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2023年8月

2023年8月27日 (日)

論文の転換契約のまとめを考えた背景& 理工系強化の記事、皮切りは東京都市大で

1.論文のオープンアクセス、特に転換契約に絞ってのまとめ。東北大、東工大、内閣府とそれぞれの独自記事を載せてきましたが、これに出版社のシュプリンガーネイチャー・ジャパンの取材を加え、コメントをちりばめての大き目の記事です。

ジャーナル問題は切り口がたくさんあります。価格高騰に対する欧州の強硬な姿勢(研究者が、査読者として出版社に協力するのを拒否する)とか、ハゲタカジャーナル(査読ほとんどナシで、論文掲載の実績をどんどん出しちゃう勝手な論文誌)とかは、これまでも一般紙記事で見受けられました。比較的、一般読者にとってもわかりやすく、社会部ネタとして向くためでしょう。が、転換契約についてはほとんど書かれていませんでした。大学の図書館に踏み込んで細かくなるせいでしょうか。実をいうと私も、当初はよくわからなくて。「どこで取り上げるかなあ、面倒くさいから、気づかないフリしてほっておこうかな」と、1年くらい前から悩んでいました。

が、先進7カ国首脳会議(G7サミット)を機として動きが活発化。自然科学研究機構など複数のメディア向けセミナーが続き、「これは、今でしょ!」と急に(笑)動き出しました。メディア向けセミナーが相次ぐのですから、他メディアがドコドコ書き出す可能性が高まっている、と考えたためです。

そんなわけで「お盆にまとめ記事をしっかり書く(結果、230行と最大クラスのボリュームに)、その前に独自記事を何本も載せる!」という目標が、初夏に固まりました。お盆が始まったあたりでまだ、執筆からゲラチェックと大わらわ。そのため「お盆はのんびり、PCのドキュメントやピクチャーに溜まったコンテンツを片付けて。社内の電話がPBXに変わった件も、よくわかっていないから解説動画を見て。それからそれから…」と思っていた案件が、何も片付かずに次へいってしまいました…(笑)。記事はこちらから。写真は東工大の図書館です。Img_2520-1

2.文科相基金による理工系強化は、私の取材テーマとして今年度の目玉の一つです。採択前の公募締切段階でも、解説記事を書きましたし、その段階で複数の大学の取材打診に回っていました。

東京都市大学は支援1(公私立大の理工系シフト後押し)と、支援2(大学院中心の高度情報化人材育成の支援)の両方に採択された、数少ない大学の一つです。取材は採択決定の前後2回で手掛けました。同大は旧東横女子短大と武蔵工大の合併なので、文系含め多数の学部・学科があるものの、「全学学生の4割を、広義のDX人材に持っていく」、という意気込みはなかなかです。理工系強化の各大学プランは、これからいくつも記事にしていく予定で、皮切りにふさわしい記事となりました!

それにしても。この文科省事業、名称がどうして「大学・高専機能強化支援事業」なのでしょうか。なぜ「理工系」とか「デジタル・グリーン」とか入っていないのでしょうね? この名称じゃあ、近年の多々ある大学機能強化の「ワン・オブ・ゼム」にしか見えない。実際の中身の重要性に対して2割くらい、価値が下がってみえて、「もったいないな」と思うのですけれどね。

まあ、国際卓越研究大学も、名称を検討する議論に加わった時の私の意見は全然、通らなくて。後日、聞いたら、「中央官庁としての事情もあってコレに決まった」みたいに言われましたっけ。メディア人や一般人が勝手に考えるようには、役所は簡単にはいかないのでしょう。記事はこちらから。

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2023年8月26日 (土)

遠方の葬儀と仕事で大わらわ

先週の日曜夜。夕食を食べながら「さ~て、今週の仕事は…」と思案していたところに、身内から電話が入りました。和歌山の92歳の伯父が亡くなったことに関してです。前の日のやりとりでは、私は出席しない方向となっていたのが、様子が変わってきたようです。携帯電話を左手に、右手でスケジュールノートをめくります。…まあ、なんとかなるでしょう。「わかりました、では私が通夜と葬儀と、出席します」。

