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2023年8月14日 (月)

滋賀大学長の驚きの経歴& 東工大の転換契約に米国化学会が& 東北大と新会社を作った三井住友信託銀行& 地域中核・特色大学事業で私大ブランディング事業を思い出す

1.お盆前の駆け込みあって盛りだくさん、トップバッターは滋賀大と国立音大の提携です。滋賀大の竹村学長は高校が東京芸術大学の付属です。国立音大の学長が、芸大付属高の後輩で専攻は同じピアノということが、提携交渉を始めてから判明したとそうです。竹村学長はその後の進学(私立ではないのでトコロテン方式ではない)は芸大のピアノ科。でも仮面浪人をして翌年、東大に入学。統計学の研究者になって、東大教授は経済学部と情報理工学部。滋賀大学に移って後に学長、という経歴なのだと知りました。

この経歴はすすす、すごすぎます。研究者になってからはともかく、全国の高校生が憧れるトップクラスで、難易度の超高い「芸大ピアノ科」と「東大」の入試を続けてクリアできるって、何?! 「天は二物を与えず」を心の支えに日々、頑張るしかない一般人にしてみると、驚愕の才能です。たぶん、ご自身は「触れ回ってはいけない」と控えめに、言わないようにしているのでしょう。

私は滋賀大関係者から以前、「学長は芸大のピアノ科で」と聞いていて。「またあ~、そんなことあるわけないでしょ。何を間違えているのかしら」と思っていました。今回の提携会見は、これを確かめる機会だと思って後日、本人に尋ねたところ、こんな具合だと判明したのです。「経歴も重要な情報。自慢気にはならないように」と思いつつ、小さいコラムでも書きました。会見の記事はこちらから。

2.論文の転換契約、東北大に続き東工大のケースです。大手2社だけでなく計8機関と契約しています。理工系大学なので総合大学と違って、米国化学会(ACS)誌も重要だそうで、「学会誌ならOAの費用も安いのでは?」と思いきや、逆に高いとのこと。学会でも強気なんですねえ。表にあるようにACSが46本で、シュプリンガーネイチャー27本より多い(よく活用されている)状況です。

それで思い出しました! 私が東工大の修士学生だった時代に、「ジャックスに掲載される」という誇らしい基準を、先生や先輩が会話で口にしていたことを。綴りは「きっとJACSだな」と思って検索すると、出てきました。「ジャーナル・オブ・ザ(ジ?)・アメリカン・ケミカル・ソサエティー」。ドンピシャリですね。化学系は日本全体でも東工大でも、研究者が多いと思っていましたが、あわせてACSの強さを知りました~。記事はこちらから。

3.東北大と三井住友信託銀行の共同出資会社の会見。新会社のリリースは初夏に出ていて、その少し後に私は取材してシッカリ記事にしています。さらにもっとずっと前にも、「こんな会社をつくることを思案している」という記事を書いています。のでけっこう大きな顔をして出席です(笑)。写真の登壇者のうち、かなりの人と面識がありますからね。Dsc_0741

とはいえ実は、「信託銀行と、ね。どういうことなんだろう?」とよくわからずにいました。ベンチャーキャピタルなど他の企業人を大勢、招いた設立発表会だったので、質問は気恥ずかしくて「どうしようかな」と思っていました。が、予想に反してメディア2社の質問が、東北大に問いかけるものだった(日経新聞さえ)ので、「金融会社大手の社長が出てきているのにもったいない、では私が」と挙手。大学関係の私の読者だって皆、知らないだろうということで、恥ずかしがならにことにしました。東北大の相手が通常の銀行でなく、信託銀行ならではの意味を質問し、社長から説明をいただきました。

記者は恵まれていますね。面識がない大組織トップと会話(的なもの)ができるんですから。同社の社長と話すなんて、ヒラの1行員ならそうはない機会でしょう。記者の仕事ができることに感謝をしつつ。記事はこちらから。

4.地域中核・特色ある研究大学の事業、公募状況です。私立大学の応募が多かったことから「私立大学研究ブランディング事業」を思い出しました。同事業は東京医科大学の声かけに対して、指定職の官僚が申請ポイントを指南して、代わりに子どもの裏口入学をさりげなく依頼したとされた事件(裁判の結果を正しく覚えていないので、言い切らない表現で失礼します)により、始まって数年で打ち切りになったものです。私は当時も「この事業、私立大学に”研究による大学知名度アップ”を考えてもらう、これまでにない切り口で価値があったのに、もったいなかったな」と思っていました。

それに代わるのが、今回の地域中核の事業かもしれません。リベンジですね(?)。研究×経営の大学改革ですよ。教育メーンの大学に、この新しい意識を持ってもらうよい機会かもしれません。では記事はこちらから~。

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