科学大の初代理事長候補と、国際卓越研究大の東北大の次は
1.東京科学大学の初代理事長候補に、東工大科学技術創生院長の大竹尚登教授が選出されました。私が選考会議資料で注目したのは、「両学の候補者が理事長と学長(大学総括理事)を担い…」と書かれているところです。つまり両大学の候補者3人のうち、両大学からの二人が理事長と学長を分け合うことを、会議としては求めたと明らかになったのです。
選考が始まった当初は、理事長と別に学長を置くか、そうでないか(理事長が学長を兼務する形)は明らかになっていませんでした。私は個人的に、「2大学それぞれの人が、役目を分け合うのが一番、両大学関係者の納得も得られるだろう」と思っていました。結果、6月の選考会議でこの形を取ることが決まり、その上で理事長候補を選出したという流れになります。
私が記事(まずは紙面=日刊工業新聞での掲載)を書いた段階では、このことを踏まえて「東京医科歯科大側から学長を出す見込み」としました。その後にさらに取材が進んで、大竹先生は現東京医科歯科大学長の田中先生に、新大学学長をお願いしたいと考えている、ということが確認できました。いいですね!
明日、大竹先生の記者会見があります。楽しみです。写真は東工大の大岡山キャンパス入り口のTAKIプラザです。
この建物は、側面から屋根まで斜めに、石積みの階段が連なっていて、なかなかしゃれています。完成の時にはここに学生が座ったり集まったりしたイメージも披露されました。ですが残念ながら、これまでのところ、誰かが段に乗ったシーンを目にしていません。ちょっと目立ちすぎて恥ずかなあ。別に学内者限定との看板はないので今度、私が乗ってみますかね?! 記事はこちらから。
2.東北大、国際卓越研究大学の認定へ一歩。有識者会議の注文に対してシッカリと応える計画が、トップが交替しての新体制で認められました。
ところで国際卓越の2回目の公募が気になります。採択はいったい何大学くらいになり、その他の応募するも採択されないことになる大学は、どうなるのでしょうか? せっかく初年度に文科省が「国際卓越がダメでも、地域中核・特色大学のJ-PEAKSに応募先を変えれば、救済しますよ」と設定してくれたのに。それを表明した大学は今のところ、ゼロでしょう? まあ、J-PEAKSに再応募を考えている大学群にしてみれば「こっちに来ないでOK!」と、むしろ歓迎なのでしょうけれど。では、記事はこちらから~。
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