さあ、大変です! 日曜夜ですが、上司に二日間の休みお願いを連絡。合わせて月火に入っていた約束3本で、変更お願いのメールを出しました(幸いいずれも、ご理解いただいたメールが翌日にかけて来ました)。次いで、現地で最もお世話になる(ご自宅に泊めてもらいました)叔母様に電話。その後、コンビニより選択肢が多いはずの近所のスーパーへ。身内3人分の香典袋と、黒いストッキングを購入。夜の9時前、郊外とはいえ、東京の便利さを実感します。

それから荷物の準備です。なにしろ暑い最中なので、「面倒だから、移動時も喪服のまま」とするわけにはいきません。眠りについたのは午前2時でした。でも実は、急な”お出かけ”、まんざらでもない。仕事で、緊急記者会見(会社担当ほどでないけれど、数年に1度はある)と違って、嫌いではないのですよ(笑)。

荷物のうち、正解だったのは新しいフォーマルバッグです。写真がそれです。Dsc_0759ポイントは底幅がかなりあることです。葬儀場から火葬場まで、これ一つで移動となりそうだ、と見えてきた段階で、目覚ましガムや目薬やメモ帳やその他もろもろ、を移し替えるのに、余裕で入りました! 以前は少し小ぶりのバッグだったから、ぎゅうぎゅうに詰め込んで、「あっ、香典袋が曲がっちゃう!」などと焦っていましたから…。

月、火とお勤めを果たし、いとこや叔母・叔父らと話せたことも嬉しく思いながら、帰京です。水曜は「まだ大丈夫と思っていたけれど、のんびりして他メディアに抜かれたらまずい」と、急に気になりだした独自ネタを、執筆して出稿。延期をお願いした取材の再調整メールもしました。

木、省内で「急ぎではないけど、このあと忙しくなるから今のうちに」という一件を取材。この日に組まれた原稿のゲラをチェックします。

金、一面付で「東京医科歯科大・東工大 『科学大』に新研究所 医工連携の要」が掲載。他メディアに先んじられずにすみ、ほっとしました。取材は、以前からのもの+再調整もの+新たに電話で予約したもので、省内にて3件。概算シーズンですからね。いつもと違うコーヒー2杯で、気合を入れて頑張りました。取材の合間には、文科省クラブで記者発表に来ていた親しい機関の人たち(研究成果ものなので、私は会見には出席せず)への、あいさつもありました。

ということでフル稼働の週でした。来週も多忙ながら、やる気になる案件が多数あり。頑張ってまいります!

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2023年8月20日 (日)

イベントを報道に取り上げてもらうには& 論文オープンアクセスで政府は…

1.夏休みは子供の理科教室、近年はリケジョ養成も加わって大賑わいです。「取材してください」の案内が、文科省記者クラブにもてんこ盛りで出ています。が、正直いって似たり寄ったり。記事に取り上げにくく、取材にも足が向きにくいものです。イベント全般に通じることですが、「開催しました」で記事になるのは、開催に絡んだ機関(大学など)のHPやSNS、機関誌に限られるのですよね…。

報道は基本、「ニュース」の新しい話を重視しています。そのため、メディアに足を向けてもらうには「おっ、これは!」と思うような何かしら、”ひねり”が必要なのです。あまり高飛車なのも申し訳ないので、ちょっとハードルを落としたところで話しますと(笑)、昨今、話題のテーマが絡んでいれば、「読み物記事」としての取り上げの可能性が高まります。

私が今回、出向いたのもそうです。親しい人がこの企画で頑張っていたことに加えて、” 地方に住む女子高生を、東京で刺激するリケジョ応援”という切り口なら、「ちょっとユニーク、書けるかな」と考えたためでした。

この企画、複数のプランがあって。私が取材したアマゾン・ウェブ・サービス(写真)もあれば、取材不可が出たグーグルもありました。より効果があるのでは、と個人的に期待しているのは、地元中小企業で継続するプログラミングです。Dsc_0701

いろいろある上、時間がなくて県や、間に入った大学側も含めて大わらわだった様子です。私としては「最初は大変でも仕方がない、改善して少しずつブラシュアップしていってくださいね。毎回、記事に取り上げるわけにはいかないけれど、重要な活動だ、とウォッチしていますから」と伝えたいところです。記事はこちらから。

