クルーズ➀ こんなに気兼ねのない遊び方は初めて!
遅い夏休みで、初めてクルーズに行きました。それも新型コロナで名前が浸透した(私もここで知りました)、ダイヤモンド・プリンセス号です。これまでにない遊び方で、予想以上に楽しく過ごせました。
帰港の辺りから、「なぜ、これまでにない(普通と違う)、という感慨なのだろう?」と考えるようになりました。初回➀は「クルーズってどんなもの?」とあわせ、この点を執筆します。もっとも「クルーズに関心があるのなら、この点もぜひ」と、お伝えしたいことはたくさんあります。ので白内障の時と同様に、連載形式で執筆していきます。まあ、「産学連携取材日記」的ではないので、あまり多くならないように気を付けつつ…。
写真は、ダイヤモンド・プリンセス号の先頭部分からの写真です。画像でうまく大きさを伝えられないのが残念ですが大きさ11万㌧、13階建てビル相当の高さで、長さが290㍍。港からみるとかなりの迫力です。定員は乗客2700人(今回は日本人1500人、米国人400人、カナダとオーストラリアと香港が約100人ずつ)、クルー(乗組員)1100人の計3800人規模と聞いています。
クルーズの定義は「客船による観光旅行」です。ですが、「旅行」というより、どのように長期のステイを楽しむかという「ホテルライフ」に重点があると感じました。例えばクルーは、船の運航に関わる技術系、レストラン系、エンターテイメント系に分かれます。つまりクルーズは船での移動と、食べ放題の飲食、移動時間で楽しむショーやカジノ、ダンスレッスン、バーの生演奏といったプログラムで構成されています。そして、これらを提供する上での基本料金が設定されています。ただし「限られたもの以外のドリンクは、別のパッケージ料金が必要」など、微妙な仕組み(また改めて記します)もあります。食事はおいしくて頻繁に変わるので、まったく飽きませんでした。
私はエンターテインメントの充実に魅かれました。もちろん、一つだけとってみれば「劇団四季のミュージカルには負ける」かもしれないけれど、普通の舞台は「3時間で1万円で終了」ですから、比較するのもおかしいですよね。今回の同行者、同性同世代の友達は、複数の観光地を簡単に回れるのがよかったそうです。外国客船の日本発着ツアーなので、一カ所は外国ですが他数カ所は国内です。寄港地ではオプショナルでツアーがありますが、利用せずに出航時間まで勝手に出歩いていてもよいし、船会社手配とは別の現地ツアーを使ってもいい、という自由度です。
それから「普通の旅行と違う」という意味で、ポイントが高いのは、ずっと同じ部屋にいられることです。複数都市を回る旅行は、荷物の出し入れや、スーツケースの持ち運びが負担ですよね。今回、7泊8日のツアーを選んだのですがその間、ずっと自分たちの部屋(ツイン17平方㍍とのことですが、もっとずっと広い印象です)というのは、すごいことです! 寄港地観光の後も、港まで戻ればすぐ自室、というわけで楽なことこの上なし。軽く眠って、さあ夕方からの飲食とイベントへ! とフル回転でした。
最初はこういった「楽しみ」に目を奪われていたのですが、日を追うと「ストレスが全く生じない」状況にあることに気づきました。当初は他の乗客のふるまいや服装などに、内心でケチをつけていたのですが、そのうち「皆、好きにすればいいこと、なんでもOK」と変わっていったのです。少しは順番待ちの案件もあるのですが、列はきちっとしていません。これも「もっと整列するようにクルーが指示してくれればいいのに」「あの人は私の横に並んだけれど、いざとなったら『私が先ですよ』と英語で言わなくちゃいけないのかなあ、言わないとなめられるだろうしなあ」と悩んでいました。が、全員に余裕があるから、ゆるゆるとしていながら、どこからも不満が出てきません。よって私もまったくイライラしなくなりました。こんな気兼ねのない休暇は初めてかもしれません!
これは、映画などで垣間見る資産家やかなりのエグゼクティブのプライベートに近い形では、と気づきました。激務かつ社会的価値の高い仕事をし、高収入であればこそ、それ以外の場でのストレスをなくすことにお金を使います。移動には公共交通機関を使わず、閉鎖空間を構築します。ちなみに本船の中でも、部屋のランクやパッケージプランでハイレベルのものがあり、より閉鎖的なVIP空間があったようです。それはおいておいて一般のクラスでも、何か壊したとか間違えたとかあっても、スタッフがさらっと対応してくれる(客に対しスタッフが多い)から、何の罪悪感も感じないのですよ~。
考えてみると普通、個人の旅行って「ストレス満載」ですよね。海外なら言葉は予想以上に通じないし、貴重品管理に始終、気を配って、値段はいくらなのか計算して…と、リラックスとは程遠い(笑)。国内だって、交通の時刻や乗り換え、異なる習慣による周囲への気遣い…などそれなりに、大変です。クルーズはそういうストレスを遮断した世界、といえそうです。
今回、驚いたことの一つは客層の中心のシニア夫婦(完全リタイアの70代あたり)で、リピーターが多いことでした。「うちは7回目」「13回目かな」と、各種クルーズの情報交換をしていました。寄港地で下船しないケースも多いです。それは年長者だけに、快適なステイが主目的になっているから、なのだと理解しました。
クルーズ体験記の動画はWebに大量に出ていますので、私はこういった文章で、少しずつ発信してまいりますね。
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コメント
こんばんは。
いい経験とタノシイバカンスだったようでいいですね。
毛色の変わった報告をありがとうございます。
私は四半世紀前からバックパッカー精神(?)が染みついてい、「クルーズ船に乗ろう」とはおもわないのですが、試して未来気分になりました。
舟の旅自体は好きで、せいぜい1,2泊ですが、日本なら大阪から四国や九州、中国なら重慶から武漢などの3峡クルーズなど。
インドネシアやフィリピンあたりだと船の利用も楽しそうです。
投稿: OrimoSilkroad | 2023年10月 7日 (土) 21時32分
少し毛色の変わった報告をありがとうございます。
四半世紀前から東南アジアバックパッカーの私には
豪華客船はなかなか敷居が高いですが、今回の報告
、なんか乗ってみたくなりました。
舟自体の旅は好きなので、大阪からフェリーで四国、
九州、過去には鑑真号で上海なども。
重慶から武漢とかもよかったです。
投稿: OrimoSilkroad | 2023年10月 7日 (土) 21時35分