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2023年2月19日 (日)

メタバースで合同企業説明会&芝浦工大、課程制の狙い

1.主語は、tayoという研究者コミュニティー向けの求人サイトを運営する会社です。合同企業説明会にメタバースを導入すると、博士学生らと企業の研究者・技術者のフランクな交流ができて、就活・採用に有効という話です。私がいいなと思ったのは普通の説明会と違って、「この博士学生の研究を、ちょっと聞いてみたい」と企業人が思ったら、メタバース上の別室でプレゼンしてもらえる、という点です。もちろん今はまだ、メタバース自体が珍しくて、集客になる面もあるでしょうけれどね。

ユーチューブで前回のイベントが見られます。OKをいただいたのでこちらにリンクしておきますね! 
https://www.youtube.com/watch?v=vqsD7jW-nmE&t=7201s


熊谷社長は研究職から同社を創業し、専業に転身しています。近年は博士人材が、博士学生や大学の研究を支援するスタートアップの創業者、というケースが増えていると感じます。元当事者として、支援対象者の気持ちを理解して後押ししつつ、新事業を開拓していく、というのはいいですよね。単に「これ、もうかりそうだから、やることにしたわ」という発想とは違いますから! 私だって博士人材や大学院改革の取材・執筆は、同様の立場であって、共感するのですよ。記事はこちらから。

2. 芝浦工大、学科制から課程制へ。工学部長インタビューです。 工学教育の改革には他にもいろいろな手法があります。例えば入学まもない時期は専門を分けず、学年が上がってから選択する「レイト・スペシャライゼーション」があります。これについて尋ねたところ、「その手法は進学率が高く、学生の大半が修士に進む国立の研究大学などならフィットするかもしれないが、本学の場合は合わない」という答えが返ってきました。

芝浦工大の進学率は今、40%ほど(60%へ引き上げを目指している)。私立は一般に、学部を終えて社会に出る学生が多い。しかも同大の場合は建学の精神として、社会で活躍する実践的な技術者を送り出す(研究者育成ではない)ことを掲げている。そうである以上、早い内に専門を決めることが必要だ、という判断でした。記事はこちらから。

写真は少し前に完成した豊洲キャンパスです。Photo_20230218145201
豊洲キャンパス、私は移転のごく最初の頃のイメージがけっこう強く残っています。豊洲の地下鉄駅を出て、ほとんど見渡す限りといっていいですかね、「原っぱ」でした。10分ほど歩いて目に入ってくるのは、IHIと同大の建物だけ、でした。キャンパスにおける建物も奥に配置されていて、「手前にずいぶん広い広場を置いているんだな」と思っていました。そこにドンドンと、ちょうど写真の二つの建物が収まった形です。街はタワーマンションに商業施設と、元原っぱの雰囲気はもはや残っていません。いつも、その変化の大きさに感慨を持ちながら、出向くのです。

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