博士研究時代の本50冊を処分する
職場といえば私の場合は文科省記者クラブの席を指すので、本社のロッカーは保存物用に使っています。博士研究をしていた時代(学位取得が10数年前)に使った書籍が、実はけっこう詰まっています。このうち、論文引用などのためラインを引いてしっかり使ったものは、古本としては回せないので、この中から「さすがにもう使う可能性はゼロだな」と、写真の50冊ほどを処分しました。
テーマとしては技術経営(MOT)とベンチャーの関連が中心です。MOT系の博士として、修了直後は「何かの都合で大学教員の道を目指すかもしれない」と考えて、これらの本も保存していました。
年数がたって中身が古くなってきても、「まだもう少し置いておこう」。なぜなら教員に転職した場合、「新任で来たあの先生、自室の本棚が空っぽですね」といわれたら、恥ずかしいと思ったから。手に取って参照にすることは少なそうな本でも、【枯れ木も山の賑わい】になるから、と取り置いていました(笑)。
さらに月日が流れて定年世代となった今、これらは「もういいな」と。当時のベンチャー論など、内容があまりに古いし。でも。実はまだ、同じくらいの分量の書籍が残っています。
一つは「ラインを引いていないので追って、古本屋に出す算段をするもの」で、もう一つは「定年後の大学のお手伝い、棚に本を並べるようになった場合、来訪者に尋ねられて、しどろもどろにならずに対応できるテーマのもの」という感じです(笑)。もう少ししたらこれらの出口(大学でいう入口は入学、出口は卒業のこと)も考えていくことになるでしょう~。
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