地域中核・特色大学の発表
文科省・日本学術振興会の大物事業、地域中核・特色ある研究大学の事業「J-PEAKS」の発表がありました。
これ、公表日などメディアにもなかなか知らされず、やきもきしていました。実は文科省からの採択大学への連絡も、普通は公表日(メディアからすると、情報解禁日)に先立ってするところを、今回は公表日になってからでした。「採択になったら会見するため学長の時間を押さえた、HP掲載のリリースも用意した」「でもうちは果たして…採択になるのかな?」という具合だったようです(笑)。日程の推測は「大臣の閣議後会見で公表、情報解禁のことが多いから、火曜か金曜というと、この辺かなあ」と私を含めて大勢が、考えていました。結果、22(金)に公表となりました。
また、この日程が微妙ではありませんか。たしか名古屋大学(同大は国際卓越大学に応募をし、J-PEAKSは関係ありませんが)は「年内最終日の28(木)は基本、全学テレワークです」という張り出しを、文科省記者クラブにしていて。そんな具合だからもし、発表が26(火)だったらもう、どの大学もさほど動けません。でも週末を挟んで年内、まだ一週間となると…もうひと踏ん張り、と慌ただしくなるというわけです。私も同様でした。
採択の記事は、一般紙は土付の掲載。私は月付で遅れますが、中身はそれなりに書けたと思っています。リリースの内容、さらっとしていましたからね。各大学の計画のタイトルだって「何をするのかさっぱりわからない」のが多々、あって、一般紙はもうそのままで行っちゃった(中身がよくわからないのはそのまま)という感じです。その意味で私の記事のポイントは、春に採択されたJ-PEAKS関連の施設整備の計画に注目して、表にその計画を加えて、「こんなことをするらしい」と分かるようにしたことです。実は今回の件で文科省内の取材をする中で、「施設整備の計画のポンチ絵が、夏に公表されていた」と知った次第なのですが…。
さらに「他メディアに先んじて、注目案件をしっかり取材・記事にしたい」と欲張りました。まだニュースイッチに出していないので今はリンクで紹介できませんが、「慶大、研究の社会実装推進 自然科学拠点の知見生かす 大学発振興 5年後1.5倍」です。年内最終の発行日(納刊日)の29日付の記事掲載ですからね。もうほとんどの大学も会社も休みに入り、新聞紙を開いて読んでもらったケースは極少と思いますが、それだけに知る人ぞ知る貴重なニュースです。これについては、ニュースイッチに出してからの来年のブログに引き継ぎます。
写真は採択大学の一つ、千葉大学の西千葉駅寄りの門あたりです。 記事はこちらから。それでは皆様、ようやく1週間が終わっての年末。よいお年をお迎えください。