2.学術雑誌の論文オープンアクセス(OA)で。「『政府の研究費、25年度新規公募分から即時OA』って本当? だってG7の後にいきなり出てじゃない…」と思っている人は、多いと思います。私もそうでしたが、取材をしてわかりました。先にババーンと打ち出さなくてはいけない、政府としての理由が。今後、うまくいくかどうかの、メンツにも関わりますね。つまり、「ババーンと打ち出さないと、世界的な論文出版社になめられて、交渉が不利になってしまう」と考えて、強気でいっているのだ、ということです。記事はこちらから~。



 

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2023年8月19日 (土)

「飲料持ち込み自由」の宴席がすばらしい

本社のメンバーと、弊社各部局がお世話になっている某先生を迎えて、懇親会をしました。先生との関係は私が一番古くて20年強ですが、他メンバーも長くて、とても波長の合う大好きなグループです。今回は日本橋小網町の本社近くの寿司屋「江戸浜」です。私は初めて。入り口写真はこちらです。Dsc_0752

驚きなのは、写真の看板にも書いてあるように、1階カウンターは別にして、2階席は飲み物の持ち込みが自由という点です。「えええっ、夜の飲食店、特に高めの店は、酒代でがっぽり稼ぐ(仕入れ原価に比べて、利益をたくさん上乗せして、店で出す)と思っていたのに!?」とびっくりです。店主?がお酒を飲まないため、お酒の種類など苦手ということで、食事で勝負としているようです。

素晴らしいですね!! 私はお酒をあまり飲みません。「相手が一緒に飲んでほしそうだったら(一緒に飲んだ方が、今後のためにもプラスなら)、飲む」「相手がどっちでもよさそうだったら(他に飲み相手がいるなどで、私が飲まなくてもマイナスにならないなら)、飲まない」「もっとも多くはその中間なので、少し飲む」という感じです。

なので、お店で払う飲食費の多くが、食事の質向上にまわっている、というのは嬉しいことです。今回は実際、毛ガニ(近年は価格が高くなって、食す機会が激減)や岩牡蠣が出まして。「宴席が多くて、たくさんのお酒と、つまみ」は飲んべえスタイル。飲まない人には「宴席は少なくていいし、お酒より、充実した食事」、ですよね!

持ち込みということで、「マイカップ持参なの?」など悩みもありました。が、社内側では私が最年長なので、日本酒の小さなものを持参して差し入れただけ。年下(といっても、社内でそれなりの重要ポジションに付くメンバー)が対応してくれて、それもなんとなく嬉しい(笑)。準備に限らず、会全体の出来もよかったです。営業に近い仕事をしていると(編集局でも部長などはそう)、記者と違って、相手を歓待する術に長けていますからねえ。ということで、楽しい夏の一夜を過ごしました~。

 

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2023年8月14日 (月)

滋賀大学長の驚きの経歴& 東工大の転換契約に米国化学会が& 東北大と新会社を作った三井住友信託銀行& 地域中核・特色大学事業で私大ブランディング事業を思い出す

1.お盆前の駆け込みあって盛りだくさん、トップバッターは滋賀大と国立音大の提携です。滋賀大の竹村学長は高校が東京芸術大学の付属です。国立音大の学長が、芸大付属高の後輩で専攻は同じピアノということが、提携交渉を始めてから判明したとそうです。竹村学長はその後の進学(私立ではないのでトコロテン方式ではない)は芸大のピアノ科。でも仮面浪人をして翌年、東大に入学。統計学の研究者になって、東大教授は経済学部と情報理工学部。滋賀大学に移って後に学長、という経歴なのだと知りました。

この経歴はすすす、すごすぎます。研究者になってからはともかく、全国の高校生が憧れるトップクラスで、難易度の超高い「芸大ピアノ科」と「東大」の入試を続けてクリアできるって、何?! 「天は二物を与えず」を心の支えに日々、頑張るしかない一般人にしてみると、驚愕の才能です。たぶん、ご自身は「触れ回ってはいけない」と控えめに、言わないようにしているのでしょう。

私は滋賀大関係者から以前、「学長は芸大のピアノ科で」と聞いていて。「またあ~、そんなことあるわけないでしょ。何を間違えているのかしら」と思っていました。今回の提携会見は、これを確かめる機会だと思って後日、本人に尋ねたところ、こんな具合だと判明したのです。「経歴も重要な情報。自慢気にはならないように」と思いつつ、小さいコラムでも書きました。会見の記事はこちらから。

