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2024年8月 3日 (土)

定年退職まであと4カ月強、35年をしみじみ振り返る

暑中お見舞い申し上げます

8月に入り暑い日が続きますね。自宅の机の前に貼っている、1年通しの1枚のカレンダーで、「今日はココ」の目印の付箋も、8月にシフトしました。

私の誕生日は12月で、還暦の60歳を迎える誕生日の前日が、定年退職の日となっています。ここまでこぎつけたというのは、自分としてそれなりに画期的だと振り返っています。男女雇用機会均等法の一期生世代なので、もっと年上の女性に比べたら、はるかに仕事はやりやすくなっていました。とはいえ、記者のくせに頑強でない私のこと。よくここまでやってこれたなあ、と思うのです。

日刊工業新聞社に入社したのは、25歳の時のこと。浪人と大学院修士課程で、ストレートの人に比べて+3歳です。そこから一度も転職することなく、転勤も派遣も出向もなく(ずっと東京本社)、管理職にもならず、35年。最初から最後まで記者職というのは、産業総合専門紙の弊社でも非常にまれです。20年に一人くらいは、いるのかなあ? 思い浮かぶのは「1年だけデスク(部次長)をやったけれど向いておらず、すぐ現場に戻してもらった」という先輩が一人、という程度です。

もちろん苦しい時期は、いくつもありました。「記者が向いていないのではないか」と悩むことは、何回も。でも「この会社を辞めたい」「記者を辞めたい」と思ったことは、一度もありませんでした。それってすごいことですよね?? 

とくに後半は大学・産学連携担当で20年強、「大学と(産業・地域)社会」という切り口の専門記者になることができました。その意味で、異動をしないでいてくれた社には、とても感謝しています。「外勤の記者は、自由でいいよね」と思う人は多いので、編集の管理職をはじめ内勤(新聞制作に関わるメンバー)や、新聞以外の局の社員全員に、「本当にありがとう!!」と言って回りたいくらいの思いです。

おっとっと、早くも「退任会見」みたいになってしまいましたが、まだですよ(笑)。でも定年退職となれば、再雇用で記者を続けるとしても、働き方は違ってきます。例えば正社員では週5日勤務ですが、再雇用で週4日勤務に転換したら、「勤務時間は2割減」ですから。コミュニケーションする相手も少し、絞り込むことになると見ています。

お盆は仕事に余裕があるので、「さすがにこれはもう、不要でしょう」といった資料を処分するなど、自席を少し整理しようと考えています。もっとも例年通り、お盆直前の今は、「執筆はまだこれからだけど、取材先から写真を取り寄せたり、お盆休暇中も質問やりとりのメールを見てねとお願いしたり」で大忙しですが(笑)。写真は文部科学省内、文部科学記者会の私の席になります~。Dsc_1719_20240803184901

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