきましょう。アップした写真は学長・理事ら幹部との情報交換会のシーンです。

Img_2400それから以前、明治薬科大学にSDGsの取材で初めて訪問した時の例を。こちらは取材後に「本学は理系女子学生も多いので、手書きのメッセージもぜひ」という依頼がありました。確か広報さんが、私の著書「理系女性の人生設計ガイド」を読んだうえでのことでした。もちろん引き受けて、合わせて公開されています。こちらから。写真撮影については取材日に言われたので「だ、大丈夫だったかな、今日の服装とか髪型とか」という焦りがありましたっけ。

私は取材の後に「ニュース記事のほかに、小さい顔写真入りのコラムも書きたいので、(スマホでですが)撮影をお願いしていいですか」とリクエストすることが多いです。たいていOKが出ますが、「えっ、写真とるの? ちょ、ちょっと鏡を見てから」と慌てる人も少なくないです。その逆の立場を経験したわけです。相互を理解することで、よりよいコミュニケーションにつながっていくことでしょう~。

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2022年12月11日 (日)

来週はトップ取材が6件! 


1.私大連のメディア懇談会は、いつも理事がずらりと出てきます。Dsc_2839 理事会の後、全員が出席するのでしょう。写真はそのずらりの一部です。

そのため一つの質問に対して、我も我もとマイクを求め、答えが5人くらいから返ってくることもあります。活発でいいのですけどね。その分、他の質問が入らなくなってしまう(会見時間は有限のため)のがちょっと問題かなと感じています。で、今回は最初に私が質問の手をあげました。思ったよりおもしろかったので、数人の学長のコメントを活用した記事にまとめました。

この直後だったかな、補正予算が具体的に出てきたのは。ということでニュースイッチでは、そのこととも絡めたコメントにしました。記事はこちらから。

2.「ニュースイッチラジオ」で、理系予備軍と聴覚の記事を取り上げておしゃべりしました。この件、自分が「文系に進む可能性も高かったけれど、学部と修士は理系に進み、その後はどちらにもつながる仕事をしている」という経歴から、とっても気になったものでした。視聴はこちらから。

週明けは、新年特集を含めて取材のラストスパートの時期です。なんと国立大学長3人、私立大学長1人、研究開発関連法人の理事長1人、内閣府議員1人に取材する予定が入っています。そのため先週末は、質問事項の準備にも時間を使い、やりとりのメールが行き交いました。緊張はするものの、年末の気分の盛り上がりと重なって、やっぱりワクワクしています~。

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2022年12月10日 (土)

全固体電池のウェビナーで質問係をします

社のサイト「ニュースイッチ」の企画によるウェビナー(ウェブセミナー)で、ファシリテーターのような質問係をすることになりました。テーマは「全固体電池」。うううーん、できるかな と思わないでもなかったのですが(笑)、「やらせてください」と即答しました。

社の業務で対面シンポジウムのファシリテーターをしたことはあるのですが、「きゃあ、動画配信、今時だわね♡」と思ったためです。有料ですが、案内のWebページのURLと写真を紹介します。Photo_20221210164301

2人の講演者のうち、私がフォローする研究者は東工大の菅野了次教授です。面識はなかったのですが、すずかけ台キャンパスで電池が専門というので「もしかしたら、私の修士時代の研究室(電気有機化学)と近いかも」と思いました。実際、先生と私の指導教員はかなり近しい間柄だと後に、判明しました。ちょっと嬉しいですよね。

実はこの半年ほど、研究成果の技術ものニュースの記事を、意識的に書いてきました。近年、大学・産学連携担当が長くなり、「技術もの書いたら間違えちゃう」と避けていたのです。が、先端技術を紹介するコーナーの割り当てが回ってくるようになりまして。それに以前から、親しい相手に「ぜひ取り上げて」といわれる案件は、大半が研究成果ものだと経験していたので、「必要な時には書ける、という体勢でいた方がいいな」と思ったためです。

たまたま、皮切りとなった東京都市大の水素エンジン車が、とっても高いPVを稼いだので、「私もなかなかなものね」といい気になったんですよね。ところがその後、”絶望的に難しい”案件にも遭遇しました。同じ先生を研究紹介で取り上げている有名ユーチューバーの動画を見て、「これでは…。取材する側がわかっていない、と見え見えなのはまずい」と刺激されまして。悪戦苦闘して文章を仕上げたというケースもありました。超新しいコンセプトだというので、「山本記者が分かっていない」のか、「読者自身が理解できない」のか、判別がつかない書き方にもっていく…という地点を目標としました(笑)。