2.論文の転換契約、東北大に続き東工大のケースです。大手2社だけでなく計8機関と契約しています。理工系大学なので総合大学と違って、米国化学会(ACS)誌も重要だそうで、「学会誌ならOAの費用も安いのでは?」と思いきや、逆に高いとのこと。学会でも強気なんですねえ。表にあるようにACSが46本で、シュプリンガーネイチャー27本より多い(よく活用されている)状況です。

それで思い出しました! 私が東工大の修士学生だった時代に、「ジャックスに掲載される」という誇らしい基準を、先生や先輩が会話で口にしていたことを。綴りは「きっとJACSだな」と思って検索すると、出てきました。「ジャーナル・オブ・ザ(ジ?)・アメリカン・ケミカル・ソサエティー」。ドンピシャリですね。化学系は日本全体でも東工大でも、研究者が多いと思っていましたが、あわせてACSの強さを知りました~。記事はこちらから。

3.東北大と三井住友信託銀行の共同出資会社の会見。新会社のリリースは初夏に出ていて、その少し後に私は取材してシッカリ記事にしています。さらにもっとずっと前にも、「こんな会社をつくることを思案している」という記事を書いています。のでけっこう大きな顔をして出席です(笑)。写真の登壇者のうち、かなりの人と面識がありますからね。Dsc_0741

とはいえ実は、「信託銀行と、ね。どういうことなんだろう?」とよくわからずにいました。ベンチャーキャピタルなど他の企業人を大勢、招いた設立発表会だったので、質問は気恥ずかしくて「どうしようかな」と思っていました。が、予想に反してメディア2社の質問が、東北大に問いかけるものだった(日経新聞さえ)ので、「金融会社大手の社長が出てきているのにもったいない、では私が」と挙手。大学関係の私の読者だって皆、知らないだろうということで、恥ずかしがならにことにしました。東北大の相手が通常の銀行でなく、信託銀行ならではの意味を質問し、社長から説明をいただきました。

記者は恵まれていますね。面識がない大組織トップと会話(的なもの)ができるんですから。同社の社長と話すなんて、ヒラの1行員ならそうはない機会でしょう。記者の仕事ができることに感謝をしつつ。記事はこちらから。

4.地域中核・特色ある研究大学の事業、公募状況です。私立大学の応募が多かったことから「私立大学研究ブランディング事業」を思い出しました。同事業は東京医科大学の声かけに対して、指定職の官僚が申請ポイントを指南して、代わりに子どもの裏口入学をさりげなく依頼したとされた事件(裁判の結果を正しく覚えていないので、言い切らない表現で失礼します)により、始まって数年で打ち切りになったものです。私は当時も「この事業、私立大学に”研究による大学知名度アップ”を考えてもらう、これまでにない切り口で価値があったのに、もったいなかったな」と思っていました。

それに代わるのが、今回の地域中核の事業かもしれません。リベンジですね(?)。研究×経営の大学改革ですよ。教育メーンの大学に、この新しい意識を持ってもらうよい機会かもしれません。では記事はこちらから~。

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2023年8月12日 (土)

仕事関連でない人と付き合う機会を

家人の知人が住む、関東圏地方都市に一泊で遊びに行きました。芸術系の職業で子育て中という家族で、その友人家族、さらにその知人の家へと順に顔を出させてもらいました。田舎に遊びにいったのは確かなのですが、でも「何をしに行ったの?」と問われると、「いつもと違うタイプの人たちとおしゃべりして、一緒にご飯を食べて、刺激を受けて帰ってきた」という振り返りの小旅行でした。

移住子育て世代だったり、夫婦とも複数の仕事を持つ(IT系に農業、介護など)シニアだったり。親の介護を経て実家の古民家(築150年、年長富裕層女性向け雑誌に載っているような雰囲気です:写真)で一人暮らしの女性、そこへ欧州在の娘さんが帰京していたり。Dsc_0721 そんな人たちの暮らしを新聞などメディアで耳にしていたけれど、実際に会って、しかも親しく話をするという経験は、なかなか新鮮でした。私自身、「あと10年もしたら、東京を離れているかも」と思うクチなので、参考になる面もありました。

