« 総研大新学長は自然科学研究機構理事長と学生時代から& 寄稿タイプの記事作成法 | トップページ | 筑波で警察&交通安全協会にもらったグッズがすごい »

2023年7月17日 (月)

若手向け、研究広報の無料セミナーに出ます!

若手研究者のSNSを運営するtayoと、取材で親しくなり、同社セミナーに出ることになりました。「科学記者と考える研究広報のススメ」、8.2(水)18時から1時間、無料のオンラインです。Webの案内はこちら。写真はそのスクリーンショット(スクショ)。ちなみに研究者モデルの画像は、AIに描かせたと熊谷社長がいっていました。さすがですね!

16

若手研究者にとって「リリースを書くのって、普通のこと」だそうです(!)。でも、論文が発表になる時点で、所属機関で「書いてください」と言われるから書いている、という状態(!)。どんなふうにリリースが記事になるのか、記者がどんな形で関わってくるのか、知らないまま(!)。…なのだそうです。

そこでセミナーでは、まず私がリリースについて20分ほどイロハを解説。その後に日経BPの女性と記者二人、それにtayo代表の熊谷社長(いずれも博士人材)でディスカッション(QA含む)をするというものです。

実は最初の案では「ディスカッションだけ」というのもありました。でもそれで1時間というのは、間延びしないかな、思って。「若手が状況を知らないというのなら、先に私が導入編を話しましょうか?」と提案しました。「通常、私が年長研究者や広報向けに話す時は、1時間ほどの講演内容ですよ」と付け加えて。そうしたら! 驚いたのは「それでは、早送りできないWebイベントという感じで、飽きてしまいますよ」という反応が返ってきたのです! そんなこと考えもしませんでした。もちろん若い人だって学会の著名人の講演なら、1時間そのまま聞くでしょう。でも並の講演者では、ずっと動かずに視聴するなんて耐えられない、ということなのですね。

思うに、新型コロナでオンライン授業やWeb講演会に慣れるも、オンデマンド型(いつでも接続して、聴講者が好きに見られる)が多いのでしょう。そうなると若い人は耳もいいので、倍速や3倍速で見てしまうということでしょう。そういえば東京工業大学(私も大学院の授業を少し持っています)では、オンライン授業は原則リアルタイムです。その理由の一つが、「(成績さえ、まあまあならよいので)倍速で、適当に見ればいいや」と、学生が安きに流れるのを防ぐためだ、と聞きましたっけ。

というわけで年長者にとって、若手メーンのセミナーは刺激が多い、と大いに予想される状況です。さあ、当日はどんな驚きの質問が来るでしょうか!?

| |

« 総研大新学長は自然科学研究機構理事長と学生時代から& 寄稿タイプの記事作成法 | トップページ | 筑波で警察&交通安全協会にもらったグッズがすごい »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 総研大新学長は自然科学研究機構理事長と学生時代から& 寄稿タイプの記事作成法 | トップページ | 筑波で警察&交通安全協会にもらったグッズがすごい »