新年の災害も考えを深めるきっかけに
新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
能登半島地震に羽田空港の事故と、新年から災害が続いて大変なことです。よりによって正月休みに…ですが、正月休みで身内が集まっていたからこそ、というのは被災者側にも、そしてニュースを見聞きした多くの国民にもいえることでしょう。
私も身内が集まる場でテレビを見ながら、災害大国になってきた日本における日々の心構えなど、皆で話しました。「避難すべし、と外国人にもわかるようにNHKは報道しているんだね」「でもどうしたらいいか、外国でなんてわからないよね」「ちゃんとしたホテルなら誘導があるだろうけど、民泊を利用した場合は、放置されるのかなあ」などなど。
それで我が身を思いました。コロナがおさまって遠出が増えている中、「災害が起こった場合の意識は大丈夫か?」というと、かなり甘いことに思い至ったのです。宿泊先はある程度、スタッフも多くて避難訓練などしっかりしていそうなところ(JAL機からの脱出でも、スタッフの日ごろからの誘導訓練が生かされたとのこと)をセレクトした方がいいな、と考えを改めました。
遠出の時の宿泊先選びは、面倒な面もあるけれど楽しいことの一つです。少し前に利用したところは「値段はリーズナブルだけど温泉大浴場あり。新しくはないけれど、1泊で部屋には長く滞在しないから、さほど気にならないし」というところを選びました。
宿泊手続きを受付でした時に、「大浴場は循環式で温めているわけではないので、温度が下がっていたら蛇口をひねってお湯を入れてください」と言われました。その時は「もっと熱くしたい時は蛇口をひねるのね」と軽く考えていました。そうしたら。21時頃、大浴場の浴槽につかろうとしたら、「何これ?」。温泉という言葉からは想像できない、冷えたお湯になっています。確か17時から利用可とあったから、思うに17時にお湯を溜めて、それきり。冷めるに任せた状態か、と。
このホテルの寂れ方からすると宿泊客は少ないし、女性は私一人かもしれなくて、女湯で一人のために沸かし続けるエネルギー消費は、よろしくないとは思う。でもホテル探しのWebサイトで、「温泉大浴場あり」という表記があったら、ねえ。こんな風だとは考えないよね…と思いながら、浴槽の栓を抜いて深さ3分の1くらいを、蛇口からのお湯で入れ替えて、ようやく浸かったのでした…。
あのホテルだと、災害があった時にどうかというと心もとないです。風が強くて隙間風の音がしていたくらいだから、建物被害も甚大かもしれません。宿泊の経費は先方が出してくれるのだから、こういうところでケチって、取り返しのつかないことになっては悔やまれます。亡くなってしまったら本人、まさに悔やむにも悔やみきれません…。今年は年女、ついに還暦を迎えるのですからね。若者よりリスクの高い年長者は、安全確保のためにお金を使う意識を持たないと、いけないなと振り返りました。
写真はそんな身内との集まりの中で食べた和菓子です。 これ、驚いたことに母と私と、同じものを注文していたのです。同じ生協を利用しているのですが、選べるお菓子は1回のパンフレットで、30種類くらいあります。普段はお菓子は頼まないのですが、これについては「カステラ生地にあんこと栗が入っている! これはヘルシーさとおいしさを両立する、最強のお菓子かもしれない」と考えて、初めて注文したものです。それで同じだったのですから、母娘でやはり好みが同じということでしょうか。
袋(私のうちのもの)には「1/10&冷凍」と書かれています。「賞味期限が1/10だよ」「それまでに食べ終えられなかったら、冷凍という手があるよ」というメモです。実際は母の家で食べたにも関わらず本日、自分で注文した分も完食してしまいました~。
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