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2026年5月

2026年5月16日 (土)

研究室の電気ケトルの自慢

職場において「どうしようかな」と悩むことの一つに、飲料の調達方法があるかと思います。早稲田大学の私の研究室(居室)には水場がないので、「どうしようかな?」というのが、入職当初の楽しい思案の一つでした。理工系の教員の居室だと、石づくりのミョーな流し台が使われていたりするのですが、「あれは実験室にもなる部屋を、居室として使っていたからなんだな」と、大人になった今は分かります(学生時代は分かっていませんでした)。

家電量販店の店先でだいぶ悩みました。オフィスで共用するような電気湯沸かしポット(お湯を沸かして保温する)は大きすぎます。一人暮らしで使うような、小ぶりの電気ケトル(湯沸かし)も多数、あるのですが、決め手に欠けていました。その中で、「これこれ!」と発見してお気に入りになったのは、カップ一杯分だけのお湯を沸かせるスリムな小型電気ケトルでした。

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写真で説明します。奥左のベージュ色で持ち手が付いたものが、その電気ケトルです。手前左のカップ1.5杯分(300ml)のお湯が沸かせます。おしゃれでしょう~!? 普段は一人なのですから、これでお茶を楽しみます。ちなみに二つ並べたカップのブランドは〈アフタヌーンティー・リビング〉。可愛いけれど子どもっぽくないデザインが好みです。手前右は珈琲を入れる時のドリッパーと、それを置くためのカップです。

奥右のステンレスポットが、中身の温度を保つ真空断熱ボトル(500ml)。朝日新聞の購読半年分のカタログプレゼントでゲットしました。〈温かいor冷たいのをキープした水筒〉として使うケースもありそうですが、持ち歩きには少し重い気がします。私は「朝、二杯分の水を汲み入れて部屋に持ってくる用」&「お客様が来る時に電気ポットで200mlを2回、沸かしたお湯を入れておく保温用」です。帰宅前に片付ける段階では、これらをプラスチック籠に入れて、水場に持って行きます。どうです、手配はばっちりでしょう? 

この「デザインの素敵なグッズを研究室に配置していく」のが、ここしばらくの楽しみでした。おしゃれなものは次々と、自宅から大学の部屋に拠点を移しています(笑)。だって自宅は古い賃貸マンションで自室(仕事部屋を兼ねます)は和室。たま~にお客様を迎えるとしても別の部屋を使いますし、自室は完全に生活の場、機能第一です。それに対して早稲田の部屋は、雰囲気のよい〈別荘〉なのですよ。

でも。これも重要な仕事のため、です。私の強みは、記者時代の取材先をはじめ、大学支援や政府関連の活動で培って来た人的ネットワークです。相互に有用な情報を交換する場として、大学の部屋を活用します。となると、素敵な方がよいではないですか。これって大統領が、国賓級の方を〈別荘〉でおもてなしするのと似ていますよね。言い過ぎかしら(笑)。ご関心のある方はどうぞご連絡くださいな。来訪者に役立ちそうな情報を集めて、お茶セットを整えて、お待ちしています。

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2026年5月11日 (月)

熊大のシンポ、大隈姓と私の肩書

熊本大学の軽金属材料研究拠点によるシンポジウムに、パネルディスカッションのパネリストとして出席してきました。特別講演は「熊本県近代文化功労者表彰となった超々ジュラルミン(世界最強のアルミニウム合金)開発の五十嵐勇博士を、もっと県民に知ってもらおう」「ネオジム磁石(世界最強の永久磁石)でノーベル賞候補の佐川眞人博士の話で、学生ら若い人に刺激を受けてもらおう」という狙いで企画されたもの。ディスカッションは材料イノベーションについてでした。正直言って最初は、「80代の佐川先生の講演は、学生に参考にならないのでは」と思っていました。私自身、女性活躍の話をする時など、「年長者のキャリアそのままの話をしても、20代には『時代が違うでしょ』と思われる」と気を付けていますから。また「学生も土曜の午後に駆り出されて(聴講が少なすぎるとかっこ悪いから)大変だな」と思っていましたが、寝ている学生がほとんどいなかったのが驚きです。内容がおもしろく聴講者は皆、勇気づけられたようです。佐川先生の話を聞いた学生には、「もしかしたら自分だって、ノーベル賞候補になるかも!」と思った人もいることでしょう。写真は会場案内のパネルです。

Photo_20260511153201パネリストには地元のオオクマ電子の大隈恵治社長(東京理科大出身)もご出席でした。そこで早稲田大学創立者の大隈重信侯と同じ、珍しい大隈姓について、懇親会でおしゃべりしました。この大隈姓はやはり希少(全国で約5000人)とのこと。福岡県に多く、佐賀県や大分県にも見られるそうです。早稲田の大隈さまも佐賀県出身です。それからこちらはWeb情報ですが、隈のヨミとして、クマもスミもあるとのこと。大隈姓をオオスミさんと呼んでも、「間違えですよ」と偉そうに指摘しない方が、よいかもしれません。また前日、熊本城に遊びに行っての展示資料で知ったことは、「かつて〈熊本〉を〈隈本〉と称していた時代がある」ということです。なんと。さらに今時の話題でいうと、各地で被害を出している野生の熊は、九州では絶滅しているのだそうです。うーん、クマさん、話題に事欠きません。

