企業人の記事取り上げ、役員以外なら& ITでなくデジタルの人材育成& 面識ない大学もシンポからアタック
1.「論説室から」というコラムのテーマに、私はいつも頭をひねります。「社説のような堅い話は止めて、でもなるべく仕事と関係ある話に持っていく」と、自分で条件を課しているためです。今回は、企業文化施設を取り上げました。
コメントを活用した相手は、半年ほど前に親しくなった人です。その方のパートナーが大学関係者だったことから、プライベートでつながりました。「コラムで取り上げるギャラリーの館長なら、TOTO役員でなくてもよいのでは」「機会をみつけて取材に行こう」と狙っていたのです。記事はこちらから。
2.理工系強化の文科省新事業。一般紙もかなり紙幅を割いて取り上げました。私が注目したのは「半導体」です。大学担当記者が、半導体と聞いて瞬間的に「記事にしよう!」と思うのは、弊紙くらいのものでしょう(笑)。
あと、定員のスクラップ&ビルドの文科省決まり事について書いたメディアも、あまりなかった気がします。私大は規制がかかっている23区以外で、学生募集に自信があれば、定員増のプランでも構わないんですね。…大丈夫かなあ?
この事業、「デジタル・グリーンの人材育成」と称していて、当初「なんでITでなくてデジタルなんだろう」と疑問を持ちました。答は、「デジタル、と表現すれば、ITもデータサイエンスも半導体も、広義にカバーできるから」。半導体ってハードですからね。ソフトのITではないけれど、デジタル社会を推進する上で欠かせない技術、として支援を得た形です。
「支援1」「支援2」の両方で選定された大学のうち、「これ、気の毒だけど記事で取り上げにくいな」と思ったのは、「山陽小野田市立山口東京理科大学」。字数が多すぎ。4-5大学分の文字数でしょうか。
対して、取り上げることにしたのは昨今、文科省事業採択が相次いで気を吐く横浜市立大学(データサイエンスは、医学との掛け合わせが売り)でした。同大で選定をアピールするHP写真を使わせてもらいましょう。 各大学についてのおしゃべりは、まだまだ書けるけどこれくらいにして、記事はこちらから。
3.取材が初という愛媛大と和歌山大、プラス三重大で、地方国立大の地域連携の注目事例をまとめました。きっかけは、この切り口でのシンポジウムの出席でした。「どれもおもしろいやん!」。取材の申し込みはHP経由の広報ルートより、「シンポの内容が魅力的で、関心を持ちました」と声をかけた方がスムーズだろうと考えました。
それで、幹事をしていた和歌山大の職員宛に、メールで「恐縮ですが、他2大学の取材の窓口も紹介いただけませんか」とリクエスト。すべてWeb取材で進めました。「面識がないのに、ずーずーしい」と思われないように、「文科省にいらした時など、対面の機会が出てくることを楽しみにしています」と、次につながることを強調しつつ。記事はこちらから。
文科省の幹部職員(次官など)の人事がようやく発表されました。中央官庁の人事はそのシーズンの、重要な役所から決まっていくのだと以前、聞きました。最初に公表された中央官庁から日にちがたって、「あれっ、文科省はまだ? 今年は悩ましい人事ではないんだな」と思っていましたが、果たして? 近年は文科省主担当でないので詳しくない私に、どなたか教えてくださいな。
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