東北大の新会社は何をするか& 筑波大は150億円投資の産連施設& 電通大VBは困窮学生にも学内事務にもプラス
1.東北大の4つ目の出資会社は何をするのか。一つは、大学の研究成果の実用化に向けて、さらに手掛ける研究開発の企画です。もう一つは大学の研究施設の管理(これは近年、大学マネジメントとしても重要性がアップしています)や外部組織の利用促進の活動です。
これまでの出資会社(子会社を含む)はそれぞれTLO、VC、コンサルティング・研修会社なので、何をするかが想像しやすいですよね。でも4つ目の会社のミッションはわかりにくい。「いったいどんなことができるのかなあ? 大学によってかなり違うのでは?」という点で、もっとも気になる存在です。
設計も難しいのだと思います。他の国立大ではまだ、出てなかったのではないかなあ。それくらいですからね。 4つ目出資会社、次の先進大学の事例を狙って、取材して回りましょうかね。記事はこちらから。
2.筑波大、産学連携の大型拠点を2027年に開設、大学債から150億円を投資。 写真は筑波大の提供です。
7000平方㍍の広い実証実験スペースの使い道として人気が出そうな、ドローン飛行イメージです。
次いで新拠点全体の俯瞰図パースを見てみましょう。
実証実験スペースを中央に、周囲の「研究スロット」と書いてある三つの建物に、企業のB2A研究所が入居します。「オープンスペース」は大学発のスタートアップや起業前チームなども交流する場。筑波大は大学発ベンチャー数もランキング上位ですからね。有効に使われることでしょう。記事はこちらから。
3.電通大ベンチャー、学生がパートタイムプログラマーとして働き、大学事務や研究室の支援。一般アルバイトより少し高めの収入で、学生を経済的に支援、という枠組みです。
これ、情報系を持つ他大学でも可能ではないでしょうか。ぜひとも参考にしてもらいたいところです。記事はこちらから。
6月末までの文科省記者クラブ幹事が終了になりました。今回はクラブの準加盟者(社)の報道でトラブルが発生。クラブ運営における最大レベルの面倒な案件だったのですが、中堅の仲間が奮戦して解決なりました。お疲れさまでした~!
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