では姓からシフトして肩書で。私は今回、「元日刊工業新聞社論説委員兼編集委員」としての登壇でした。二つ前の所属・役職なので、〈前〉どころか〈元〉の呼称です。大臣とか企業の会長なら、元の呼称も迫力あるけれど、「この人、何?」との印象を聴講者に与えるのではないか、と少し気にしていました。でも主催の隈本大学、おっと違った熊本大学が探していたのは「材料イノベーションについて語れるメディア人」でした。そうなると地元メディアでは適任者がいなくて、私に声がかかったのです。仲介してくれたのは、かつて東大発の材料ベンチャーの経営に携わっていた人で、久方ぶりの再会でした。持つべきものは友、いえいえ仕事相手も大切に(笑)。ありがとうございました。科学技術と大学の研究・教育・社会貢献の議論でしたら、メディア人でなくなったこれからも話せます。大学人としてであれば、東京科学大学と早稲田大学とタイプの違うところを近年、見てもいます。皆様、どうぞご贔屓くださいね~。

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2026年5月 3日 (日)

大学用PC入手に苦労する

職場のパソコン(PC)は貸与されるのが当たり前だと思っていたのですが、私は早稲田に研究員の形で入ったので、ちょっと様子が異なりました。「外部研究費を獲得して、PCも文具も物品は研究費から出すものですよ」とのことなのです。そ、そうなんだ…。仕方がないので、とりあえず自費で購入することにしました。といってもPCは得意ではないので「私のIT系その他の師匠であるKさんに相談を!」と即断です。10年前の個人PCも(実は家族のものも)、その10年前のものも、Kさんに選んでもらっているのです。

ただし今回は、いつももとちょっと異なりました。プライベートでKさんに驚きの転身があったからです。舞い上がるような幸せなできごとが起こったのです。それで「私のPC相談なんかに  乗ってくれるかしら…」という不安でいっぱいでした。「Kさん、おめでとうございます。幸せでご多忙だと想像しています。でも私のPC相談も少々…」「大学にPCがないと仕事にならなくて。いつまでも自宅PCでというわけには…」「えっ、旅行中。それは申し訳ない。いつ頃なら可能かしら?」「今週はだめだけど△日頃ならとか、電話よりメールならとか、様子を教えてくださいな~」「ポイントだけ教わったら、自分でWebで購入できると思うから」など、言い方をあれこれ変えながら何度もアタック。なかなか話してくれない取材先に、あの手この手でアプローチしているみたいでした…。

そりゃあ、普通の家電製品なら私だって一人で選べます。「冷蔵庫 選び方」でWeb検索して、自分が重視する条件のところだけメモして、家電量販店の販売員さんに相談するというのがパターンです。でも。PCは機能がさまざまで難しすぎます。そのまま店に行ったら、不要な機能満載の高額品をつかまされているに決まっている…と必死でした。

結果。楽天のWebで、中古ノートパソコン、レッツノート LVシリーズ 14インチ。「メモリは16GBね。8GBなんて買ったらだめだよ」「ストレージは山本さんの使い方なら、256GBで十分でしょう」ってアドバイス。Kさん、ありがと~。それからWebでみて外観は、「新品」の次の「Sランク」をセレクト。傷がたくさんあったりすると気分がへこむから多少、値が上がっても良い方を、と。おまけの新品マウスはピンクでこれもまた嬉しい。約7万円で注文翌日に届きました。

次は早稲田大学学内のITサポート部隊のところに出向きました。CTLT(Center for Teaching, Learning and Technology)という部門です。私が購入したPCは、マイクロソフトのワードやエクセルからなる「MS Office」ではなく、その互換型の「WPS」ライセンスが付いたものでした。が、自分で手続きが必要でしたし、大学が法人で契約しているMSの方がいいはずなので、MSにしてもらったのです。あわせて他の操作などもあれこれ教えてもらいました。

ここで驚いたのは、サービス支援の職員さんがそれっほど詳しくなかったことです。私の質問に「なんでしょうね~」とつぶやいてWeb検索で調べて、一緒にみていく感じで、意外でした。会社だと社内のIT担当は専門性が高くて、それだけに何を言っているか分からなかったり、向こうは会話コミュニケーションが苦手なので(理系オタク)やってもらうだけにしちゃったりするのに、そういう職員さんではないんだ?!という驚きです。さらにびっくりしたのは「研修中」と札を付けた学生が、側にいてやりとりを聞いていたことです。学生がITスキルを身に付けながら教える側に回るようになる(たぶんアルバイト)、その研修のようです。大規模大学だと学生をはじめ、ヘルプが必要な人がものすごく多いでしょうし、Kさんのような上級者でなくても、私が困っていることくらい対応できるケースは多々、あるということだと理解しました。なるほどね~。

そうして稼働しはじめた私のPC。サイズが大きめのこともありキータッチもいいし、なかなか具合がよいです。ただランクSを購入したにも関わらず、それなりに傷が蓋にありまして。私の使い方がいかにきれいか(「10年使ったってこんなにはならない…」と思いました)と知った次第ですが、知ったところで好転するわけではないので、私好みのシールを貼りました。Photo_20260503183101 写真はこのPCの蓋を閉じたところです。あっ、蓋を閉じて自分が見た時に楽しめるように張ったので、パナソニックの文字と上下が逆になっていますね。英国の有名な「フラワーフェアリー」という、さまざまな植物の妖精のデザイン画のシールです。マイPCへの愛情が高まります。いいの、自費PCだもん。貸与でないのだから、これくらいは自由にしちゃいますよ~!

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