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2023年3月12日 (日)

国際女性デーに絡めて、農工大幹部の半分を女性に&女性学長サミット&弘前大理事の新表彰事業

1.女性研究者育成を挙げる大学は急増していますが、理工系大学で約10年前から、というところを探すと、東京農工大は一つ抜けているのではないでしょうか。今、さらに畳みかけています。副学長と部局長、10人のポストのうち半分を女性にする、と打ち出しました。

副学長は学長指名ポストなので多少、強引に女性を多く入れることも可能ですが(それでもこれまでは同時に2人以上がいたことはない)、教員らの投票で選ぶ部局長(学部長など)で実現する、と掲げたのが、なかなかです。国際卓越研究大学の認定を取りに行く上でも、この辺はガツンとやっておこう、という判断が入ったのではないでしょうか。記事はこちらから。

2.女性学長サミット、お茶大の主催で卒業生の学長計7人(一人はビデオメッセージのみ)を集めて開いたシンポジウムです。写真はパネルディスカッションのシーンです。

お茶大をはじめ小規模な女子大のトップは納得のところですが、大規模大学でも近年は女性学長就任が出てきています。少し前に注目を集めたのは法政大(田中前総長、出身は法政大)ですかね。今回の登壇でいうと同志社大も関西の雄ですし、女性学長二人目の東洋大(一人目の女性学長だった神田先生もお茶大卒です)もすごいですよね。Img_3609

昔は女性が共学大学に行くのはあまり一般的でなかったので、女子大トップのお茶大の卒業生の活躍が目立つのはもっともな面があります。気になるのは、全国で100人強もいる女性学長のそれぞれの出身大学です。調査はないと思うのですが、どんな感じでしょうね? 

東大とか早大とか、一般社会での男性の活躍で上位に出てくる大学は、違う気がします。どこ、という偏りがあまり、ないのでは、となんとなく想像します。学部レベルではやっぱり、母校出身者が多いのでしょうね。博士号は以前は出せる大学がそう多くなかったから、最終学歴の大学となると東大など多くなるかな、とも想像します。 記事はこちらから。

3.弘前大学、卒業生の太宰治を活用して高校生の表彰事業をスタート。大学の知名度アップに、太宰が貢献してくれるという記事です。運営の委員長をしている郡(こおり)理事は以前、同大の研究担当理事で、国立大で研究担当の女性理事は初だったはずです。そして今は教育担当理事。研究と教育の二つを押さえた(経験した)国立大の幹部自体、珍しいことです。私と同世代ですから、まだまだまだ~活躍が期待されます。

3月8日が国際女性デーだったことから、今回は3件とも女性絡みでまとめました。紙面では同日、朝日や日経はかなりのページで特集していましたね。私の農工大の記事が、久々の1面掲載になった(7日付)のを受けて、即ニュースイッチで発信。他の記事も合わせて、ブログで特集となりました。

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