普段、お付き合いする相手は仕事関連になりがちです。今の仕事は東京ならでは、のものです。どちらもそれでよいと思っています。でも時々は、ね。違う生き方をする人たちと交流することは、様々な切り口での社会の多様性を理解する上でも、重要なのではないかと思いました。

旅行も若い頃は、刺激があるものを好んだものです。運動が苦手なのにも関わらず、体験ツアーが用意されているということで、乗馬もしたし、急流ラフティングもしたし、スカイダイビングもしたし(これはちょっと自慢)、スキューバダイビングもしたし。でも年を重ねて、若い頃とは違う形を味わえるようになった。そのこと自体も嬉しく感じています。

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2023年8月 6日 (日)

論文雑誌の転換契約、東北大でスタート &知る人ぞ知る東大「懐徳門」

今日は1件だけ。学術ジャーナルの転換契約で、先進の東北大が当初の実施を振り返って、対応を変更する話です。図書館の事務方と、教員の図書館長同席の取材というのは、いつもと形が異なっています。

国立大の図書館長は伝統的に、かなり上級の職と位置づけられています。他の取材先に教えてもらったのですが、明治時代の国立大の規則で、学長の下に部局長が数人、置かれています。部局長というのは学部長などでここに、図書館長も同列でいます。「昔でいうと、学内ナンバーツー」とのこと。明治期は欧米先進国の知を学ぶのに、洋書が欠かせなくて、その大事な”資産”の購入や管理を司るから、ということではないかと想像します。

図書館の事務職員も、他の事務職員と異なる特殊な人事異動をします。司書の資格や、研究分野としての図書館情報学など専門性が高いためだと思うのですが、異動が大学間で行われています。東北大の場合は今春、前任者が別の旧帝大に異動しています。東工大の場合(こちらの記事は来週です)は今春、京大から後任者を迎えました。私もこれまで知らなかったので、「そうなんだ~」とびっくりしました。

思ったのは、施設部・課の幹部と似ているなという点でした。各大学の施設の幹部職員は、大学間で横滑りしたり、文科省本省の「文教施設企画・防災部」との間を行ったり来たりしていますから。記事はこちらから。

東北大は残念ながら使える写真を持っていないので、別のおしゃべりを少々。先日、東大のメディア懇談会(会場は本郷キャンパスの山上会館)に遅れて出向き、「大ネタが先に出てしまったらマズイなあ」と、急いでいました。「あっ、でも赤門が老朽化のため(?)閉まっているんだった。となると、どの門から行くのが早いかな?」と思案。「そうだ、あそこだ! 知る人ぞ知る出入口」と思い出しました。それが懐徳門です。Dsc_0593

この門は本郷三丁目からの本郷通りを進み、途中で本郷通りより一本、入ったところにあります。伊藤国際学術研究センターの門(考えてみればこの出入り口でよかったわ…)より少し手前になります。というわけで、写真を活用することに引っかけて、「私は東大関係者じゃないのに、この門を知っているんですよ。すごいでしょう~」という自慢話でした(笑)。

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2023年8月 5日 (土)

浴衣でウォーキング?

新型コロナでぱたっと離れていた和装を、そろそろ復活させようと思っています。まずは今シーズン、扱いやすい浴衣から。部屋につるすとそれだけで気分が華やぎます。練習したついでに1週間、このまま部屋に飾って鑑賞しました。絵画みたいなものですね(笑)。Dsc_0659

コロナ前、大学人の友人らとイタリアに出向いたときにも、本浴衣は活躍してくれました。ローマ大学の教授にごちそうしてもらうことになったので急遽、「浴衣で取材」。小さなコラムに仕立てました。

今回は、別の友人が地元の地区の係という機会に着目しました。浴衣は子どもだけ、という親子中心の夏祭りですが、浴衣が目的なので問題ありません(笑)。バス停留所からやや距離があり、行きに「この角を曲がるんだな」とチェックしていったはず、です。が。帰りに仲間と「じゃあ、停留所で合流しましょう」と一人、先に歩き出したところ、迷いました…。時刻はさほど遅くなかったので、犬の散歩中の人に尋ねて、「一人なのですか?」と返されるのも恥ずかしい…。

その先も迷ったもののなんとか、思っていた次のバス停(笑)に到着。無事、仲間と合流できました。計20分くらい歩いたかなあ。ということで、今回は「浴衣でウォーキング」でした~。

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