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2024年8月11日 (日)

東京理科大、J-PEAKSでウルトラC& 北陸先端大が全国に存在感を示せる理由 

1.卓越研究大学の初回公募で、一般社会にとっては意外で、結果として最も知名度を高めたのが、東京理科大学ではないでしょうか。このことは公募10大学が判明した時分にも書きました。私立理工系のトップ大学ですから、私の周辺で同大を知らない人はいないと思います。が、そうでない人に対しては、応募で名前が表立ったことは、かなり効果があったのでは、と振り返ります。

「国際卓越なんかどうでもよくって、もうそれだけで、満点」と思ってしまいました(笑)。けなしているのではないですよ。実力は高いのに世間に知られていない大学を、どう応援するかということは、私が日々、悩みながら工夫している切り口なのですから。

もっとも、「そうはいっても、2回目も応募するのは無理しすぎでは…」というがまた、多くの人が考えるところではないでしょうか。私も「地域中核・特色大学の事業(J-PEAKS)へ転向する可能性が大」と考え、時々にサーチをしていました。そのプランがジャジャーン、このほどオープンになりました。

最初に思ったのは、「私立医科大学のトップクラス、慈恵医大と組んだ医工連携か。10月発足の東京科学大学(東京医科歯科大+東京工業大)と似ているかな」ということでした。すわ、国立大学タッグvs私立大学タッグ、かと。でもリリースをちゃんと読むと、理科大の相手となる慈恵医大は「最初のケース」にすぎないとわかります。理科大が得意とする他分野で(相互補完できる相手となら、きっと不得意分野でも)多様な私立大学と、統合などはせずに連携する計画なのだとわかります。科学大は完全統合ですから、それも含めて決して、似たものとは言えないなと思い直しました。

ちなみにこの件、最初に目にしたのは8.3(土)の朝日新聞の夕刊で、でした。抜き(同社のみの記事)、ですね。理科大は最近、東工大と組んで、朝日新聞社が手広く企画した理系女子のイベントを開いていました。その流れで朝日新聞の教育担当記者が、学長を取材するのは自然なことです。ちょっと悔しいけれど、「さすがですね」と思う面もあります。

週あけて5(月)9時にリリースが出たのですが、私が注目したのは、ニュースイッチのコメントで書いたように「J-PEAKSへ慈恵医大と連携して応募した」という点です。これ、朝日の記事では書かれていないんですよ! だから私の情報発信は、注目されるはず、と張り切っちゃいました。記事はこちらから。

2. 北陸先端大、マッチングハブで全国に熱いファン層を構築。 マッチングハブって言葉は知っていたんですよ。でもきっと省庁の補助事業だろうと思っていました。そうしたら、同大オリジナルだったんですね~。いいですね。独自の活動のネーミングが、一般名称みたいになっているって。関係者だって鼻が高いことでしょう。

能登復興支援の活動についてはロゴマークまで作ったそうです。ここでアップしちゃいます。Nowtogether_logo_ 確かに省庁の大型事業を獲得したあと、事業のロゴマークを設定するケースは時々、見られます。が、これはそうではないです。独自のマッチングハブ活動の一環にすぎません。それなのにマークをつくっちゃう。意気込みを感じますね。Now Together の単語を並べて、能登を引っかけちゃうのも、いいなと思いました。

もっと軽い感じの引っかけとして、親父ギャクがありますがこれ、私は実は嫌いではありません。イマイチのものだったとしても。大半の人はギャクに頭を使わない(サービス精神に乏しい)中で、皆を楽しませよう、盛り上げようとして、その場に提供してくれるのですから。そのギャグ発信者の投げかけに、反応してあげたくなるのですよ。では、記事はこちらから。

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