そんなわけで、「全固体電池かあ。やってみます」と返答できた(してしまった)という背景があります。さて、果たしてどんな出来になるでしょうか。収録は次の週に予定されています~。


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2022年12月 4日 (日)

大学発スタートアップ新連載、初回はローカル5Gのコンパクトソフトウエア基地だぞ

1.大学発スタートアップ(SU)の連載を11月中旬から始めました! SUはベンチャー(VB)と同じなのですが、昨今の流行に合わせてタイトルにもSUを使いました。私は正直言って、VBの方が以前からの馴染みで好きなのですが、「SUで検索されて、私の記事がひっかからない」というのも悔しいので、流行に乗ることにしました(笑)。

初回は高速大容量の次世代通信の、特定の地域でだけ働くローカルの基地局のSUです。通信関係はあまり得意ではないのですが、取材先も丁寧で、中身がまあまあ理解できて、応用先を含めて「おもしろいな」と思いました。東大発SUゆえ東京都文京区本郷のビル内にあって、こんな感じで進めています、と写真です。Dsc_2542 記事はこちらから。

連載は部内や支社・支局の皆で回していくのですが、最初の5回は私が担当、としました。連載向けの取材と合わせ、技術やビジネスでのニュース記事もかけるかな、と期待していて。すでにそれができたSUもあります。

ところが。難しい技術もののSUが出てきました。取材相手も、一般社会にアピールする気のない(その意味ではオタクっぽい)相手で…。記事、書けるんだろうか、このSUの回。ちょっと心配です…。

2.東京農工大の千葉学長、再任決定の記者会見。以前から、同大でベンチャーキャピタルの設立を思案していることは耳に挟んでいました。今回も、某氏に尋ねると「今、鋭意推進中」ということだったので、気にしていました。そうしたら会見で、そのことがチラリと出てきてしまって。うーん、いきなり「VC設立!」のニュースを書くという夢が、潰えました(笑)。しょーがないので、記者会見の記事の目玉としてそれを入れまして。詳細はまた追ってのお楽しみに。記事はこちらから。

年末はどんどん忙しくなるので、仕事のコントロールが大事になります。なのにこの11-12月は、例年以上に大学関連のイベントが多い気がしませんか? 新型コロナが収まってどこも、「3年ぶりの対面開催!」って勢い込んでいるのかなあ、と想像しています。

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2022年12月 3日 (土)

キャンパスでの飲料水、どうなってる?

某大学の取材後、生協でランチ。あれ、給茶機はないのかな? そこで知ったのが、「その生協は新型コロナを機に、食堂利用者への給茶・給湯を止めている」ということでした。ええ~! 写真はこちら。Dsc_2735 ランチを終えてから撮影したので、閉店のじゃばら扉(枠だけですが)がかかった状態です。

周りを見回してみると、学生たちは皆、PETボトルを持っています。気の毒に。だって物価上昇を皆、気にしている時期ですよ。500ミリリットルPETって150円ほどするでしょう。自宅から水筒またはPETに、飲み物を詰めてきているケースもあるでしょうか。私は「外取材で歩くのに、500ミリリットルを持ち歩くのは重い…」と考えるタイプです。でも食事に飲み物なしってわけにはいかないでしょう。

ちなみに他の大学の生協では、こんなのはまったく見かけません。感染拡大初期で、「いったいどれくらい恐ろしい感染症か」と怯えていた時期ならともかく、いまだにこれって…。現場から文句が出ないんでしょうか? 私も、ぶつかりあうのは避けたいタイプなので、「どっちでもいいことはスルーする。絶対に頑張らなくてはいけない時に、抗議するエネルギーをとっておく」のが信条です。でも毎日のことで、こんな不便をこうむっていたら、「今こそ、声を挙げねば!」と動いているだろうなと想像します。

一方。これはSDGSの連載で、麻布大学を取材した時のこと。学生がプラスチック削減のための自主活動で、PET自販機の設置を減らそうとし、大学にウォーターサーバーの設置を働きかけたという話でした。皆、サーバーからマイボトルに飲料水を詰めているのです。いいですね! 

実は自宅にもあるんです、レンタルのウォーターサーバー。引っ越し時の家電まとめ買い時に薦められ、その場で水の代金を計算して「いいかな」と思ったのですが、「やっぱり割高だったじゃん!」 という代物です。情けない話です。しかも引っ越した先は引越前と違い、水道水の味に問題がないと後に判明し、重ねてもったいないです。ようやくレンタルを終了できる日が近づいてきました。早く視界からいなくなってほしいです。日本は水道水が安全でおいしい数少ない国なのですから、飲料水くらい、ストレスなく飲みたいところです。

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