新潟大学提唱のUA& 違う分野との交流についての論説コラム
1.新潟大学、学外組織とつながって資金獲得をする専門職を、ユニバーシティーアドミニストレータ―(UA)としてまとめて学内で育成していくというニュースです。
取材相手は同大の川端和重理事・副学長。10年前は北海道大学の理事・副学長でした。私は先生の北大時代に機器共有の施策を取材しています。もっと前には科学技術コミュニケーション(北大CoSTEPが全国的に有名です)の学術論文誌に、博士研究の論文を投稿する頃にもやりとりした覚えがあります。新潟大の牛木辰男学長(医学系)も北大から、新潟大へ教授として移っており、北大時代から川端先生と親しかったことで、引っ張られたそうです。
最近はこのように、国立大の理事が任期終了後に、プロフェッショナルとして別の国立大の理事に就任するケースが散見されます。学内からの新たな登用と比べて心安いし、学内人とは別の視点も持ち込めるメリットがありますね。でも学内から次のリーダーになる人を育てる、という意味では、他大学出身者ばかりになってはいけないし、バランスに注意が必要です。記事はこちらから。
2.記者として取材に関わるコミュニケーションは関心大のテーマです。いつもと違う相手から声をかけられて、の論説コラムを書きました。
逆に過去には何回か、取材した大学なのに、どうもかみ合わない相手ということがあります。広報は事務職員としての異動があり、どんな人が窓口かで変わってきます。「広報2回目、今度は課長で」という相手だと燃えている人が多いかな。でも総務課の一画として仕方なしに広報担当をしている、という人もいます。「久しぶりにこの大学を取り上げてみようかな」と動くも、どうも相手は取材を受けることさえおっくう、という姿勢が見え隠れすると、「失敗したな」だけでなく、「担当者にも気の毒だった」と振り返ります。こうなりそうな大学には、もう無理に接触しなくてもいいかな、と最近は思っています。
逆に「これまでつきあいがなかったけれど、ぜひ交流いたしましょう」というのは、相手から前向きにアプローチしてくるケースです。「山本さんの記事、見ていますよ! うちもぜひ取り上げてください」って。今回もそうでした。単なるPRかもしれなくても、私を気に入ってくれてのことならば(笑)、いちおうは受け止めてみます。写真は今回の相手企業が入居する、渋谷のビルのロビーホールです。
取材はお金をもらってするものではないので、やりとりした結果、「うーん、その話だけではちょっと記事にできないですね。こんなふうな情報が追加できれば、膨らませて読み物記事にできるかもしれませんが」と、ちょっとクールに対応することができます。相手がお客様(お金をもらっている)とそうは言えないですからね、笑。そこで相手が「そうですか! 以前、こんな話も出しているのですがどうでしょうか。それから連携先にも、具体例を出せないか確認してみます」など、前向きに動いてくれると、いい記事を仕立て上げられます。WinWinの関係が望める新たなコミュニケーションは、引き続き積極的に進めていきたいと思います。では記事はこちらから~。
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