大学・研究機関のキャラクター、私が好きなのは…
大学ではよく、その大学のイメージキャラクターを使いますよね。実は弊社でもあります。「ものたん」という、耳を大きく広げて(情報をとるため)、手に取材手帳とペンを持っている犬(たぶん)のキャラクターです。以前は私、「どうしてこんな、子どもっぽいことをするのだろう。恥ずかしいじゃないの」と思っていました。
でも。コロナ禍でより学生に響く授業PPT作成の話を、大学人としていて、心を入れ替えました。ある男性の教授が「息子に言われたんですよ」と披露してくれた話です。「お父さんは絶対にやらないと思うけれど、PPTの端に動物の絵が入っているようなものは、受けるんだ」と。
そうなんだ…。女子学生だけでなく、男子学生もどんな感性なのだと知って、ちょっとショックでした。確かに近年は、若い男性も人形をいくつもリュックにぶら下げていたりしますからね。
私は管理職経験もないし、15歳下の記者仲間にため口で話されるし(?)、自分の同世代よりは感覚が若い人に近いつもりでいたのです。でもやっぱり、だいぶ違っていました。それで心を入れ替えたのです。
大学キャラクターが出てきたら、関心を持って観察するようにしました。確かにその大学に親しみを持つ上で、プラスかもしれません。オープンキャンパスに来るのなんて、高校生ですからね。でも私が「いいな」と思うものは、なかなかありませんでした。
その中で「これはいいじゃない!」と気に入ったのは、統計数理研究所のキャラクターです。取材時に「(施設公開などで)来訪者にプレゼントするセットです」ともらったものが、写真です。
賢そうな(シャーロックホームズみたいなかっこうをしている)猫の容姿に加えて、グッズがまたいいんですよ。特に今夏、活躍してくれたのはうちわです。私は仕事では扇子を持参しますがが、アウトドア系だとうちわの方がカジュアルでフィットします。といっても、家電量販店の宣伝モノでは今ひとつです。でもこのキャラクターなら。最適ではありませんか。「一般人のフリをして施設公開に出向いて、もう1セットもらっちゃおうかしら」と一瞬、考えたほど(笑)気に入りました。
統数研は大学共同利用機関の一つなので、教育はごく一部ですし、大学院教育のみ(社会人など多い)です。また、専門も統計(数学の仲間)とあってやや敷居が高い。それでもデータサイエンス(DS)の専門教育(博士号を持つ助教らが受講する)を手がけていて、一般社会の情報収集で触れる機会が近年になく高まっている気がします。クールさと、お近づきになりたい印象と。このさじ加減を反映したキャラクター。といえるかもしれません。
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